2021年 12月 17日
12月17日(金):道の駅からのシンキング |
先週の日経MJには道の駅に関する記事がありましたので、それに付随したシンキングネタをお届けします。
同記事によれば全国のにおける道の駅の施設数は約1,200となり、この20年で2倍近くに増加しているとのことでした。
これら全国の施設には年間で延べ2億人が訪れ、売上の合計は約2,500億円にも達すると言います。
なかでも年間の売上が10億円以上ある施設は22ヶ所あり、年間の利用者が100万人以上の施設は32ヶ所もあるそうです。
記事には年間の利用者が200万人を超える施設も紹介されており、この来場者数は「よみうりランド」などのテーマパークに匹敵する集客力だとも説明されていました。
かつては長距離移動の休憩所、地元産品の販売所的な位置づけであった道の駅ですが、今では道の駅自体が魅力あるスポットになり、人を呼べる場所になりつつあることが見て取れます。
実際に一部では道の駅に隣接する形でホテルを建設する動きも出ていて、観光を担う役割を帯びてきているのでしょう。
そうしたなか、私が住む神奈川県の茅ヶ崎市でも道の駅の建設が進められていますね。
ただ当初は来春(令和4年3月)に開業予定でしたが、コロナの兼ね合いもあって現段階ではオープンが令和7年7月にまで延期されています。
そんなこともあって茅ヶ崎市の道の駅整備事業のほうでも、基本計画策定から5年が経過し、なおかつ現在のコロナを踏まえながら、道の駅の在り方について再検討をしているようですね。
現状の社会情勢を踏まえて留意するべき点はなにか、道の駅に盛り込むべき機能はなにか、そのあたりを市民に問うアンケートなども実施しています。
コロナ以前と以後とでは消費のスタイルも変わっているだろうし、道の駅がさらに増えていけば施設間の競争もこれまで以上に厳しいものになっていくから、ここで道の駅の在り方を再検討する意義はあると思います。
それでは、いつも通りここからシンキングです。
「もし、あなたが市の道の駅整備事業の担当者だったら・・・」、これが本日のお題ですね。
道の駅が増えて活況を呈しているなか、施設間競争やアフターコロナも見据えて魅力ある道の駅として、どのような姿を描くでしょうか。
ぜひ時間を作ってシンキングにトライをしてみてください。
それでは、また!
by biz-365
| 2021-12-17 18:25
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