2021年 07月 26日
7月26日(月):ファンコミュニティを模索する百貨店 |
先般の日経MJには「百貨店のファンコミュニティ そごう・西武、販促に新手法」と題した記事がありました。
内容はそごう・西武は共通の趣味や関心事を顧客同士が語り合うファンコミュニティの運営に乗り出すことを報じたものです。
具体的には9月下旬にファンコミュニティサイトの「マニア区」を起ち上げ、サイトには「日本酒蔵元巡り区」「カスタード区」「うつわ区」「イケセイ区」「カレー区」の5テーマを用意するとのことです。
会員制で利用料は無料、マニア区ではユーザーがお気に入りの画像や体験談のシェアなど、ファン同士の交流する場とし、そごう・西武の社員もそこに参加して情報発信をすると言います。
こうした場を設ける意図は従来のような年齢や性別といった属性、また購入履歴からの販促に難しさを感じてのことでしょう。
近年はユーザーの価値観が多様化していて、これまで以上に個々の関心事を掴んでおかないと効果的な情報発信ができない、との問題意識があったようです。
この点は昨日まで記してきたリテールタイプや企業とユーザーとのつながり方、信頼の作り方とも少なからず関係してくる話だと思いますね。
特に従来の小売りのように販売時の限定的な接点しか持たない状況だと、この先では難しい状況に置かれていくでしょうから、方向性には合点がいきます。
また旗艦店の西武池袋本店ではツイッターの公式アカウントのフォロワー数が10万人を超えているとのことで、コミュニティにつながる素地はありますね。
個人的には最初に起ち上がる5テーマのなかに「カレー区」があって、良いチョイスだなと思っています(笑)
以前に板橋区周辺に10年ほど住んでいた頃は、よく池袋西武を利用していましたが、茅ケ崎に越してからの10年はほとんど利用がないものの、カレー区だけは興味があります。
ちなみに私がご当地カレーを中心にしたカレーの「ひとりW杯」をはじめたのは、池袋の北野エースが発端でしたからね。(※でも、北野エースが入っていたのは東武池袋・・・)
そんなこんなでユーザーとのつながり方は変わっていくと思うので、私も覚えていた9月以降でカレー区に登録してみようかと思います。
by biz-365
| 2021-07-26 18:08
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