2021年 06月 14日
6月14日(月):「FF」も思考を広げる役に立つ |
昨日はSF(サイエンスフィクション)の豊かな想像力をビジネスに活かす「SFプロトタイピング」が少しずつ広がっている旨に触れましたが、本日も関連した話を少しばかり。
従来の延長線上から一旦離れ、想像力によって意図して思考の枠組みを広げたり、逸脱的思考を試みることで新たな発見、機会の創出が得られるのは確かでしょう。
やはり私たちは日常のなかで思考が凝り固まってしまいがちですからね。
ただ、なかには空想をすること、想像を膨らませて未来やイメージを描き出していくアプローチが苦手な人もいるはずです。
そうした方にとっておススメな手段は比較的シンプルな「FF」をしてみることです。
ちなみにFFはゲームのファイナルファンタジーではありません(笑)
ここで言うところのFFは「Fast Forward」、つまりは「早送り」ですね。
平たくいえば現在を起点にしてアタマのなかで時計の針を進めていき、先々でどのようなことが起こりえるのかを考えてみるアプローチです。
早送りする際のポイントは「潮流(メガトレンド)」や「変化を与える要因」を踏まえることですね。
例えば現状でいえば「新型コロナ」や「デジタル」、「AI」、「超高齢社会」に「人口減」など、現在進行形の構造的な変化やテクノロジー、それによる価値観の変化、ライフスタイルの変化といったものがそれに当たります。
それらの要因を絡めながらFFをしていくことで、おぼろげながらに見えてくるものが出てきます。
図式化すれば次のような感じでしょうか。
「事実(現状)」×「変化を与える要因」×「時間の早送り」=未来の輪郭
現在起こっている事実に対して変化を与える要因を掛け合わせ、その状態で時間を倍速していくこと、詳細はわからないまでもその先で何が起きえる可能性があるのか、輪郭はつかみやすくなりますね。
そうやって起こり得る可能性が見えてくれば、そこから逆算する形で必要とされるものは考えやすくなるはずです。
いつもいつも空想ばかりでは現実離れをしてしまいますが、時にSFプロトタイピングやFFをしてみることは、思考の枠組みを広げるために有意義だと思います。
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by biz-365
| 2021-06-14 18:02
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