2021年 02月 28日
2月28日(日):(横浜+川崎+相模原)×(野球+バスケットボール+サッカー)=∞ |
今週末にはサッカーJリーグの新シーズンが開幕して、早速ながら各地で熱い試合が展開されていました。
未だコロナ禍で制限はあるものの、やはりサッカーのある週末、日常は良いですね。
さて、そんなサッカー界にとって直近でのひとつのトピックスは先般に報じられたJ2に所属するSC相模原への株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)の経営参画でしょう。
具体的には2021年4月にSC相模原の株式19%の取得とトップスポンサーとしての協賛を開始する予定で、既にJリーグ理事会での承認を得ています。
周知の通りDeNAは横浜DeNAベイスターズの経営で見事な手腕を発揮して観客動員数を増やすなど目に見える結果を出してきたほか、Bリーグの川崎ブレイブサンダースも含めてプロスポーツのマネジメントをしてきました。
とりわけ試合観戦のエンタメ化という部分ではノウハウがあるから、そのあたりのエッセンスはSC相模原にも注がれていくことでしょう。
SC相模原は元日本代表の望月氏がクラブを起ち上げ、社会人3部リーグからわずか6年間で最速のJリーグ参入を果たし、これまで市民クラブとして奮闘してきました。
そうやってJリーグ参入を目指す市民クラブにとっては、一定のステージに立つことでこうした大きなスポンサーを得て更なるステップアップが目指せることは、ひとつの励みになるし、良い道筋をつくったとも言えますね。
一方のDeNAは、これで「横浜」「川崎」「相模原」と神奈川県内にある全ての政令指定都市をホームタウンに持つプロスポーツチームへの関与になると同時に、「野球」「バスケットボール」「サッカー」とメジャーなプロスポーツに携わることになります。
少なくとも神奈川県内においては、このうえなく地域×スポーツとして影響力を発揮していくことができるはずだし、県内の活性化には期待もかかります。
(横浜+川崎+相模原)×(野球+バスケットボール+サッカー)=∞
その可能性を表現すれば、先のような公式になるでしょうか。
ただ、同じプロスポーツでも野球とサッカーでは、異なる部分が多分にあるのもまた事実です。
相模原は今後、ホームスタジアムをどうするかの問題もありますが、シーズンでの試合数が野球とサッカーでは大幅に違い、サッカーの場合は4分の1ほどしかありません。
観客動員を増やすのは必須ですが、そこから得られる収益の伸びには上限もあるから、こうした面のマネジメントには難しさがあります。
そして何より試合の結果がクラブを左右する度合いが決定的に違いますね。
野球の場合は負け続けて最下位でシーズンを終えてもスタジアムが満員であれば、それで問題はありませんが、サッカーの場合は負け続ければ降格してカテゴリーは下がるし、それによって他のスポンサーが離れるほか、選手の流出も起きてきます。
そして野球以上に選手の移籍市場は開かれたものになっているから、その流動性は非常に高いのが特徴ですが、そうしたなかでチームのスタイルや育成、そして勝利の両立を図っていくことが求められます。
それだけに、DeNAの経営参画でSC相模原がどのようなチームになり、どのような経営をしていくのかは純粋に楽しみですね。
私は湘南ベルマーレのホームタウン在住ですが、相模線が通る駅でもありますから、SC相模原は今まで以上に応援をしていこうと思います。
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by biz-365
| 2021-02-28 17:52
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