2020年 01月 26日
1月26日(日):「当たり前」に関する3つの観点 |
本日はタイトルにもあるように、「当たり前」という言葉をもとにした仕事上で大切な3つの観点に触れようと思います。
まず1つ目は「当たり前のことを当たり前にやる」、ですね。
これは多くの人が自分の育った家庭で、学校で、あるいはスポーツをしているなかで指導を受ける事柄だと思います。
要は基本的な事柄をちゃんとやりましょうね、という話です。
先般には社員に対して仕事の基本習慣について話をする場面がありましたが、これなどはまさにそれに当たります。
社内では基本動作として6つの習慣(思考習慣や整理習慣、勉強習慣など)が定義されていますが、それらを日々の中で当たり前にできるかどうかは、ことのほか大切です。
この基本習慣が徹底できていれば、仕事における実務処理能力は間違いなく向上するし、それが自分の仕事人としての強い足腰、基盤になります。
役職や立場が変わることで仕事の内容が変わったとしても、それを紐解いていけば全てはこれら基本習慣で対処できるものでもありますからね。
先に記した「当たり前のことを当たり前にやる」があってこそ、日常が保たれ、日常が創られていきます。
次いで2つ目は「当たり前を引き上げる」、との観点です。
これは当たり前の水準、自分にとってのスタンダードを引き上げていく、という意味合いです。
例えばAさん、Bさん、Cさんの3人がいたとして、ある事柄に対するAさんにとっての当たり前の水準と、Bさん、Cさんのそれは違うものです。
この当たり前の水準がどこにあるかは思いのほか重要で、人は自分にとっての当たり前の水準に則って日々を過ごしているから、これは時間と共に差を生む要因になると捉えています。
ここで大事なのは周囲との競争意識でそれを引き上げるというよりは、当人のなかで過去の自分よりもより良くなっていくように、自分の当たり前を書き換えることができているか、だと思っています。
そして3つ目は「当たり前を疑う」ことです。
こちらは自分が当たり前だと捉えてきたこと、あるいは周囲や世の中にとって当たり前だとされていることについて、果たして本当にそうなのか、といった投げかけ、問いかけをすることですね。
凝り固まった思考に捉われない、柔軟に発想する、新しい視点で物事を捉え直す、などといったことになります。
そうすることで何か新しいものを生み出し、飛躍をさせていく創造性の部分です。
これらが「当たり前」に対して大切にしたい3つの観点ですね。
「当たり前のことを当たり前にやる」は換言すれば「徹底」だと言えるし、「当たり前を引き上げる」は「改善」、そして「当たり前を疑う」は「変革」とも言えるでしょうか。
ひとつ言えるのは当たり前を突き詰めた先に広がる世界があるから、まずは自分のステージにあわせた「当たり前」をやっていくことだと思います。
by biz-365
| 2020-01-26 17:36
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