2019年 10月 05日
10月5日(土):「プレー強度」と「試合日程」 |
昨日に続いて本日もスポーツの話を少しばかり。
本日はラグビーW杯の日本代表戦もあって、私も細かなルールが分からないながらも試合をテレビ観戦していました。
結果は見事な勝利で決勝トーナメント進出を限りなく手繰り寄せた感じですから、あとは最終戦に期待です。
さて、この試合を見ていて感じたことのひとつはプレー強度と日程についてです。
予選で3試合目に突入したわけですが、見ている限りは非常に高いプレー強度などが維持されています。
そうしたものが担保される背景として深く関係するのは試合日程の部分ですね。
日本代表でいえば初戦が9月20日(金)で2戦目が9月28日(土)だから、この間は中7日間の調整期間があり、今回の第3戦が10月5日(土)で中6日、予選の最終戦は10月13日(日)で中7日となります。
これは非常に余裕のあるスケジューリングだと思いますね。
大会全体でも9月20日に開幕して、最後の決勝が11月2日ですから、都合42日間の約1か月半にわたる期間です。
一方、サッカーのW杯だと開幕から決勝までの期間は約1ヶ月となっています。
ラグビーは出場国が20チームであるのに対して、サッカーの場合は32チームで、それを1ヶ月のなかで決勝までを行う日程だから、スケジュールは相当に過密になります。
予選でいえば概ね中4日で試合をすることになるし、その後は状況によっては中3日での試合を迫られるチームも出てくる恰好です。
サッカーの場合は90分間が走り通しのスポーツだし、決勝トーナメントにいけば延長線にもつれこんで120分間の試合になるケースも少なくありません。
この状態で中3日、あるいは中4日だとリカバリーは非常に難しくなります。
しかも、この中3~4日の間には様々な試合会場への移動も必要で、前回の開催国となったロシアや前々回のブラジルのような国土の大きな国だと、その移動距離だけでも数百キロに及ぶのでコンディション維持もままなりません。
そうなると準々決勝や準決勝など、勝ち上がった強豪同士の非常に面白い対戦カードでありながらも、選手は満身創痍に近づいていき、プレー強度としてのそれを維持するのは難しくなっていきます。
そうした状況を踏まえるとラグビーW杯というのは、選手にとっては非常に好ましいスケジュールになっているように思えました。
サッカーの場合は各国リーグを終えてから、次のシーズンが始まるまでの限られた期間でW杯を行っている現状があるから、開催期間を伸ばすことひとつをとっても多方面との調整が必要でそれが難しいのも分かります。
ましてW杯となれば巨額のお金が動いているのも事実でしょうからね。
ただプレーをする選手やそれを見る側のファンのことを考えると、大会運営の在り方にも一考の余地があるとは感じますね。
サッカーもW杯をより良いものにしていく意味で、他スポーツからも真摯に、また貪欲に取り入れられるものを学んでいくのが良いと思っています。
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by biz-365
| 2019-10-05 22:47
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