2019年 06月 07日
6月7日(金):「カオス」と「爆発」 |
昨日は仕事における私の秘かな楽しみについて触れました。
そのなかで個々の内面は成長につながる良好な変化の芽、それと並ぶような種々の課題、そうしたものがマーブル模様のように雑多に混ざり合ったカオスである旨を記したと思います。
これは個人にも、そして組織にも言えるのですが、内側に様々な要素が混ざり合って充満したカオスを内包させているのは大事なことですね。
なぜなら、それがある種の爆発を生むような面があるからです。
ビックバンによって空間や時間が生まれたとの仮説や、寿命を迎えた惑星の超新星爆発もそうですが、それらの爆発が次なる何らかの起点を生み出します。
ちょうど数日前には小川さんと食事をしながら「爆発」について談義をしていたところだったのですが、こうした爆発というのは個人・組織をひとつ次のステップへと浮揚させる作用があります。
こうしたカオスとしての混沌は「不確実性」とも捉えることができるし、結果についていえばそれが上ブレしたり、下ブレする「触れ幅」にも相当します。
カオスがないような、何もかもが整然とした状態であれば確かに安定はするはずです。
不確実性が小さく、結果の面で上下の振れ幅が小さいことはマネジメント上では重要だし、それによって計算が立つことは間違いありません。
でも、その点ばかりに終始してしまうと予期せぬ成功のような意外性や、一気に物事を推し進めるようなブレイクスルーが乏しくなる面も出てきます。
これはこれで面白味が無くなってしまうとも言えますね。
個人や組織において目に見える結果や成長は、そのままストレートにプラスな要素です。
一方の失敗や未達が不要なのかといえばそうでもなく、そこでの未達に終わったことの悔しさや反骨心が次に向かうエネルギーを生み出すこともあれば、失敗が次に向けた創意工夫の発端になることもあるからです。
それだけに良い面も、そうではない面も含めて雑多なものが混在したカオスが次なるエネルギーや爆発を生む土壌になっていくものと思っています。
この点は組織における人間模様についても同様なことが言えるでしょうかね。
そこでも個々の「色」というものが鮮明であればあるほど、それが相互依存によって混ざり合うなかで複雑怪奇な模様、アートを生み出します。
また形でいえば均質な丸の組み合わせで作ることができるものには限りがありますが、凹凸のあるいびつなパーツが数多くあるほうが、その組み合わせによってできる造形にも幅が出る通りです。
カオスに人間模様、こうした様々な要素の混じり合った中にこそエネルギーも爆発もあるので、そのような点も大事にしながらチームが育っていけば良いですね。
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by biz-365
| 2019-06-07 18:23
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