5月20日(月):「情動」と「アート」 |
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2019年 05月 20日
昨日のブログでは茅ケ崎美術館へ行って「形情」という企画展を見てきた旨を記しましたが、本日も関連したことをもう少しばかり。 展示では幾何学的な模様と色を組み合わせた抽象画で、それぞれの絵を前にすれば何かしら感じるものがあります。 それは言語化できないものもあって、直感的にこれは「好きだ」と思うものもあれば、比較論で「ちょっと違うな」と感じるものもあります。 これは子供であっても同じで、絵の意味やアーティストの背景などは何も知らなくとも、そこに並んだ絵のなかで、どれが一番気に入ったかを聞けば、どれかひとつを選びます。 それに対しては言葉で理由を明確に説明できないけれども、心象に残る何かがあったからに他なりません。 それは「斬新さ」や「衝撃的」なものかもしれないし、「心地良さ」かもしれません。 いずれの感覚であったとしても、何か心が揺れ動いたり、そこにフィットするものがあったということでしょう。 こうやって目の前の事物に対して、あるがままに感じる、心で見るような時間は必要ですね。 昨日も触れたように現代の日常はアタマで考えることが優位になっているし、こと仕事に関していえばそれが求められる面も多分にあるからです。 でも、アタマで物事を考えているだけでは頭打ちになる部分もあるし、見落としてしまう大事なこともあると思っています。 だから「感じる」という面に意識を振り向けるのは大切なことでもあるでしょう。 少し話は飛びますが、先般の日経MJには「情動で自由な発想を 斬新なアイデア生むアート思考とは」と題した記事がありました。 そのなかではビジネスの思考の歴史として2000年代ごろの「ロジカル思考」、続く2010年ぐらいからの「デザイン思考」、そして2015年あたりからの「アート思考」という流れに触れていました。 ロジカル思考は論理であり、それによる理解としてアタマで考える部分が強くあります。 デザイン思考はそこに感覚的なものが入ったもので、共感を生んでいく土壌にもなります。 そしてアート思考はもっと情動的なもので、例えていうなら「詩」のようなものだと表現をしていました。 深い解釈は分からないけれども何となく良い、といった具合に心がそこに感じ入るようなイメージでしょうかね。 これら3つはどれが良いという話ではなく、いずれも大事なことであって、前面に出てくるものがそのように変遷をしつつあるということです。 なぜ、このような流れになるのかといえば「有形から無形へ」がひとつのキーワードだと思います。 社会や経済、商品であっても有形のものが極まっていけば、その先では無形のものに重きが置かれていくのは、これまでの種々の世界を見ていても道理でしょう。 また「外から内へ」の流れもあって、外側が固まってくればその先で意識が向かうのは内側の内面に対してです。 最近はそうした動向を表すかのように書店のビジネス書や新書のコーナーを見ても、アートに関する書籍は増えましたね。 「ビジネスの限界はアートで超えろ!」「世界のビジネスリーダーがいまアートから学んでいること」「ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと」「世界のエリートはなぜ『美意識』を鍛えるのか? 経営における『アート』と『サイエンス』」「教養としてのアート 投資としてのアート」等など、いろいろある通りです。 ただ、こうしたトレンドがあるからアートに関心を持ったほうが良いですよ、なんていうつもりは毛頭ありません。 私は美術館を訪れるにしても単に文化的な空間、落ち着きが心地よかったり、単にいろんなものを見聞きするのが好きだからそうしているだけです。 そして人間、動物の本来的な部分として直感的に何かを捉えたり、心でものを見て情動的である面を大切にしたいと思っているから、ですね。 トレンドだから、などという捉え方をしている時点で既にアタマで物事を考えている状態でしょう(笑) アートというのは情動へアクセスするひとつなので、自分が直感的に良いと思う領域でそれをしていくのが良いと思います。 ---------------------------------------------------------- フィットネスビズのトレーナーブログを開設しました。 こちらも毎日更新をしているので、是非ご覧ください! ■「目指すはフィットネスビジネストレーナー」 ----------------------------------------------------------
by biz-365
| 2019-05-20 18:08
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