2019年 05月 18日
5月18日(土):議論を尽くして改善へ |
本日は別なことを書こうと思っていたのですが、急遽予定を変更してサッカーに関することを少しばかり。
というのも昨夜に行われたJリーグの浦和レッズ対湘南ベルマーレの一戦で、Jリーグ始まって以来とも言える誤審があったためです。
ネットでもスポーツ欄では結構なニュースとして取り上げられているのでご存知の方もいるかもしれません。
問題のシーンは浦和レッズが2対0とリードした前半30分過ぎに、湘南ベルマーレの選手が放ったシュートがポストに当たったあとで明らかにゴールラインを超えてネットを揺らす場面がありました。
ピッチ上にいる相手選手も含めてゴールを認めているのは誰の目にも明らかでしたが、結果として審判のミスジャッジにより、ゴールが認められないまま試合が続行されてしまったのです。
試合はその後、後半に入って湘南ベルマーレが同点に追いつき、さらにはアディショナルタイムに劇的なゴールを決めて逆転勝利を収めました。
結果的に湘南ベルマーレが勝利したから良いものの、あのまま敗戦であれば今以上に論争になっているし、勝ち点の問題等も出てきたことでしょう。
選手からも誤審にも屈することなく逆転勝利という「美談で終わらせるべきでない」といったコメントをしていましたが、この点はまさにその通りですね。
こうした事例があるとゴールラインを割ったかどうかの機械判定である「ゴールラインテクノロジー」や、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)としての映像判定導入の是非へと必ず話題は及ぶはずです。
個人的にはテクノロジーに頼り過ぎるのもどうかとは思うところもあります。
プレーをしている選手も人間なら、ジャッジをする審判もまた人間であり、審判もまたサッカーの一部、試合の一部でもあるからです。
だから時に微妙な判断のアヤというのもありますが、それを含めてサッカーだと思うし、「サッカーはアートだ」と表現する人も多く、それもまた人間が織り成すものの一部でもあるからです。
ただ、それはあくまでも微妙な判断のところの偶然性、不確実性であって、今回のような明らかな誤審はそれをぶち壊しにしてしまいますね。
先の例なら単純にボールの行方を最後までしっかりと目で追っていれば分かる範囲のことであって、サッカーの試合でいえば主審、線審が2人、そして副審という計4人が試合の行方を見ています。
このうちの誰か1人でもそれを見て、しっかりと意思表示をしていれば、こうはなっていませんからね。
だからこそ、こうした点はしっかりと議論を尽くすべきだし、必要があるならば明確な処分も必要だとは思います。
そのような適切な議論を経て何らかのテクノロジー判定を導入するならそれもひとつですが、今回のような誰の目にも明らかな状況を逸脱した判定のために、全体の仕組みが歪められていくのも疑問に感じるところは付いて回ります。
VARなどは判定の公平性を期す意味では良いと思いますが、何か接触や微妙な瞬間があるたびにプレーが中断されるのもサッカーにとって大事な流れを断ち切ってしまい、それもどうかと思いますからね。
いずれにしろ、曖昧な形で事柄を終えるのではなく、しっかりと確認や議論を尽くして次に進んでいくことが大事だし、それがプレーをしている選手にとっても、また試合を見ているファンにとっても重要ではあるでしょう。
特にサッカーの場合は「toto」などもあって、試合の勝敗に対してお金が動いているところもありますからね。
明らかな誤審のようなものがあると、そうした利益誘導が疑われる面もなくはありません。
いろいろな意味で公平性、公開性をもって事柄の解決に努めてほしいと思います。
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by biz-365
| 2019-05-18 17:09
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