5月16日(木):リアル店舗の定額制で考えるべきこと |
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2019年 05月 16日
本日の日経新聞には「外食に広がる定額制」と題した記事がありました。 こちらは動画配信や音楽配信などデジタルコンテンツで広がった定額制としてのサブスクリプションの手法を飲食業で取り入れ始める店舗が増えてきた動向を報じたものです。 カフェのコーヒーから居酒屋、ラーメン屋など、様々な飲食店での模索が始まっている感じですね。 ただ、当然ながらそこには難しさも伴うのが実情です。 同記事の末尾では「動画などデジタルコンテンツと異なり、飲食分野はユーザー増に比例してコストが膨らむ。損益管理を誤れば赤字に転落するもろ刃の剣だ。」と結ばれていた通りでしょう。 デジタルコンテンツの場合はユーザー増に伴う複製コスト、配信コストが非常に低く、ユーザー数が増えれば増えるほど収益性が高まります。 一方で飲食店の場合は利用者が増えても都度の原価は生じるし、利用頻度が増えれば増えるほど利幅は減っていきます。 あとは別な観点としてリアル店舗であれば、常に空間的な制約は伴います。 座席数も多い大型の居酒屋で、なおかつ現状での稼働率が低い店舗であれば何の問題もありませんが、比較的小さなカフェやダイニングの店舗でそれをした場合には、キャパシティの問題が生じます。 限られたキャパシティのなかで定額制を取り入れようと思うなら、来店頻度、来店時間、滞在時間をコントロールできるような仕組みにするか、それを踏まえた綿密なシミュレーションをしない限り、どこかでボトルネックが起きるのは必然です。 リアル店舗でテイクアウト主体ではない滞在型の飲食店の場合、こうした物理空間としての調整がなければ成立はしないでしょう そして新規開業時から定額制のお店として運用するなら良いですが、もともと都度利用のお店が後付けで定額制にする場合には既存のリピーター、特にヘビーユーザーがそこへ移行することになります。 定額制としての人数、売上は増えることになりますが、都度利用からの移行によって減じる売上の部分も想定は必要ですね。 記事では実際に定額制を採用しているコーヒー店のコメントとして「定額サービスは顧客との接点を強める入口になる」との記載がありました。 これは間違いない事実であって、この観点でやる分には意義があると思っています。 一方、この接点とか関係性というものを考えると、そのお店のコンセプトや人というのが重要になってきます。 だからチェーン店には今一つ不向きな面もあるでしょう。 こうした要素を持たない中で定額制の仕組みでつなぎとめようと考えると、これは「お得」という経済合理性のみに限られます。 そして経済合理性のみで利用しているユーザーは、それに見合わなくなったら即座に退会する特性がありますね。 商品特性、コンセプト、魅力、物理空間の諸要素、そのあたりを踏まえて考えるのが大切だと思っています。 ---------------------------------------------------------- フィットネスビズのトレーナーブログを開設しました。 こちらも毎日更新をしているので、是非ご覧ください! ■「目指すはフィットネスビジネストレーナー」 ----------------------------------------------------------
by biz-365
| 2019-05-16 18:27
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