2018年 11月 02日
11月2日(金):ヒット商品から考える |
昨日には日経トレンディから毎年恒例となっているヒット商品ベスト30の2018年版が発表されました。
これを見ると、この1年における消費の動向をざっと俯瞰することはできますね。
「あぁ、こんなものもあったな」と感じるものもあるし、なかには「そんなに売れてたんだね」とヒットの事実を初めて知るような商品もあります。
普段は自分が興味関心を示すものや必要とするものしか商品やサービスの購入はしないと思います。
私がいち消費者であればそれで何の問題もありませんが、仕事柄としてマーケットの動向に触れておかなければならないな、とは常々感じています。
そうしておかないと自分の消費感覚と世間一般の消費行動とのギャップが埋まっていかないからですね。
そんなこともあって、こうした内容にはざっと目を通すことはしています。
実際のランキング等についてはネットなどでも情報はアップされているから、そちらをご覧頂ければ良いとは思います。
こうした類の情報を見る時に、そのランキングだけを知るだけでは、どの商品がヒットしたかというマメ知識を得るだけで終わり、なんかの小話に使うぐらいにしかこの先の用途はありません。
それでは、この情報そのものを消費して終わりです。
そうではなく、今後につながるマーケティング脳を養う肥やしにしていくには、ヒットに至る背景を知ることですね。
具体的には商品を企画した側の意図、アタマの中を自分なりに想像してみることはひとつです。
そしてマーケット側における消費者の行動を喚起した要因、心理は何であったのか、ということです。
せっかくこうした情報に触れるのであれば、そこまではやっておきたいことですね。
そのうえでもうワンステップできるならば、先の要因や心理におけるキーワードを自分なりにワンフレーズでまとめてみることです。
これは思考のアプローチでいえば成功要因を紐解き、さらにはそれを抽象化・概念化して、自分のアタマに格納しておくような流れになります。
そして、さらに次のステップまでやれる人は抽象化したキーワードを自分の事業領域に置き換え、自らの仕事のなかでそれを展開するとしたらどのような形が考えられるのか、それを具体的にアウトプットしていきます。
そこまでいくとヒット商品という具体的事例からの考察、その要因の抽象化、成功要因を自身の事業に応用しての具体例のアウトプットが完結しますね。
ここまでやっておけるとヒット商品を知って終わりという情報の消費ではなく、次につなげるための思考の材料にできると思います。
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by biz-365
| 2018-11-02 18:25
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