2018年 08月 14日
8月14日(火):スタジアムキャンプと施設の賦活 |
本日の日経新聞にはJリーグの鹿島アントラーズの面白い取り組みが掲載をされていました。
内容としては先の週末である8月11~12日にかけて、ホームスタジアムのカシマスタジアムで初の地域住民、ファン向けのスタジアムキャンプを開催した旨を報じたものです。
こちらは夏休みの特別企画ということで、夜はピッチにテントを張ってそこで宿泊しかり、アウェーゲームをパブリックビューイングで観戦、そしてスタジアムフードで夕食など、スタジアムでの宿泊を満喫できます。
そのほか、子どもであればサッカースクールもプログラムのなかに組み込まれていたり、地域の名所巡りや日の出を見に散歩をするなど、大人も楽しめる要素がたくさんです。
今回のキャンプは地元5市なども加盟するアントラーズホームタウンDMOが共催したとのことです。
アントラーズのクラブHPを見てみると、実際のプログラムが掲載されていましたので、以下参考までに。
【1日目】
■ 夏休み体験型アクティビティ 15:00頃から
A:健康プログラム(ウェルネス施設を活用したフィットネスプログラム)
B:スタジアムツアー
C:鹿島神宮「神の道ツアー」
D:夏休み思い出レター
※A~Dのプログラムは選択制となります。
※健康プログラムに使用するウェア、シューズは各自持参ください
■ パブリックビューイング「アウェイ名古屋戦」&スタジアムビアガーデン(アントラーズカレー提供)18:00頃〜
■ スタジアムナイトツアー 20:00頃〜
■ スタジアムライト消灯 23:00
【2日目】
■ 鹿嶋の朝日を見よう! 04:30〜05:00頃
■ 鹿行ローカルフード朝食 06:00〜08:00頃
■ スポーツターフを学ぼう! 08:00頃〜
■ サッカースクール@スタジアムピッチ 08:30頃〜
こうやってサッカーのプロクラブが地域住民との交流の場を積極的に設けていくのは非常に良いことだと思いますね。
クラブがより開かれた場になっていくし、それによってファンの裾野も広がっていくでしょう。
Jリーグが100年構想として掲げるホームタウン活動を地で行くようなものです。
また、今回の取り組みはスタジアムの活用例としてもひとつの示唆を与えてくれますね。
まだまだクラブ所有のスタジアムは少ないのが実情ですが、そうした方向性を後押ししていく意味でもスタジアムの活用度を高め、その潜在的なポテンシャルを最大限に発揮するようになれば投資をしていく余地も出てくるとは思います。
Jリーグでいえば年間のリーグ戦の試合数は34試合で、そのうち半分の17試合がホームゲームとなります。
これ以外にカップ戦などもありますが、要は年間の中で実際に試合としてホームスタジアムが稼働する日は少数に留まります。
それだけに試合以外の期間で、どうスタジアムを稼働させ、単なるコスト負担から脱却できるかどうかが大事なところですからね。
その他、ちょうど10日ほど前には「スタジアムの『位置付け』と『在りよう』は?」と題したブログも記した通りですが、スタジアムをコンテンツとして、またメディア空間としてどう活かしていくか、ということになります。
そしてこの点はフィットネスクラブにおいても同様なことが言えますね。
特にこれは大型クラブであればあるほど、そのハード要素を賦活していく余地があるからです。
日常のルーティン通りの営業をするだけではなく、そこにアイデアと運営力がありさえすれば、フィットネスクラブの在りようをもっと多様化させていけると思います。
いつもながらですが学ぶべき材料はどこにでもあるものです。
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8月1日よりフィットネスビズのトレーナーブログを開設しました。
こちらも毎日更新をしているので、是非ご覧ください!
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by biz-365
| 2018-08-14 23:39
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