2018年 06月 01日
6月1日(金):皆にとっての望ましいチームへ |
昨日は株式会社フィットネスビズの10周年とそれに関連した全社員研修などに触れましたが、本日もその続きをもう少しばかり。
全社員研修の冒頭で私が皆に説明したキーワードは「10 ⇒ 20」というものです。
10年という節目を迎えたなかで、次に意識するところは「20」であるところを示すためのキーワードなのですが、ここで言うところの20には2つの意味を込めています。
それは「2020年」としての「20」と、会社としての20年目に向けての「20」です。
目前に迫ってきた2020年に向けてはALIVEというものを磨き上げ、各自がフィットネスビジネストレーナーとしての成長を果たし、その店舗展開が拡大できる基盤を作りたいと思っています。
それとあわせてこれからの10年ということを考えた際に、何にもまして大切にしていきたいのは企業文化です。
企業としての成長、チームが大きくなっていくなかでは企業文化、フィットネスビズとしてのDNAなど、無形の価値・財産を守りながら発展していかなければならないと強く認識しています。
そうではない規模の拡大は成長ではなく、膨張になってしまうからです。
これではいかに店舗数が増え、規模が大きくなったところで本末転倒だし、それは私も皆も望むところではありません。
そのなかで皆に伝えたのは一人ひとりがそれを担っていく責任を負っていること、その自覚を持ってほしいということです。
特にフィットネスビズのように小さな所帯であれば、ひとりが全体に与える影響力は大きいですからね。
また望ましいチームの在りようというのは「誰かにとって望ましいチーム」ではなく、「皆にとっての望ましいチーム」であるべきだと話をしました。
誰かにとってだけ望ましいチームを作るというのは、そう難しいことではありません。
例えば意思決定者、あるいは上層部が自分たちにとって都合の良いルールを決め、その遵守を求めて管理だけすれば、一部の人間にとって望ましいチームは簡単に実現できます。
あるいは上層部に限らず、現場においても会社の方向性や求められる事柄などには見向きもせず、自分たちが楽しいことだけは一生懸命する形で現場だけをパラダイスにしてしまうことも簡単です。
いずれにしろ誰かにとってだけ都合の良いチームというのは、恣意的に簡単に作れてしまうものです。
でも皆にとっての望ましいチームというのはそういう訳にはいきません。
この「皆にとっての望ましいチーム」は「耳触りの良いもの」でありますが、それを具現化するためには一人ひとりがその実現に向けて努力しない限り絶対に実現しないものです。
誰かがやってくれるだろうという人任せの姿勢、周囲を意識せずに自分だけを主張し続ける思考、そして無関心を決め込むような人間がいれば、それは成立しないからです。
また「皆にとっての望ましいチームなんて出来るわけがない」として、それは理想に過ぎないと一笑に付すことも簡単ですね。
私は生産のコミュニティである会社というチームが単に雇用関係や給与、そして働くということだけでつながる無味乾燥な関係で良いとは思えず、そこを豊かで厚みのあるものにしたいと考えているし、それを作っていけるとも考えています。
ただ、それは私ひとりで実現できることではないから、皆に対して考えていることを共有しながら、全員にそれを担ってもらいたいわけです。
ここはいつも言うところの「人間対人間」をやっていくことでしか実現できないはずなので、私としてはそれを体現しながら形にしていきたいと思います。
by biz-365
| 2018-06-01 19:21
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