2018年 05月 16日
5月16日(水):集合知も全員でつくるもの |
昨日はチームの連帯や企業文化は育む以外に方法論がないとの前提に立つと、個々がそこに対してどう関与していくかが大事になってくる旨を記しました。
育むものである以上、それを担うのは他でもない自分たちであり、好むと好まざるとに関わらず、各々の発する言葉、表す態度、そして行動は周囲に対して必ず何らかの影響を与えます。
また同時にチームに属する個人は会社全体が持つ企業文化から受ける影響についても不可避で、これらは双方向性のあるものです。
それゆえチームに属する個々はそこに自覚的であるべきだし、責任を持って積極関与をしていくことが誰しもにできる貢献だと説明をしました。
そんな企業文化とあわせて個人がチームに貢献できること、大事になってくることのひとつに集合知があると思っています。
最近は社内においても集合知の重要性、有用性を実感しているところです。
会社という枠組みで社内の様々な仕事を見ていると、自分の知識・理解を超えたことが行われているものはあります。
それは私からすれば自分以外の誰かの知をもってそれを担ってくれているということに他なりません。
これは自分では網羅できていないものを補完してくれる人がいたり、そうした内容があることを意味していますね。
これは活動単位が自分一人であったなら、絶対に起きえないことです。
ここ最近の社内の仕事を見ていても、新しい気付きをもたらしてくれる社員がいるし、当然ながら直接的に自分が何かを教えてもらう場面もあります。
また仕事のなかでの新たな提案を通じて、私だったら思いつきもしなかったことを形にしてくれることも往々にしてあるものです。
その他、入社をした社員でもこの組織内にいて様々な知に触れることで、学ぶ意味付けや目的意識がそれ以前とは大きく変わった、という声も聞けています。
いずれについても言えることは、そこに個人の知を超えたものが組織内にあるからこそ生じている事象だということです。
これはチームという単位で仕事をしていることの恩恵だと思います。
そして、この恩恵はチームに属する個々が自分の持っているものをチームに対して与することで成立しています。
加えてここでも双方向性は存在していて、チーム全体の集合知から自分が得るものは大きく、自分が与するものを増やしていくことで更なる集合知が形成され、そこには相乗効果が生まれます。
だから個人としては自分の知を高めるのは大事なことであり、なおかつ高めたものを出し惜しみすることなくチームへ役立てること、それだけでチームへの貢献になるわけです。
昨日に触れた良好な企業文化や連帯、そして本日に説明をした集合知、いずれも個人がチームに対して追うべき責任、果たすべき貢献だと思います。
by biz-365
| 2018-05-16 18:44
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