4月12日(木):「コト消費」と「ホテルの動向」 |
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2018年 04月 12日
昨日のブログではアメリカの映画館から日本のサービス業に目を向け、月会費を無料化するカーシェアリングや一方でハイエンドなサブスクリクションコマースなどを取り上げました。 そこでの説明した通りですが、国内のコト消費においても「合理性重視」と「経験価値重視」に沿った分かりやすい2つの方向性が生じている点に触れたと思います。 そんなブログをアップしていたら、本日の日経新聞にはちょうど「個性競うホテル ロボVS人」と題した記事がありました。 ここで取り上げていたのはHISと星野リゾートですね。 このブログ読者の方はご存知だと思いますが、HISでは「変なホテル」のブランドでロボットを積極活用した効率運営を推し進めています。 同等のホテル規模に対して4分の1の人員で運営し、利益率は6割ということですから、その点は際立っていることが分かります。 対する星野リゾートでは従来のコンセプト型リゾートホテルに加え、都市型ホテル向けの新ブランド「OMO」の展開にあたり、ホテルスタッフが観光案内まで行う旨を発表しています。 例えば「ナイトカルチャー」として、夜の飲食やアミューズメントなど、地元のしか知らないようなローカルな内容、楽しみを満喫してもらうようなサービスで、これを自社スタッフで展開します。 星野リゾートではもともとマルチタスクとしてスタッフの多能工化を図ってきたからこその付帯サービスではありますね。 この両者でいえばHISの「ロボットによる省力化≒合理性重視」で、星野リゾートの「人間によるおもてなし≒経験価値重視」という構図です。 コト消費の代表格であるレジャーにおいても、こうした構図で事が進んでいるということです。 その他、先般の日経MJには「東京で『第4次ホテル戦争』」と題した記事もありました。 同記事の要旨は2020年の東京五輪に向けて新規開業が相次ぐ東京のホテル事情を取りあげたものとなっています。 そのなかでフォーカスをしていたポイントは「宿泊者の交流」を作り出そうとしているホテルの取り組みです。 供用のラウンジ部分を拡充し、そこで宿泊者同士が接点を持てるように「場」としての空間と「ゲーム」などのツールを用意したり、バーを設けたり、といった感じですね。 より際立ったコンセプトを持つホテルでは、文化の発信拠点としての自社を位置付けて、日本のサブカルチャーの体験イベントを実施したり、懐かしの初代ファミコンが置かれていて、外国人宿泊者が楽しく遊べるようになっていたりもしています。 これらは宿泊するという機能だけに留まらず、旅を、もっといえば日本で過ごす全ての時間を楽しいものとして、記憶に残る経験価値を高めようとする働きかけだと言えます。 単なるコト消費という枠組みではなく、そのなかでの細分化されていく方向性をしっかりと捉えながら見ていくことが大切だと思っています。
by biz-365
| 2018-04-12 22:05
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