2018年 01月 23日
1月23日(火):柔らかくいこう |
昨日のブログでは長野への出張だった旨を記しましたが、帰路は大雪の大混乱に巻き込まれてしまいました。
特に首都圏に近づくにつれて遅れが大きくなり、新宿着までに4時間を要しました。
もちろんこれで終わらずに首都圏は電車の運休、遅延のほか、駅のホームには人が溢れて入場規制がかかる箇所もありましたからね。
私が乗っていた電車も途中停車、行き先変更、車内停電なんかもありました。
そんなこんなで新宿から自宅までは通常の3倍ほどの時間が掛かり、都合7時間半を経て無事に帰り着きました。
まあ、こういうイレギュラーの時は仕方がないですね。
雪の懸念はありましたが、私も調整可能な日程が他にないし、先方も同様なので。
ただ、そんな混乱と長時間に及んだ道中でしたが、個人的には極めて穏やかにいられましたね。
こういう場面に際しては自分のなかでの決め事のようなものがあります。
それは「シミュレーション」と「割り切り」、そして「柔らかくいること」の3つです。
シミュレーションは起こりえる事態を想定して準備をしておくに尽きます。
今回は旅程に長野のローカル線もあったから最悪の場合は電車が立ち往生して車中泊もありだな、とまでイメージしていました。
だからPCとスマホについてはできるだけバッテリーを残しておこうと決めていましたね。
その一方で8時間とか電車に缶詰めとなったら時間を持て余すことになるので、タブレットのキンドルには本を新たに数冊入れておき、アマゾンプライムでは「Zガンダム」を数話分ダウンロードまでしてありました(笑)
やはり備えあれば憂いなしですからね。
続いての割り切りはイレギュラー時だから細かい点を気にしないようにすることです。
例えば少しでも早く帰りたいという気持ちが強いと電車が遅延、運転見合わせになるだけでストレスを感じてしまいますからね。
車中泊でも仕方ないと割り切っていれば、仮に新宿や横浜あたりで足止めになってもマンガ喫茶あたりで夜を明かせれば天国のようなものだと感じられます。
もちろん、これは仕事も同様で本来であればこの時間に済ませたいこともありましたが、そのことばかりを考えていてもできないものはできないので、この点も過剰に気にしないことですね。
イレギュラー時にはそうした割り切りができていると、自分のなかで必要以上にストレスレベルを上げずにいられます。
最後は柔らかくいることですが、これもまた自分が心穏やかにいるためには大切なことだと思っています。
先に触れたように電車が運休、遅延、行き先変更、車内は満員のすし詰め状態、車内停電、駅への入場規制など、こうしたものが重なれば誰だってストレスを感じます。
電車が止まってしまえば舌打ちをする人もいるし、満員のなかで身体がぶつかり合ってしまうのは避け難いことなのに、そこに嫌悪感を示す人、そして自分だけはと思って列に割り込む人など、こうした場面にあたっての人間模様は様々です。
だからこそ、そうした人を見たり、直接的に自分が何かを受けても、そこに苛立つのではなく、自分が柔らかく、円くいることですね。
昨日も途中で自分の目の前の座席が空きましたが、他に座りたい人がいるだろうと思って譲りました。
こんな時こそ譲るとか、少し自分がやせ我慢するぐらいで丁度良いのだと思っています。
この点は日頃から何のために鍛えているのかという話でもあるし、男の美学的なことを言えば、そうしたものだとも考えています。
こんなときに青年、壮年の男が我先になんて姿を見せていれば、それは寂しくもあるし情けなくも感じてしまいますからね。
そうやって自分が心柔らかくいることで、喧噪のなかにありながら自分の内側に平静を保つことができるものです。
前述したような3つを意識していたので、私としては7時間半もの道程を考えていた以上に穏やかに過ごすことができました。
かくいう私もまだまだ自分に言い聞かせながらという状態なので、なにか大変な時ほど心柔らかにいたいものです。
by biz-365
| 2018-01-23 23:04
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