2017年 10月 15日
10月15日(日):潜在的な「不」の解消でヒット商品に |
先週の日経MJでは寝具メーカーのエアウィーヴのマットレス「エアウィーヴ ベッドマットレススマート」の売れ行きが好調で、同時期に発売した社内商品と比較をしても3~4倍の受注がある旨が記載をされていました。
この商品の最大の特徴はマットレスが3つに分割できるようになっている点です。
もともとは「マットレスは重くて運ぶのが大変だ」という消費者や運送会社の声に応える形で商品を発想したと言います。
ただ、3分割をしたことでの恩恵は持ち運びに関することだけではなく、それによってマットレスの洗濯が簡単にできるようになったことにあります。
もともとエアウィーヴの特徴として、マットレスがコイル性ではないので水洗いができる利点がありました。
今回の商品でマットレスそのものが小さく分割できるようになったことで、従来の水洗いできる特徴が最大限に強化された格好ですね。
私が使っている高反発のマットレス「マニフレックス」は非常に優秀で商品には10年の保証がついています。
実際に10年の使用をしても壊れることなく十分に使えているので、その点については納得の品質です。
ただ、この10年の間にひとつだけ「こうだったらよいな」と思ったことが、まさしく「水で丸洗いすることができたらな」というものです。
夏場などは、やはり寝ている間も汗はかきます。
地肌に触れるシーツなどは当然のように洗濯をしますが、マットレスそのものも丸洗いができればそれに越したことはないですからね。
また我が家には幼児がいて、これまでは幸いにおねしょをすることはないものの、時にはそういったシチュエーションも想定できます。
そんな時でもマットレスから丸洗いをすることができれば、これは安心です。
マットレスの市場はこれまで「快眠をする」という機能面での競争が主たるものでした。
高反発のマットレスでしっかりとカラダを支えて体圧を分散させる、通気性の良い素材を使うといったことは、どこのメーカーでもなされてきています。
それだけに快眠の機能がベースにありつつ、さらには「手入れ」の面でより清潔感のある状態をつくることができるようにとの観点の重要性が増している気がします。
そのことが同商品の売れ行きが好調な要因であり、マーケットに存在していた潜在的な「不」をしっかりと捉えた点だとも言えるでしょう。
そんなわけで、もし次にマットレスを買い替える時はエアウィーヴも選択肢に入れようと思います(笑)
by biz-365
| 2017-10-15 12:58
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