2016年 11月 19日
11月19日(土):Tiny Stories(タイニー・ストーリーズ) |
今年でユニセフが創設されて節目となる70年を迎えます。
私もユニセフのマンスリーサポートを始めてから、かれこれ10年以上が経過をしましたね。
■ユニセフ マンスリーサポート
http://www.unicef.or.jp/cooperate/coop_monthly2.html?utm_source=googlea&utm_medium=cpc&utm_campaign=monthly
マンスリーサポートをしていると4半期ごとにレポートが自宅に届き、これに加えて毎月のメールマガジンなどがあるので、ユニセフの活動状況や世界の現状に対する理解が自然と深まります。
そんな70年の節目ということもあって、「すべての子どものために、私が望むこと(What I want for every child)」と題したTiny Stories(タイニー・ストーリーズ)、7文の「ちいさなお話」が11月14日より、世界中で「子どもの権利」に関する気付きと知識を共有するために、各国の著名な作家の言葉により紡がれたものが順次、サイトにアップをされています。
そのなかで私が最も心ひかれたのはブラジルの作詞家・小説家であるパウロ・コエーリョという方が書いたタイニー・ストーリーズです。
以下、そちらを転載させてもらいます。
↓↓↓
祖母が手紙を書くところを、男の子がじっと見つめていました。ある時点で、彼はこう尋ねました:「僕たちが一緒に遊んだことを書いてるの?僕の話?」
彼の祖母は手紙を書くのをやめ、こう孫に言いました:「あなたのことを書いているわ。でも本当は、何を書いているかより、私が今使っている鉛筆のほうが大切なの。私はあなたが大きくなったら、この鉛筆のような人になって欲しいの」
その言葉に興味を惹かれ、男の子は鉛筆を見ました。しかし、彼には特別な鉛筆には見えませんでした。「今まで見たことのあるどの鉛筆とも同じだよ」
「それは自分の見方によって変わるのよ。ずっと守れば、世の中と安らかに過ごせる人になれる五つの本質を、鉛筆は持っているの」
「一つ目の本質:あなたは素晴らしいことを成し遂げる力があるけれども、いつも歩みを導いてくれる手があることを忘れてはいけないよ。私たちは、その手を『神』と呼び、神のご意志に従って私たちはいつも導かれているの」
「二つ目の本質:時には、書くのをやめて鉛筆削りを使わなければいけない時もあるでしょう。鉛筆は削られる痛みに少し耐えないといけないけど、その後は前よりずっと尖っている。だからあなたも、何らかの苦しみや悲しみに耐えることを学ばなければいけないよ。なぜなら、それらはあなたをより良い人間にするのだから」
「三つ目の本質:鉛筆は、私たちが消しゴムで失敗を消すことをいつも許してくれる。これは自分が一度起こした行動を正すことは悪いこととは限らない、という意味で、私たちを正義への道の上を歩み続けることを手助けしてくれるの」
「四つ目の本質:鉛筆の本当の価値は外側の木ではなく、中にある黒鉛の芯にあるでしょう。だからあなたも、いつも自分自身の中身に起こっていることに注意しないといけないよ」
「そして最後に、鉛筆の五つ目の本質、それはいつも痕跡を残すこと。まさに同じように、あなたが人生で行うことすべてが何らかの跡を残すことを知っておくべきよ。だから、行動の一つひとつを意識するように努力しないといけないよ」
(ここまで)
子どもに伝えるべき大切なことを物書きであるご自身の道具たる鉛筆になぞらえた含蓄ある素敵な「小さなお話」だと思います。
親であれば子に、上司であれば部下スタッフへ、何か大切なことを伝えるべき場面というのは必ずあるでしょう。
その時にここまで素敵な話としてまとめることはできなくとも、自分なりの言葉、表現というものを持っているのは大切なことだと思いますね。
少しでもそんなことの参考になればと考えて、本日は先の内容を共有できればと思った次第です。
私もユニセフのマンスリーサポートを始めてから、かれこれ10年以上が経過をしましたね。
■ユニセフ マンスリーサポート
http://www.unicef.or.jp/cooperate/coop_monthly2.html?utm_source=googlea&utm_medium=cpc&utm_campaign=monthly
マンスリーサポートをしていると4半期ごとにレポートが自宅に届き、これに加えて毎月のメールマガジンなどがあるので、ユニセフの活動状況や世界の現状に対する理解が自然と深まります。
そんな70年の節目ということもあって、「すべての子どものために、私が望むこと(What I want for every child)」と題したTiny Stories(タイニー・ストーリーズ)、7文の「ちいさなお話」が11月14日より、世界中で「子どもの権利」に関する気付きと知識を共有するために、各国の著名な作家の言葉により紡がれたものが順次、サイトにアップをされています。
そのなかで私が最も心ひかれたのはブラジルの作詞家・小説家であるパウロ・コエーリョという方が書いたタイニー・ストーリーズです。
以下、そちらを転載させてもらいます。
↓↓↓
祖母が手紙を書くところを、男の子がじっと見つめていました。ある時点で、彼はこう尋ねました:「僕たちが一緒に遊んだことを書いてるの?僕の話?」
彼の祖母は手紙を書くのをやめ、こう孫に言いました:「あなたのことを書いているわ。でも本当は、何を書いているかより、私が今使っている鉛筆のほうが大切なの。私はあなたが大きくなったら、この鉛筆のような人になって欲しいの」
その言葉に興味を惹かれ、男の子は鉛筆を見ました。しかし、彼には特別な鉛筆には見えませんでした。「今まで見たことのあるどの鉛筆とも同じだよ」
「それは自分の見方によって変わるのよ。ずっと守れば、世の中と安らかに過ごせる人になれる五つの本質を、鉛筆は持っているの」
「一つ目の本質:あなたは素晴らしいことを成し遂げる力があるけれども、いつも歩みを導いてくれる手があることを忘れてはいけないよ。私たちは、その手を『神』と呼び、神のご意志に従って私たちはいつも導かれているの」
「二つ目の本質:時には、書くのをやめて鉛筆削りを使わなければいけない時もあるでしょう。鉛筆は削られる痛みに少し耐えないといけないけど、その後は前よりずっと尖っている。だからあなたも、何らかの苦しみや悲しみに耐えることを学ばなければいけないよ。なぜなら、それらはあなたをより良い人間にするのだから」
「三つ目の本質:鉛筆は、私たちが消しゴムで失敗を消すことをいつも許してくれる。これは自分が一度起こした行動を正すことは悪いこととは限らない、という意味で、私たちを正義への道の上を歩み続けることを手助けしてくれるの」
「四つ目の本質:鉛筆の本当の価値は外側の木ではなく、中にある黒鉛の芯にあるでしょう。だからあなたも、いつも自分自身の中身に起こっていることに注意しないといけないよ」
「そして最後に、鉛筆の五つ目の本質、それはいつも痕跡を残すこと。まさに同じように、あなたが人生で行うことすべてが何らかの跡を残すことを知っておくべきよ。だから、行動の一つひとつを意識するように努力しないといけないよ」
(ここまで)
子どもに伝えるべき大切なことを物書きであるご自身の道具たる鉛筆になぞらえた含蓄ある素敵な「小さなお話」だと思います。
親であれば子に、上司であれば部下スタッフへ、何か大切なことを伝えるべき場面というのは必ずあるでしょう。
その時にここまで素敵な話としてまとめることはできなくとも、自分なりの言葉、表現というものを持っているのは大切なことだと思いますね。
少しでもそんなことの参考になればと考えて、本日は先の内容を共有できればと思った次第です。
by biz-365
| 2016-11-19 18:43
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