2016年 11月 08日
11月8日(火):「糖質制限」×「桶屋理論」 |
今週の日経ビジネス(11月7日発売号)における特集記事は「糖質制限パニック」でした。
当然ですが日経ビジネスはビジネス誌なので、糖質制限の是非に対する云々ではなく、ビジネスの観点でそれを捉えたものですね。
いまや糖質制限の関連市場は3,000億円を突破したと言います。
それだけ新たな市場が拡大する一方、糖質制限が広がることによってマイナス影響を受けている企業、業界もあります。
記事内では「うどん県」を自称する香川や、粉もん文化の大阪などが、その一例として取り上げられていた通りです。
このような余波は糖質制限が広がっていけば、避けがたいものではありますね。
そして、こうした動きは桶屋理論で考えれば、自然と分かることです。
以前にもこのブログで何度か記してきましたが、私が勝手に命名している桶屋理論とは「風が吹けば桶屋が儲かる」の故事をもとにした連鎖的思考を指しています。
ちなみに古くから言われている「風が吹けば桶屋が儲かる」とは、次のような流れです。
・強風で土ぼこりが立つ
↓
・土ぼこりが目に入って盲人が増える
↓
・盲人が増えることで三味線を買う人が増える(当時、三味線は盲人が弾いていた)
↓
・三味線に使う猫皮が足りなくなり、猫がたくさん殺される
↓
・天敵の猫が減ればネズミの数が増える
↓
・増えたネズミは桶を囓る
↓
・穴の開いた桶が増えて、新たに桶を買い求める人が増える
↓
・その結果として桶の需要が増えて桶屋が儲かる
もともとの意味はある事象が起こると、それに伴ってまったく関係のないと思われるところに影響が出ることの例えです。
ビジネスで言えば、常に自分たちを取り巻く周囲で様々な出来事が起きています。
そのことは直接的、あるいは間接的に自分たちに対して何らかの影響を及ぼしますね。
この出来事や変化が大きなものやインパクトが強いものだと、より波及する波も大きくなります。
これは水の波紋をイメージすれば分かりやすく、大きな滴であるほどに波紋の広がりが大きくなるのと同じです。
それによってプラスとしての機会が生じることもあれば、時にマイナスとしての脅威になりえる場合もあります。
先の糖質制限で言えば、それを商機ととらえて積極果敢に新商品やサービスを投入するっ企業がある一方で、自社の中核商品が脅かされる企業もある通りです。
好むと好まざるとにかかわらず、そうした連鎖のなかに生きているのが企業です。
だからこそ周囲で起きている事柄に対しても意識を向け、「それが自分たちにとって何をもたらすのか」を日頃から考えておくのは大切なことだと思います。
当然ですが日経ビジネスはビジネス誌なので、糖質制限の是非に対する云々ではなく、ビジネスの観点でそれを捉えたものですね。
いまや糖質制限の関連市場は3,000億円を突破したと言います。
それだけ新たな市場が拡大する一方、糖質制限が広がることによってマイナス影響を受けている企業、業界もあります。
記事内では「うどん県」を自称する香川や、粉もん文化の大阪などが、その一例として取り上げられていた通りです。
このような余波は糖質制限が広がっていけば、避けがたいものではありますね。
そして、こうした動きは桶屋理論で考えれば、自然と分かることです。
以前にもこのブログで何度か記してきましたが、私が勝手に命名している桶屋理論とは「風が吹けば桶屋が儲かる」の故事をもとにした連鎖的思考を指しています。
ちなみに古くから言われている「風が吹けば桶屋が儲かる」とは、次のような流れです。
・強風で土ぼこりが立つ
↓
・土ぼこりが目に入って盲人が増える
↓
・盲人が増えることで三味線を買う人が増える(当時、三味線は盲人が弾いていた)
↓
・三味線に使う猫皮が足りなくなり、猫がたくさん殺される
↓
・天敵の猫が減ればネズミの数が増える
↓
・増えたネズミは桶を囓る
↓
・穴の開いた桶が増えて、新たに桶を買い求める人が増える
↓
・その結果として桶の需要が増えて桶屋が儲かる
もともとの意味はある事象が起こると、それに伴ってまったく関係のないと思われるところに影響が出ることの例えです。
ビジネスで言えば、常に自分たちを取り巻く周囲で様々な出来事が起きています。
そのことは直接的、あるいは間接的に自分たちに対して何らかの影響を及ぼしますね。
この出来事や変化が大きなものやインパクトが強いものだと、より波及する波も大きくなります。
これは水の波紋をイメージすれば分かりやすく、大きな滴であるほどに波紋の広がりが大きくなるのと同じです。
それによってプラスとしての機会が生じることもあれば、時にマイナスとしての脅威になりえる場合もあります。
先の糖質制限で言えば、それを商機ととらえて積極果敢に新商品やサービスを投入するっ企業がある一方で、自社の中核商品が脅かされる企業もある通りです。
好むと好まざるとにかかわらず、そうした連鎖のなかに生きているのが企業です。
だからこそ周囲で起きている事柄に対しても意識を向け、「それが自分たちにとって何をもたらすのか」を日頃から考えておくのは大切なことだと思います。
by biz-365
| 2016-11-08 19:51
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