2016年 08月 17日
8月17日(水):がんの地域差 |
国立がん研究センターは都道府県ごとに年齢構成のばらつきなどを調整して、がんと診断された人口10万人あたりの罹患率や死亡率などを新たにまとめました。
年間の患者数が2016年には100万人を突破すると見られるがんですが、先のまとめによれば地域によって特定部位におけるがんのかかりやすさ、死亡率に差があることが改めて明らかになっています。
これは各地域に根差す食習慣や生活習慣によるものだとされています。
例えば胃がんであれば男性のトップは秋田県、2位は新潟県、3位が山形県、4位は石川県、5位に富山県と東北、日本海側の地域が並びます。
女性も上位から秋田県、石川県、山形県、富山県と、ほぼ同じ顔ぶれです。
これは塩分の多い食事を好む地域性と関係しているとの見方ですね。
胃がんのリスクを高めるピロリ菌は胃の塩分濃度が高いと生き延びやすいということとも関係します。
今回はがんに関するまとめですが、当然ながら塩分の多い食生活ということは高血圧のリスクも高まることは言うまでもないことでしょう。
また大腸がんでは男女ともに東北地方と関西地方で目立ったということです。
このあたりはBMIと1日あたりの歩数との関係が示唆をされています。
これらは一例に過ぎませんが、健康が習慣の賜物である旨は疑いようのないことですから、その習慣に違いがあるということは、それだけ地域によって疾病リスクが異なる点は確かですね。
そしてフィットネスクラブ、トレーナーとして考えるべき点はこの先でしょう。
フィットネスクラブというのは個店で見れば地域に根差した存在で、局地戦をすべきものです。
そのような前提と、先のような地域によって疾病リスクに有意な違いがある点を考慮すれば、クラブがある自地域の課題にフォーカスをすることも重要になるはずです。
もちろんベーシックな運動、栄養を指導することがベースにあるべきですが、地域によって有意な差がある点を考慮すれば目立っている課題に対しては個店別なアプローチがあって然るべきでしょうね。
地域密着というものを掲げるのであれば、健康上の地域的な課題に対しても個別に解決する姿勢はあって良いと思います。
クラブやトレーナーとしては、そのあたりも踏まえて自クラブ周辺の状況を把握する、まずはそこからスタートしていきたいところです。
年間の患者数が2016年には100万人を突破すると見られるがんですが、先のまとめによれば地域によって特定部位におけるがんのかかりやすさ、死亡率に差があることが改めて明らかになっています。
これは各地域に根差す食習慣や生活習慣によるものだとされています。
例えば胃がんであれば男性のトップは秋田県、2位は新潟県、3位が山形県、4位は石川県、5位に富山県と東北、日本海側の地域が並びます。
女性も上位から秋田県、石川県、山形県、富山県と、ほぼ同じ顔ぶれです。
これは塩分の多い食事を好む地域性と関係しているとの見方ですね。
胃がんのリスクを高めるピロリ菌は胃の塩分濃度が高いと生き延びやすいということとも関係します。
今回はがんに関するまとめですが、当然ながら塩分の多い食生活ということは高血圧のリスクも高まることは言うまでもないことでしょう。
また大腸がんでは男女ともに東北地方と関西地方で目立ったということです。
このあたりはBMIと1日あたりの歩数との関係が示唆をされています。
これらは一例に過ぎませんが、健康が習慣の賜物である旨は疑いようのないことですから、その習慣に違いがあるということは、それだけ地域によって疾病リスクが異なる点は確かですね。
そしてフィットネスクラブ、トレーナーとして考えるべき点はこの先でしょう。
フィットネスクラブというのは個店で見れば地域に根差した存在で、局地戦をすべきものです。
そのような前提と、先のような地域によって疾病リスクに有意な違いがある点を考慮すれば、クラブがある自地域の課題にフォーカスをすることも重要になるはずです。
もちろんベーシックな運動、栄養を指導することがベースにあるべきですが、地域によって有意な差がある点を考慮すれば目立っている課題に対しては個店別なアプローチがあって然るべきでしょうね。
地域密着というものを掲げるのであれば、健康上の地域的な課題に対しても個別に解決する姿勢はあって良いと思います。
クラブやトレーナーとしては、そのあたりも踏まえて自クラブ周辺の状況を把握する、まずはそこからスタートしていきたいところです。
by biz-365
| 2016-08-17 19:44
|
Comments(0)