2016年 06月 02日
6月2日(木):テーマパークが月会費制に?! |
運営クラブへ足を運んでいたこともあって、この数日は関西に滞在していました。
滞在中でホテルにいる時間はわずかですが、そのなかでテレビをつけると関東ではあまり目にしない番組やCMが流れています。
例えばUSJのCMなどは関東で目にする機会は限られていますが、関西での放送頻度は結構なものです。
USJの業績が好調なのは周知の通りですが、そのUSJが最近のテレビCMでアピールしているものがあります。
それが「年間パスポートの月払い」です。
■USJ 年間パスポート
http://www.usj.co.jp/ticket/apass/
テレビCMをご覧になれない方はサイトを見て頂ければと思いますが、そこでは「あの憧れに、手が届く。ひと月¥1,880で、年間パス」とのコピーで訴求をしています。
大人ならひと月1,880円、子供なら1,337円です。
これは20,000円以上する年間パスポートの支払回数を12分割することで、初期の費用負担を軽くしている状況ですね。
1ヶ月の支払いがたったの1,880円で良いなら、おそらく少しばかりアルバイトをしている大学生等なら、こちらの年間パスポートを苦もなく購入することができるでしょう。
また親子で年間パスポートを購入しようとすれば、その際の支払金額はさらに大きくなりますが、このような支払い形態なら一時的な負担は少なくて済みます。
20,000円を超えるとなると躊躇してしまう年間パスポートも、こうして「課金の形態」を変え、なおかつ「表示する単位」を変えることで、受け手が感じる価格に対する心理的ハードルは明らかに下がります。
それによって購買行動が促進される面はあるから、これもひとつの顧客創造へのアプローチだと言えますね。
これは年間パスポートの販売に対する新しい試みだと思います。
ただ、これとてまったく白紙のところから生まれたものではありません。
「月払い」で「使い放題」という課金形態ということで考えれば、そのような業態は世に山ほどあります。
事実、私たちフィットネスクラブの多くは「月会費制度」×「フリー利用」という形をとっている通りですね。
つまりは年間パスポートのような「使い放題」・「フリー利用」という利用形態と「月払い」の課金形態の掛け合わせは既存のものであり、かつ相性も悪くないものです。
この点が理解できていれば、今回のアプローチはそれを年間パスポートに応用した構図だとの捉え方で理解ができます。
今回の例を見ても分かる通りですが、他業態にとっては当たり前のことでも、それを自らの業態に当てはめることで新規性が生まれる、顧客創造につながる要素はいくらでもあるということです。
常にそういった観点で同業他社だけではなく、より高い視座のもとに他業態を見ていくと何らかのヒントも得られることだと思います。
滞在中でホテルにいる時間はわずかですが、そのなかでテレビをつけると関東ではあまり目にしない番組やCMが流れています。
例えばUSJのCMなどは関東で目にする機会は限られていますが、関西での放送頻度は結構なものです。
USJの業績が好調なのは周知の通りですが、そのUSJが最近のテレビCMでアピールしているものがあります。
それが「年間パスポートの月払い」です。
■USJ 年間パスポート
http://www.usj.co.jp/ticket/apass/
テレビCMをご覧になれない方はサイトを見て頂ければと思いますが、そこでは「あの憧れに、手が届く。ひと月¥1,880で、年間パス」とのコピーで訴求をしています。
大人ならひと月1,880円、子供なら1,337円です。
これは20,000円以上する年間パスポートの支払回数を12分割することで、初期の費用負担を軽くしている状況ですね。
1ヶ月の支払いがたったの1,880円で良いなら、おそらく少しばかりアルバイトをしている大学生等なら、こちらの年間パスポートを苦もなく購入することができるでしょう。
また親子で年間パスポートを購入しようとすれば、その際の支払金額はさらに大きくなりますが、このような支払い形態なら一時的な負担は少なくて済みます。
20,000円を超えるとなると躊躇してしまう年間パスポートも、こうして「課金の形態」を変え、なおかつ「表示する単位」を変えることで、受け手が感じる価格に対する心理的ハードルは明らかに下がります。
それによって購買行動が促進される面はあるから、これもひとつの顧客創造へのアプローチだと言えますね。
これは年間パスポートの販売に対する新しい試みだと思います。
ただ、これとてまったく白紙のところから生まれたものではありません。
「月払い」で「使い放題」という課金形態ということで考えれば、そのような業態は世に山ほどあります。
事実、私たちフィットネスクラブの多くは「月会費制度」×「フリー利用」という形をとっている通りですね。
つまりは年間パスポートのような「使い放題」・「フリー利用」という利用形態と「月払い」の課金形態の掛け合わせは既存のものであり、かつ相性も悪くないものです。
この点が理解できていれば、今回のアプローチはそれを年間パスポートに応用した構図だとの捉え方で理解ができます。
今回の例を見ても分かる通りですが、他業態にとっては当たり前のことでも、それを自らの業態に当てはめることで新規性が生まれる、顧客創造につながる要素はいくらでもあるということです。
常にそういった観点で同業他社だけではなく、より高い視座のもとに他業態を見ていくと何らかのヒントも得られることだと思います。
by biz-365
| 2016-06-02 19:06
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