2016年 03月 20日
3月20日(日):「違い」にフォーカスをすること |
本日は顧客創造のアプローチである「細分化」事例についてです。
先般に電車の車内広告で見かけた商品がルシードのヘアワックスです。
この商品が細分化によってアプローチをしている対象は「40代の男性」になります。
それは40代の男性にとっては髪型(スタイリング)が決まりにくくなる転換期だから、という理由があってのことです。
なぜなら40代になってくると髪が細くなり、ハリやコシというものが20代の頃に比べて失われてくるからだそうです。
その結果としてトップのボリュームがなくなってしまう、横に広がってしまうといったことが生じてしまい、今までと同じようにスタイリングをしようとしても、イメージ通りに上手くいかなくなってしまうということですね。
そういった悩みにフォーカスをして、それを解消するための特性を盛り込んだ商品のもとにルシードは40代男性へのアプローチをしているわけです。
■ルシード
http://www.lucido.jp/library/hair/
これはターゲットをはじめ、そこにあるネックとソリューションも非常に明確でしょう。
ヘアワックスのようなスタイリング剤としての広義な市場のなかで、そこに包含されている特定層の問題を外に切り出しています。
それによって市場を細分化し、その特定領域でイニシアチブを取るだけの商品力を持って部分1位を、という流れですね。
この特定層の問題が他の層とは異なる理由のもとに生じている場合、当然ながら問題解決の方法論が違ってきます。
そのことは、それだけ市場を細分化していく余地があることと同義です。
これに関する分かりやすい例は臭いかもしれません。
例えば若年層と熟年層の体臭というのは違って、そのもとになる原因菌も違います。
また年齢だけではなく、カラダの臭いと足の臭いといったように同一の人であっても、身体的な部位によって生じる臭い、原因菌も異なります。
そうなると一口に消臭剤といっても、異なる原因菌に対処する必要があるから、その成分というものは違ってくるのが道理です。
こうなると中身が違うほうが消臭効果は高くなるし、それであれば別な商品として売り出すほうが望ましくもあるでしょう。
先般の日経MJには洗剤製造販売をしているベネフィットイオンという企業が売り出した年代・種類別の体臭に対する洗濯前処理剤というものが紹介をされていましたが、これなどはその最たる例ですね。
■消臭専用洗濯前処理剤bois-sDS(デオスナイプ)シリーズ
http://www.benefit-ion.com/bois-sds%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA/
ここでポイントを挙げるとすれば、ユーザー群のなかで抱えている問題の「違い」に着目してみることでしょう。
特にその問題が生じている「要因の違い」にフォーカスをしてみることです。
そこの違いがハッキリすれば、それに応じた対処が異なるから、各々の問題に応じた専用商品というものへの確立につながります。
それができれば細分化としての顧客創造のアプローチが成立します。
前述した問題の違い、問題が生じる要因の違い、まずはそこにフォーカスをすることで見えてくるものがあると思います。
先般に電車の車内広告で見かけた商品がルシードのヘアワックスです。
この商品が細分化によってアプローチをしている対象は「40代の男性」になります。
それは40代の男性にとっては髪型(スタイリング)が決まりにくくなる転換期だから、という理由があってのことです。
なぜなら40代になってくると髪が細くなり、ハリやコシというものが20代の頃に比べて失われてくるからだそうです。
その結果としてトップのボリュームがなくなってしまう、横に広がってしまうといったことが生じてしまい、今までと同じようにスタイリングをしようとしても、イメージ通りに上手くいかなくなってしまうということですね。
そういった悩みにフォーカスをして、それを解消するための特性を盛り込んだ商品のもとにルシードは40代男性へのアプローチをしているわけです。
■ルシード
http://www.lucido.jp/library/hair/
これはターゲットをはじめ、そこにあるネックとソリューションも非常に明確でしょう。
ヘアワックスのようなスタイリング剤としての広義な市場のなかで、そこに包含されている特定層の問題を外に切り出しています。
それによって市場を細分化し、その特定領域でイニシアチブを取るだけの商品力を持って部分1位を、という流れですね。
この特定層の問題が他の層とは異なる理由のもとに生じている場合、当然ながら問題解決の方法論が違ってきます。
そのことは、それだけ市場を細分化していく余地があることと同義です。
これに関する分かりやすい例は臭いかもしれません。
例えば若年層と熟年層の体臭というのは違って、そのもとになる原因菌も違います。
また年齢だけではなく、カラダの臭いと足の臭いといったように同一の人であっても、身体的な部位によって生じる臭い、原因菌も異なります。
そうなると一口に消臭剤といっても、異なる原因菌に対処する必要があるから、その成分というものは違ってくるのが道理です。
こうなると中身が違うほうが消臭効果は高くなるし、それであれば別な商品として売り出すほうが望ましくもあるでしょう。
先般の日経MJには洗剤製造販売をしているベネフィットイオンという企業が売り出した年代・種類別の体臭に対する洗濯前処理剤というものが紹介をされていましたが、これなどはその最たる例ですね。
■消臭専用洗濯前処理剤bois-sDS(デオスナイプ)シリーズ
http://www.benefit-ion.com/bois-sds%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA/
ここでポイントを挙げるとすれば、ユーザー群のなかで抱えている問題の「違い」に着目してみることでしょう。
特にその問題が生じている「要因の違い」にフォーカスをしてみることです。
そこの違いがハッキリすれば、それに応じた対処が異なるから、各々の問題に応じた専用商品というものへの確立につながります。
それができれば細分化としての顧客創造のアプローチが成立します。
前述した問題の違い、問題が生じる要因の違い、まずはそこにフォーカスをすることで見えてくるものがあると思います。
by biz-365
| 2016-03-20 17:11
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