2016年 02月 09日
2月9日(火):第4回の対話動画 |
本日はFBL大学の第1期生の方へ向けた第4回目の対話動画の撮影を行ってきました。
本日のテーマは「弱者の勝ち方」についてです。
ランチェスター戦略で言えば、業界や競争環境におけるシェアや顧客数、売上のトップである強者を除いた2位以下はすべて弱者という位置付けです。
この前提に立てば多くの企業やクラブが弱者になります。
その意味で弱者として、どう勝ち残っていくのか、生き残っていくのかを考えるのは不可欠なことですね。
特にビジネスにおいてのそれは必須だと思います。
例えばスポーツにおいても弱者の勝ち方はあって、ビジネスにも共通する面は確かにあります。
しかしながらスポーツとビジネスとで同じ弱者戦であっても決定的に異なる点が存在します。
それが何かと言えば「継続性」です。
継続を前提にした時間軸の長さがスポーツとビジネスにおける大きな違いです。
スポーツの弱者が強者を倒した好例として多くの方が想起できるもののひとつが、昨年のラグビーW杯において日本代表が南アフリカに勝利をした一戦でしょう。
実力、前評判を覆した歴史に残る一勝だと評されている通り、弱者が強者に勝った試合です。
ただ、同じ対戦カードで10試合をしたら、勝ち越すのはおそらく自力に勝る南アフリカでしょう。
もしかしたら残りの9回は全て南アフリカが勝つかもしれません。
つまり総合力で言えば、南アフリカが優位である点は揺らぎません。
スポーツにおいて弱者が強者に勝つ方法は、分かりやすく言えばこのように10回に1回の可能性を勝負が掛かった大事な一戦に引き寄せることにあります。
4年に1度の大会や勝負を決する大事な一戦、こういった場面で10回に1回の可能性を最初に持ってこれるかどうか、そういったアプローチです。
相手の油断に乗じる、分析に分析を重ねて活路が見出せる一点を狙い撃ちする、相手が戸惑うような奇襲をかける、こういった戦い方がスポーツでの弱者戦ですね。
奇襲というものは相手が予測できないことをするから奇襲として成立するのであって、それは繰り返しの対戦のなかで何度も繰り出せるわけではありません。
だから同じ対戦カードで10戦するような繰り返しの勝負になったら、やはり地力に勝るチームが十中八九勝ち越します。
でも、スポーツではそういったレギュレーションというのはあまりなく、前述したような大事な一戦で順位や雌雄が決します。
だから弱者は弱者のままでも、時に勝利をすることが可能です。
一方のビジネスは何かターニングポイントになるような一場面だけ勝利すれば良いということではありません。
絶えず顧客に商品やサービスを提供し続け、選ばれ続ける状態を「維持していく」ことが必要です。
だからスポーツにおける奇襲のような奇をてらったアプローチだけで、長期的な安定運営をしていくことはかないません。
ビジネスにおいて弱者が勝つには、弱者のままでは勝てないのです。
どこかで自らが優位に立てる部分を確立し、ある面では自分が強者に成り変わらない限りは弱者が勝ち続けることはできないのです。
この点がスポーツとビジネスにおける弱者戦の違いであり、非常に重要な点でもありますね。
では、どうやって弱者から強者へと転換していくのかといった具体的な話ですが、それが今回の対話で語った内容です。
動画の配信は2月12日(金)になりますので、どうぞお楽しみに!
本日のテーマは「弱者の勝ち方」についてです。
ランチェスター戦略で言えば、業界や競争環境におけるシェアや顧客数、売上のトップである強者を除いた2位以下はすべて弱者という位置付けです。
この前提に立てば多くの企業やクラブが弱者になります。
その意味で弱者として、どう勝ち残っていくのか、生き残っていくのかを考えるのは不可欠なことですね。
特にビジネスにおいてのそれは必須だと思います。
例えばスポーツにおいても弱者の勝ち方はあって、ビジネスにも共通する面は確かにあります。
しかしながらスポーツとビジネスとで同じ弱者戦であっても決定的に異なる点が存在します。
それが何かと言えば「継続性」です。
継続を前提にした時間軸の長さがスポーツとビジネスにおける大きな違いです。
スポーツの弱者が強者を倒した好例として多くの方が想起できるもののひとつが、昨年のラグビーW杯において日本代表が南アフリカに勝利をした一戦でしょう。
実力、前評判を覆した歴史に残る一勝だと評されている通り、弱者が強者に勝った試合です。
ただ、同じ対戦カードで10試合をしたら、勝ち越すのはおそらく自力に勝る南アフリカでしょう。
もしかしたら残りの9回は全て南アフリカが勝つかもしれません。
つまり総合力で言えば、南アフリカが優位である点は揺らぎません。
スポーツにおいて弱者が強者に勝つ方法は、分かりやすく言えばこのように10回に1回の可能性を勝負が掛かった大事な一戦に引き寄せることにあります。
4年に1度の大会や勝負を決する大事な一戦、こういった場面で10回に1回の可能性を最初に持ってこれるかどうか、そういったアプローチです。
相手の油断に乗じる、分析に分析を重ねて活路が見出せる一点を狙い撃ちする、相手が戸惑うような奇襲をかける、こういった戦い方がスポーツでの弱者戦ですね。
奇襲というものは相手が予測できないことをするから奇襲として成立するのであって、それは繰り返しの対戦のなかで何度も繰り出せるわけではありません。
だから同じ対戦カードで10戦するような繰り返しの勝負になったら、やはり地力に勝るチームが十中八九勝ち越します。
でも、スポーツではそういったレギュレーションというのはあまりなく、前述したような大事な一戦で順位や雌雄が決します。
だから弱者は弱者のままでも、時に勝利をすることが可能です。
一方のビジネスは何かターニングポイントになるような一場面だけ勝利すれば良いということではありません。
絶えず顧客に商品やサービスを提供し続け、選ばれ続ける状態を「維持していく」ことが必要です。
だからスポーツにおける奇襲のような奇をてらったアプローチだけで、長期的な安定運営をしていくことはかないません。
ビジネスにおいて弱者が勝つには、弱者のままでは勝てないのです。
どこかで自らが優位に立てる部分を確立し、ある面では自分が強者に成り変わらない限りは弱者が勝ち続けることはできないのです。
この点がスポーツとビジネスにおける弱者戦の違いであり、非常に重要な点でもありますね。
では、どうやって弱者から強者へと転換していくのかといった具体的な話ですが、それが今回の対話で語った内容です。
動画の配信は2月12日(金)になりますので、どうぞお楽しみに!
by biz-365
| 2016-02-09 19:26
|
Comments(0)