2015年 12月 11日
12月11日(金):未来を考える際の観点④(完結) |
このところはFBL大学における対話で「フィットネス業界の未来」をテーマにしたことから、未来を考える際の観点に触れてきました。
繰り返しですが、その際に大切なことは枝葉としての表面的なトレンドではなく、大局観をもって物事を捉えることだと思っています。
そうした中で取り上げてきた観点が「FF」や「反転」、そして「螺旋的発展」というものですね。
各々の詳細はこれまでに説明してきた通りです。
FBL大学1期生の方々には本日に対話の動画が配信されているので、このシリーズも今回をもって一区切りにしておきます。
さて、本日の観点は「量質転化」です。
これは文字通り、量が質に転化していくプロセスを示したものですね。
一番分かりやすいのは個人に成長や習熟についてでしょう。
何らかの取り組みに対して一定量の時間、努力を集中的に投下することで、それが質へと転化していきます。
当然ながら個人によって分水嶺は違いますが、それを超えるだけの量を投じていくことが、質として次のステージへ押し上げるための重要な要素になります。
このことは個人の成長においてのみではなく、経済や社会においても同様なことが当てはまります。
例えば何らかの新商品が市場に投入されたとして、その導入初期は生産コストが高いこともあって市場価格も相応なものになります。
それが、ある一定量のシェアを獲得して量産体制に入ることで生産コストが大幅に下がり、同時に市場価格も手ごろなものとなって、より一層の広がりが出やすい状況に至る通りです。
これは量の拡大が次のステージに押し上げている分かりやすいものです。
また、これはネットのサービスでも同様なことが言えますね。
ネット上の何らかのサービスがあるとして、一定量のユーザーを獲得するに至ると、そのサイトの魅力は大幅に高まります。
そのことによって広告収入が得られるようになったり、段階的な投資でユーザーインターフェースを改善するなどして、一層サイトの魅力が高まっていくわけです。
特にネットは人が集まることそのものが価値にもなるから一極集中が加速しやすい面があります。
だから量質転化が如実に表れる世界だとも言えます。
逆に一定量のユーザーを集めることができないネット上のサービスは非常に苦しい状況になりますね。
このように対象が一定量に達すると、それが物事を次のステージへ押し上げていく要因、推進力になるということです。
そういった観点で見ていくと変曲点というものが見出しやすくなるとは思います。
それでは最後に簡単にまとめますが、これまでの数日に説明してきたような「大局観に基づく観点」に1回目で取り上げたような「変化を与える要因」、そして「現状」、これらを掛け合わせて考えてみるイメージです。
「大局観に基づく観点」×「変化を与える要因」×「現状」=未来の輪郭
こんな形として表すことができるかもしれません。
それでは皆さま、対話動画をお楽しみください!
繰り返しですが、その際に大切なことは枝葉としての表面的なトレンドではなく、大局観をもって物事を捉えることだと思っています。
そうした中で取り上げてきた観点が「FF」や「反転」、そして「螺旋的発展」というものですね。
各々の詳細はこれまでに説明してきた通りです。
FBL大学1期生の方々には本日に対話の動画が配信されているので、このシリーズも今回をもって一区切りにしておきます。
さて、本日の観点は「量質転化」です。
これは文字通り、量が質に転化していくプロセスを示したものですね。
一番分かりやすいのは個人に成長や習熟についてでしょう。
何らかの取り組みに対して一定量の時間、努力を集中的に投下することで、それが質へと転化していきます。
当然ながら個人によって分水嶺は違いますが、それを超えるだけの量を投じていくことが、質として次のステージへ押し上げるための重要な要素になります。
このことは個人の成長においてのみではなく、経済や社会においても同様なことが当てはまります。
例えば何らかの新商品が市場に投入されたとして、その導入初期は生産コストが高いこともあって市場価格も相応なものになります。
それが、ある一定量のシェアを獲得して量産体制に入ることで生産コストが大幅に下がり、同時に市場価格も手ごろなものとなって、より一層の広がりが出やすい状況に至る通りです。
これは量の拡大が次のステージに押し上げている分かりやすいものです。
また、これはネットのサービスでも同様なことが言えますね。
ネット上の何らかのサービスがあるとして、一定量のユーザーを獲得するに至ると、そのサイトの魅力は大幅に高まります。
そのことによって広告収入が得られるようになったり、段階的な投資でユーザーインターフェースを改善するなどして、一層サイトの魅力が高まっていくわけです。
特にネットは人が集まることそのものが価値にもなるから一極集中が加速しやすい面があります。
だから量質転化が如実に表れる世界だとも言えます。
逆に一定量のユーザーを集めることができないネット上のサービスは非常に苦しい状況になりますね。
このように対象が一定量に達すると、それが物事を次のステージへ押し上げていく要因、推進力になるということです。
そういった観点で見ていくと変曲点というものが見出しやすくなるとは思います。
それでは最後に簡単にまとめますが、これまでの数日に説明してきたような「大局観に基づく観点」に1回目で取り上げたような「変化を与える要因」、そして「現状」、これらを掛け合わせて考えてみるイメージです。
「大局観に基づく観点」×「変化を与える要因」×「現状」=未来の輪郭
こんな形として表すことができるかもしれません。
それでは皆さま、対話動画をお楽しみください!
by biz-365
| 2015-12-11 19:27
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