2015年 09月 10日
9月10日(木):「確実性」を生むのが習慣 |
このところは習慣について記していますが、もう少しばかりこれを続けます。
一昨日には仕事上の基本習慣が行き着く先は「道具の身体化」であり、それが非凡な結果や発展性を生むことに触れました。
また昨日には脳の観点から習慣を考えてみました。
私たちの脳は無意識下での作業領域のほうが圧倒的に大きく、バックグラウンドでマルチタスクをこなしてくれます。
それだけに無意識的に行う習慣が良質なものであればあるほど、仕事全体のクオリティが高まるといったことの説明をしたと思います。
本日もまた習慣を別な観点から捉えてみますが、それは確実性についてです。
習慣というのは昨日も記した通りで、その繰り返しによってカラダに染みつき、半ば意識をせずとも当たり前のように行われるものでもあります。
このような習慣というのは、不確実性が極めて小さいものです。
ここでは生活習慣の最たるものである歯磨きを例に考えてみましょう。
歯磨きというのは大人にもなれば無意識的にそれをしているものの、それは当人のなかでは概ね一定化された流れと出来でそれが行われます。
大の大人が昨日は上手くできたけど、今日は全くダメだったから「仕上げはお母さ~ん♪」なんてことは発生しないわけです。
これは食事でも同じことですね。
味の好みによって箸が進まないことはあっても、今日はどうも箸で上手くモノが掴めないとか、日によって口に入れたものが上手く噛めない、なんて人はいませんからね。
つまり習慣というのは変動性の少ない安定した行いだと言えます。
このことはもちろん仕事でも同様なことが当てはまります。
習慣として仕事上の基本が身についている人は、その部分に関しては安定した力を発揮します。
これとは逆に習慣がいい加減な人は時に仕事が上手く進み、結果が出ることはあっても、マイナスへの振れ幅も非常に大きく波が激しいのが特徴です。
分かると思いますが、これは状況などの外的要因によって結果が変動しているだけのことです。
良い時は良いけど、ダメな時は全くダメといった浮き沈みの大きい人は往々にして習慣に問題があると思います。
当然ながら基本習慣が身についている人であっても人間ですから、良い時もあれば悪い時もありますが、その振れ幅は小さく一定の幅に収まっている点が両者の決定的な違いでしょう。
この浮き沈みの激しさ、振れ幅の大きさというのは、人を起用する側から言えば非常に重要なポイントです。
これはスポーツに例えれば分かりやすいですね。
サッカーや野球、バスケットでも同じだと思いますが、スタメンに起用するのは安定感があって、計算できる選手を配置したいものです。
特に戦術上で大きな役割を担う主要なポジションほど、安定感があって信頼できる人を起用します。
対して爆発すれば良いけど、そうでなければブレーキになってしまうようなパフォーマンスに波がある選手は、どうしたって起用するポジションやシチュエーションが限られてしまうものです。
仕事でもスポーツと同じく人員配置をするものなので、やはり主要なポジションは基本レベルが高くて安定感があり、計算できる人が優先されるのは間違いないでしょう。
仕事人としての基本習慣というのは文字通り仕事の土台であり、安定したパフォーマンスを発揮するためには絶対的に必要なものです。
そして、この基本習慣における仕事上の安定したパフォーマンスは信頼を生み、自分が活躍するためのチャンスを得ることにもつながります。
確実性の高い仕事をして、自らの可能性を広げる意味でも、仕事上の基本習慣は大切にしてほしいと思います。
一昨日には仕事上の基本習慣が行き着く先は「道具の身体化」であり、それが非凡な結果や発展性を生むことに触れました。
また昨日には脳の観点から習慣を考えてみました。
私たちの脳は無意識下での作業領域のほうが圧倒的に大きく、バックグラウンドでマルチタスクをこなしてくれます。
それだけに無意識的に行う習慣が良質なものであればあるほど、仕事全体のクオリティが高まるといったことの説明をしたと思います。
本日もまた習慣を別な観点から捉えてみますが、それは確実性についてです。
習慣というのは昨日も記した通りで、その繰り返しによってカラダに染みつき、半ば意識をせずとも当たり前のように行われるものでもあります。
このような習慣というのは、不確実性が極めて小さいものです。
ここでは生活習慣の最たるものである歯磨きを例に考えてみましょう。
歯磨きというのは大人にもなれば無意識的にそれをしているものの、それは当人のなかでは概ね一定化された流れと出来でそれが行われます。
大の大人が昨日は上手くできたけど、今日は全くダメだったから「仕上げはお母さ~ん♪」なんてことは発生しないわけです。
これは食事でも同じことですね。
味の好みによって箸が進まないことはあっても、今日はどうも箸で上手くモノが掴めないとか、日によって口に入れたものが上手く噛めない、なんて人はいませんからね。
つまり習慣というのは変動性の少ない安定した行いだと言えます。
このことはもちろん仕事でも同様なことが当てはまります。
習慣として仕事上の基本が身についている人は、その部分に関しては安定した力を発揮します。
これとは逆に習慣がいい加減な人は時に仕事が上手く進み、結果が出ることはあっても、マイナスへの振れ幅も非常に大きく波が激しいのが特徴です。
分かると思いますが、これは状況などの外的要因によって結果が変動しているだけのことです。
良い時は良いけど、ダメな時は全くダメといった浮き沈みの大きい人は往々にして習慣に問題があると思います。
当然ながら基本習慣が身についている人であっても人間ですから、良い時もあれば悪い時もありますが、その振れ幅は小さく一定の幅に収まっている点が両者の決定的な違いでしょう。
この浮き沈みの激しさ、振れ幅の大きさというのは、人を起用する側から言えば非常に重要なポイントです。
これはスポーツに例えれば分かりやすいですね。
サッカーや野球、バスケットでも同じだと思いますが、スタメンに起用するのは安定感があって、計算できる選手を配置したいものです。
特に戦術上で大きな役割を担う主要なポジションほど、安定感があって信頼できる人を起用します。
対して爆発すれば良いけど、そうでなければブレーキになってしまうようなパフォーマンスに波がある選手は、どうしたって起用するポジションやシチュエーションが限られてしまうものです。
仕事でもスポーツと同じく人員配置をするものなので、やはり主要なポジションは基本レベルが高くて安定感があり、計算できる人が優先されるのは間違いないでしょう。
仕事人としての基本習慣というのは文字通り仕事の土台であり、安定したパフォーマンスを発揮するためには絶対的に必要なものです。
そして、この基本習慣における仕事上の安定したパフォーマンスは信頼を生み、自分が活躍するためのチャンスを得ることにもつながります。
確実性の高い仕事をして、自らの可能性を広げる意味でも、仕事上の基本習慣は大切にしてほしいと思います。
by biz-365
| 2015-09-10 08:50
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