2015年 07月 26日
7月26日(日):サラダカレー丼に包含された3つの要素 |
先般の日経MJにはハウス食品が新しいカレーの楽しみ方として「サラダカレー丼」を売場で提案する、との記載がありました。
■ハウス サラダカレー丼
http://housefoods.jp/recipe/saladacurrydon/
同記事によれば、こちらはカレーを食べる機会が増える盛夏に野菜をたっぷり取れるヘルシーさをアピールして、7~8月におけるカレールーの出荷金額を前年比5%増にしたいとの意図によるものです。
これにはカレー好きの私としては真っ先に目がとまった次第です。
このアプローチには顧客創造に向けた様々な要素がミックスをされていると思います。
成熟をした食料品や飲料業界で増えているのは、このように新たな食べ方や飲み方を提案する「アレンジ消費」ですね。
モノが飽和をしていて、さらには違いを作るのが難しい状況になってくると、そこで出来ることは限られてきます。
そのなかの選択肢のひとつが具体的な提案力を高めていくことで、今までにないスタイルとしての前述した食べ方でしょう。
次いでもうひとつの要素は「組み合わせ」です。
今回の例で言えば「カレー+サラダ」で、従来であれば別々なものをひとつにまとめていることですね。
もっとも、そもそものカレーに野菜は入っているし、夏野菜カレーなどと言って野菜がたっぷり入ったカレーもよく見かけるので、新規性があるのはフレッシュな生野菜を用いている点でしょうかね。
このような異なる素材の組み合わせ、さらにはサラダとの組み合わせで定番化したものは幾つかあると思います。
一例を挙げるとすれば、「サラダうどん」でしょう。
文字通り「サラダ+うどん」の組み合わせですが、夏場になるとコンビニエンスストアの売場によく並ぶもので、ヘルシーさを好む女性を中心に一定の支持を得てそれなりに定着をした部類だと思います。
その意味で着眼点そのものは的を得ていて、あとは展開次第ということですね。
そして最後の要素は「『モノ』ではなく、『コト』で売りにいっている」点にあります。
ハウス食品が本来的に売りたいのはカレールーです。
ただ、カレールーをそのままモノとして売るのは先に記したように難しい状況に来ています。
だから、モノをそのまま訴求するのではなく、新たな食べ方やスタイルとしてのコトを前面に出しながらマーケットに動きを作り、その帰着としてカレールーが売れていく、そんな流れを作ろうとしているわけですね。
「提案力としてのアレンジ消費」、「組み合わせでの価値提案」、そして「モノではなく、コトで売る」というのが、今回のサラダカレー丼に包含されている大事な要素だと思います。
そんな話をしていたら、やっぱりカレーが食べたくなってきましたね(笑)
つい一昨日も食べたばかりですが・・・
■ハウス サラダカレー丼
http://housefoods.jp/recipe/saladacurrydon/
同記事によれば、こちらはカレーを食べる機会が増える盛夏に野菜をたっぷり取れるヘルシーさをアピールして、7~8月におけるカレールーの出荷金額を前年比5%増にしたいとの意図によるものです。
これにはカレー好きの私としては真っ先に目がとまった次第です。
このアプローチには顧客創造に向けた様々な要素がミックスをされていると思います。
成熟をした食料品や飲料業界で増えているのは、このように新たな食べ方や飲み方を提案する「アレンジ消費」ですね。
モノが飽和をしていて、さらには違いを作るのが難しい状況になってくると、そこで出来ることは限られてきます。
そのなかの選択肢のひとつが具体的な提案力を高めていくことで、今までにないスタイルとしての前述した食べ方でしょう。
次いでもうひとつの要素は「組み合わせ」です。
今回の例で言えば「カレー+サラダ」で、従来であれば別々なものをひとつにまとめていることですね。
もっとも、そもそものカレーに野菜は入っているし、夏野菜カレーなどと言って野菜がたっぷり入ったカレーもよく見かけるので、新規性があるのはフレッシュな生野菜を用いている点でしょうかね。
このような異なる素材の組み合わせ、さらにはサラダとの組み合わせで定番化したものは幾つかあると思います。
一例を挙げるとすれば、「サラダうどん」でしょう。
文字通り「サラダ+うどん」の組み合わせですが、夏場になるとコンビニエンスストアの売場によく並ぶもので、ヘルシーさを好む女性を中心に一定の支持を得てそれなりに定着をした部類だと思います。
その意味で着眼点そのものは的を得ていて、あとは展開次第ということですね。
そして最後の要素は「『モノ』ではなく、『コト』で売りにいっている」点にあります。
ハウス食品が本来的に売りたいのはカレールーです。
ただ、カレールーをそのままモノとして売るのは先に記したように難しい状況に来ています。
だから、モノをそのまま訴求するのではなく、新たな食べ方やスタイルとしてのコトを前面に出しながらマーケットに動きを作り、その帰着としてカレールーが売れていく、そんな流れを作ろうとしているわけですね。
「提案力としてのアレンジ消費」、「組み合わせでの価値提案」、そして「モノではなく、コトで売る」というのが、今回のサラダカレー丼に包含されている大事な要素だと思います。
そんな話をしていたら、やっぱりカレーが食べたくなってきましたね(笑)
つい一昨日も食べたばかりですが・・・
by biz-365
| 2015-07-26 09:01
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