2015年 07月 21日
7月21日(火):マーケットが持つイメージは無視できない |
日本マクドナルドは一部店舗に併設するカフェで、野菜や果物を使った期間限定のスムージーを売り出したとのことです。
記事によればマックカフェで野菜を使ったドリンクを扱うのははじめてということで、健康意識の高い顧客らを中心に幅広く集客する、としています。
■フルーツやさいスムージー
http://www.mcdonalds.co.jp/quality/basic_information/menu_info.php?mid=40200
なんとか苦境を脱しようとしての試みなのでしょうが、これはあまりにも付け焼刃な感が否めませんね。
健康志向を標榜するには現状の枠組みでは無理があるでしょう。
それは何と言ってもマクドナルドですからね。
中傷ではなく、客観的事実として提供している商品がハンバーガーにポテトなど、ジャンクフードそのものです。
これが中核で存在し続けているのに、一方で健康志向をうたったところであまりに隔たりが大き過ぎでしょう。
マクドナルドでは夏休みに向けた新商品として野菜を多めに盛り込んだ「フレッシュマック」なども投入していますが、所詮はジャンクフードとしてのハンバーガーの域を出るものではありません。
このようにジャンクフードを散々に提供しながら健康志向というのは、どうにもチグハグです。
自社が何たるか、何者であるのか、それを理解することが必要だと思います。
具体的には自社が何を提供してきたのか、それを通じてどのようなイメージをマーケットに浸透させてきたのか、ですね。
これは非常に重要なことです。
それを無視して細部の問題点を部分的に解消しようとしても、どうしたって前述したような状況に陥ります。
企業は思い付きで様々なことができるし、方向性を転換させることもできます。
ただ、それがそのままマーケットも同じように同調してくれるわけではないですからね。
特に長い時間をかけて浸透させてきたものなら尚更です。
日本マクドナルドが現状の問題を脱するには、もっと本質的で異なるアプローチが必要だと思います。
気が向いたら、明日はそのあたりの続きを記します。
記事によればマックカフェで野菜を使ったドリンクを扱うのははじめてということで、健康意識の高い顧客らを中心に幅広く集客する、としています。
■フルーツやさいスムージー
http://www.mcdonalds.co.jp/quality/basic_information/menu_info.php?mid=40200
なんとか苦境を脱しようとしての試みなのでしょうが、これはあまりにも付け焼刃な感が否めませんね。
健康志向を標榜するには現状の枠組みでは無理があるでしょう。
それは何と言ってもマクドナルドですからね。
中傷ではなく、客観的事実として提供している商品がハンバーガーにポテトなど、ジャンクフードそのものです。
これが中核で存在し続けているのに、一方で健康志向をうたったところであまりに隔たりが大き過ぎでしょう。
マクドナルドでは夏休みに向けた新商品として野菜を多めに盛り込んだ「フレッシュマック」なども投入していますが、所詮はジャンクフードとしてのハンバーガーの域を出るものではありません。
このようにジャンクフードを散々に提供しながら健康志向というのは、どうにもチグハグです。
自社が何たるか、何者であるのか、それを理解することが必要だと思います。
具体的には自社が何を提供してきたのか、それを通じてどのようなイメージをマーケットに浸透させてきたのか、ですね。
これは非常に重要なことです。
それを無視して細部の問題点を部分的に解消しようとしても、どうしたって前述したような状況に陥ります。
企業は思い付きで様々なことができるし、方向性を転換させることもできます。
ただ、それがそのままマーケットも同じように同調してくれるわけではないですからね。
特に長い時間をかけて浸透させてきたものなら尚更です。
日本マクドナルドが現状の問題を脱するには、もっと本質的で異なるアプローチが必要だと思います。
気が向いたら、明日はそのあたりの続きを記します。
by biz-365
| 2015-07-21 08:50
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