2015年 04月 08日
4月8日(水):なぜ、ポジショニングなのか |
この2日間はマーケティングにおけるポジショニングの話をしてきました。
昨日の最後にはポジショニングに関連したシンキングのお題をつけておきましたが、読者の皆さまは考えてもらえたでしょうか。
さて、本日はもう少しだけポジショニングに関連した話を続けようと思います。
念のため付言をしておくと、このポジショニングは決して新しい概念でも何でもありません。
マーケティングの世界でポジショニングの重要性が説かれたのは、今から40年近くも前の話ですからね。
ただ、現在の私たちを取り巻く環境を考えれば、それが提唱された時以上に重要性が高まっているというのが私の認識です。
なぜなら、世の中に流通している情報量や広告量が膨大なものになっており、それがとどまる気配もないからです。
ご存知の方もいるでしょうが、2007年時には世の中にある情報量が10年前と比較をして410倍になったとの報告がありました。
もちろん、これはネットの普及が主たる要因ですね。
ちなみに2007年というのはスマートフォンが出始めたぐらいの頃です。
その後のスマートフォンやタブレット端末の普及、それに加えてソーシャルネットワークの発達を考えれば、現在の情報流通量はさらに幾何級数的に増えているでしょう。
そして、その傾向は今のところ収まる兆しもありませんね。
これに対して目を向けてほしいのは情報を受け取る側の人間です。
10年や20年といった短い期間で、人間の情報処理能力が飛躍的に向上するでしょうか。
それは土台無理な話ですね。
情報の受け手側である人間の受容量には限りがあるのに、流通量だけが加速度的に増し続けている、それが私たちを取り巻く環境です。
そうなると何が起こるのか、ですね。
これは容易に想像ができると思います。
受け手が処理できずに「ゴミ」として扱われる情報量が増えていくということです。
商品やサービスの提供者側が発するメッセージや広告の大半は、ユーザーのアタマに残りもせずにゴミとして忘却されていくわけです。
提供者側がせっかくお金を投じて何かを伝えようと思っても、それがゴミになる確率がどんどん高まっているのが現状のビジネス環境でしょう。
お金をかけて投じた広告がユーザーのアタマに残るものになるのか、それともゴミになってしまうのか、それを分かつのがポジショニングでもあります。
前述した通り、情報の流通量は今後も増していくでしょうし、そこで埋もれないように企業はさらに懸命になって広告を打つようにもなりますね。
そうなった時になにが重要か、賢明な方はそれでポジショニングの意味合いが分かると思います。
昨日の最後にはポジショニングに関連したシンキングのお題をつけておきましたが、読者の皆さまは考えてもらえたでしょうか。
さて、本日はもう少しだけポジショニングに関連した話を続けようと思います。
念のため付言をしておくと、このポジショニングは決して新しい概念でも何でもありません。
マーケティングの世界でポジショニングの重要性が説かれたのは、今から40年近くも前の話ですからね。
ただ、現在の私たちを取り巻く環境を考えれば、それが提唱された時以上に重要性が高まっているというのが私の認識です。
なぜなら、世の中に流通している情報量や広告量が膨大なものになっており、それがとどまる気配もないからです。
ご存知の方もいるでしょうが、2007年時には世の中にある情報量が10年前と比較をして410倍になったとの報告がありました。
もちろん、これはネットの普及が主たる要因ですね。
ちなみに2007年というのはスマートフォンが出始めたぐらいの頃です。
その後のスマートフォンやタブレット端末の普及、それに加えてソーシャルネットワークの発達を考えれば、現在の情報流通量はさらに幾何級数的に増えているでしょう。
そして、その傾向は今のところ収まる兆しもありませんね。
これに対して目を向けてほしいのは情報を受け取る側の人間です。
10年や20年といった短い期間で、人間の情報処理能力が飛躍的に向上するでしょうか。
それは土台無理な話ですね。
情報の受け手側である人間の受容量には限りがあるのに、流通量だけが加速度的に増し続けている、それが私たちを取り巻く環境です。
そうなると何が起こるのか、ですね。
これは容易に想像ができると思います。
受け手が処理できずに「ゴミ」として扱われる情報量が増えていくということです。
商品やサービスの提供者側が発するメッセージや広告の大半は、ユーザーのアタマに残りもせずにゴミとして忘却されていくわけです。
提供者側がせっかくお金を投じて何かを伝えようと思っても、それがゴミになる確率がどんどん高まっているのが現状のビジネス環境でしょう。
お金をかけて投じた広告がユーザーのアタマに残るものになるのか、それともゴミになってしまうのか、それを分かつのがポジショニングでもあります。
前述した通り、情報の流通量は今後も増していくでしょうし、そこで埋もれないように企業はさらに懸命になって広告を打つようにもなりますね。
そうなった時になにが重要か、賢明な方はそれでポジショニングの意味合いが分かると思います。
by biz-365
| 2015-04-08 18:56
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