2015年 03月 15日
3月15日(日):防波堤としてのトレーナー |
トレーナーの方はご存知だと思いますが、来月からは食品の機能性表示が始まります。
こちらは健康の維持・増進が期待できることを科学的根拠に基づいて容器包装に表示を可能とする制度です。
もう少し砕けた言い方をすれば従来は栄養素としての表示しか認められていなかったものが、具体的な効能を示せるようになるというものです。
例えば主要成分として「DHA」が入っているものであれば、「血中中性脂肪の気になる方に適しています」といった感じですね。
一昨日まで開催されていた健康博でも、健康食品のエリアではこの機能性表示が可能になる商品は積極的にアピールをしていました。
日本が食品の機能性表示に踏み切ったのはアメリカの実績を見てのことですね。
以前にも記したと思いますが、そのアメリカは機能性表示解禁後にはサプリメントの市場が約2倍に伸長しています。
それだけに日本でも期待がかけられているし、そこを商機と捉えているメーカーも多いでしょう。
ただ、アメリカと日本との大きな違いのひとつには製造におけるクオリティ・管理の問題があります。
アメリカは米国食品医薬品局(FDA)のもと、GMPの制度などがしっかりしています。
補足をしておくとGMPとはGood Manufacturing Practiceの略で、適正製造規範と訳されます。
原料の入庫から製造、出荷にいたる全ての過程において、製品が「安全」に作られ、「一定の品質」が保たれるように定められた規則とシステムのことです。
そのため、サプリメントにおいてもGMP取得工場で製造されているか否かでハッキリとした見分けもできます。
対して日本の場合はアメリカほど製造・品質に関する認証は厳格ではないし、「健康食品でひと設けしてやろう」という企業でも簡単にOEMで商品を作ることができてしまいます。
今回の日本の機能性表示で言うと、事業者は臨床研究結果や論文など表示の科学的根拠を消費者庁に届ければ、審査なしで60日後には販売が可能になります。
論文なんてどうにでもなってしまうことはSTAP細胞の時でも明らかだし、その内容の云々を精査するのではなく届け出のみで販売が可能であれば、玉石混交になることは間違いないでしょう。
「販売後に問題があれば食品の回収や罰則が科されることもある」そうですが、それは裏を返せば問題が顕在化するまではインチキ商品がまかり通るのを許容しているも同じです。
そのような状況になった時に大事なのは、やはりトレーナーですね。
トレーナーやクラブが情報のフィルタリングを行い、その是非を判断してお客さまには良好なものだけを提供していくことが大切になってきます。
誤った情報、誤った商品からお客さまを守るために、トレーナーがその防波堤になることです。
こちらは健康の維持・増進が期待できることを科学的根拠に基づいて容器包装に表示を可能とする制度です。
もう少し砕けた言い方をすれば従来は栄養素としての表示しか認められていなかったものが、具体的な効能を示せるようになるというものです。
例えば主要成分として「DHA」が入っているものであれば、「血中中性脂肪の気になる方に適しています」といった感じですね。
一昨日まで開催されていた健康博でも、健康食品のエリアではこの機能性表示が可能になる商品は積極的にアピールをしていました。
日本が食品の機能性表示に踏み切ったのはアメリカの実績を見てのことですね。
以前にも記したと思いますが、そのアメリカは機能性表示解禁後にはサプリメントの市場が約2倍に伸長しています。
それだけに日本でも期待がかけられているし、そこを商機と捉えているメーカーも多いでしょう。
ただ、アメリカと日本との大きな違いのひとつには製造におけるクオリティ・管理の問題があります。
アメリカは米国食品医薬品局(FDA)のもと、GMPの制度などがしっかりしています。
補足をしておくとGMPとはGood Manufacturing Practiceの略で、適正製造規範と訳されます。
原料の入庫から製造、出荷にいたる全ての過程において、製品が「安全」に作られ、「一定の品質」が保たれるように定められた規則とシステムのことです。
そのため、サプリメントにおいてもGMP取得工場で製造されているか否かでハッキリとした見分けもできます。
対して日本の場合はアメリカほど製造・品質に関する認証は厳格ではないし、「健康食品でひと設けしてやろう」という企業でも簡単にOEMで商品を作ることができてしまいます。
今回の日本の機能性表示で言うと、事業者は臨床研究結果や論文など表示の科学的根拠を消費者庁に届ければ、審査なしで60日後には販売が可能になります。
論文なんてどうにでもなってしまうことはSTAP細胞の時でも明らかだし、その内容の云々を精査するのではなく届け出のみで販売が可能であれば、玉石混交になることは間違いないでしょう。
「販売後に問題があれば食品の回収や罰則が科されることもある」そうですが、それは裏を返せば問題が顕在化するまではインチキ商品がまかり通るのを許容しているも同じです。
そのような状況になった時に大事なのは、やはりトレーナーですね。
トレーナーやクラブが情報のフィルタリングを行い、その是非を判断してお客さまには良好なものだけを提供していくことが大切になってきます。
誤った情報、誤った商品からお客さまを守るために、トレーナーがその防波堤になることです。
by biz-365
| 2015-03-15 10:15
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