2015年 01月 29日
1月29日(木):スマートホテルから見るフィットネスクラブ |
昨日の日経新聞ではハウステンボスが今後展開を進めていくスマートホテルの概要を記した記事がありました。
同記事によればロボットや再生エネルギーなどを用いてホテルの建設・運営コストを下げ、低料金を実現する、というものです。
宿泊料金は1泊7,000円からとしており、予約と料金についてはオークション制を導入していくようですね。
もともとホテルではレベニューマネジメントによって、ホテル側が需要に応じて価格をコントロールしていましたが、これをユーザーと市場原理に委ねてしまおうということですね。
入札を1,000円刻みにしていることから、収益機会の最大化には寄与する面があるように感じます。
前述したようにオペレーション等は自動化・機械化を図り、ホテルで最もコストを要する人件費については従来の3分の1以下だと言います。
具体的な内容については「ホテル内にはチェックイン時の接客ロボット(3台)、コーヒーなどを運ぶサービスロボット(1~2台)、清掃ロボット(数台)などを配備。このほか顔認証システムで本人を自動確認し、かぎを持たずに部屋に出入りできる仕組みをつくり、快適性を高める」としています。
この部分を読んでいて気付く方もいるでしょうが、これらは全てフィットネスクラブで流用可能なものですね。
チェックイン時の接客ロボット、サービスロボット、清掃ロボット、顔認証システム等々。
低価格を担保する仕組みとしてはこのうえなく、有効で確かな手段でしょう。
もっとも、既にクラブを無人化しているところもありますから、低コストなら無人に勝るものはないですが・・・
ただ、これを見て分かる通り、ユーザーへの提供価格を引き下げようと思った時に行われるものの在りようを確実に示しているとは思いますね。
ホテルは典型的な装置産業で、運営のランニングにおける人件費や光熱費を徹底的にスリム化していますが、中核価値である設備に関するものは従来通りでしょう。
つまり、中核価値には当たらない付加価値の乏しい周辺部分を自動化・機械化することで、提供価値に対する低価格という新たな付加価値を伴わせています。
この点は極めて合理的だと言えますね。
装置産業の要素が強い総合型クラブで言えば、このあたりは類似したことが考えられるでしょう。
低価格を売りにしているクラブ、既にスタッフが付加価値をもたらさずにお飾りになっているクラブ、こういったところでは同様な方向に進めていくのもひとつだと思います。
安いものは徹底的に安くという方向に向かうのは間違いないですからね。
また付加価値を伴わない生産性のない存在になってしまったスタッフなどは、いつでも自動化・機械化として置き換え可能な存在になっていくのも確かでしょう。
トレーナーの方々は、どういう方向性の中で自分が仕事をしていきたいのか、自社のクラブのモデルはどこに向かうのか、まずはそういったことを真剣に考えるのが大事ですね。
そのうえで自分に必要なものに磨きをかけていくべきだと思います。
同記事によればロボットや再生エネルギーなどを用いてホテルの建設・運営コストを下げ、低料金を実現する、というものです。
宿泊料金は1泊7,000円からとしており、予約と料金についてはオークション制を導入していくようですね。
もともとホテルではレベニューマネジメントによって、ホテル側が需要に応じて価格をコントロールしていましたが、これをユーザーと市場原理に委ねてしまおうということですね。
入札を1,000円刻みにしていることから、収益機会の最大化には寄与する面があるように感じます。
前述したようにオペレーション等は自動化・機械化を図り、ホテルで最もコストを要する人件費については従来の3分の1以下だと言います。
具体的な内容については「ホテル内にはチェックイン時の接客ロボット(3台)、コーヒーなどを運ぶサービスロボット(1~2台)、清掃ロボット(数台)などを配備。このほか顔認証システムで本人を自動確認し、かぎを持たずに部屋に出入りできる仕組みをつくり、快適性を高める」としています。
この部分を読んでいて気付く方もいるでしょうが、これらは全てフィットネスクラブで流用可能なものですね。
チェックイン時の接客ロボット、サービスロボット、清掃ロボット、顔認証システム等々。
低価格を担保する仕組みとしてはこのうえなく、有効で確かな手段でしょう。
もっとも、既にクラブを無人化しているところもありますから、低コストなら無人に勝るものはないですが・・・
ただ、これを見て分かる通り、ユーザーへの提供価格を引き下げようと思った時に行われるものの在りようを確実に示しているとは思いますね。
ホテルは典型的な装置産業で、運営のランニングにおける人件費や光熱費を徹底的にスリム化していますが、中核価値である設備に関するものは従来通りでしょう。
つまり、中核価値には当たらない付加価値の乏しい周辺部分を自動化・機械化することで、提供価値に対する低価格という新たな付加価値を伴わせています。
この点は極めて合理的だと言えますね。
装置産業の要素が強い総合型クラブで言えば、このあたりは類似したことが考えられるでしょう。
低価格を売りにしているクラブ、既にスタッフが付加価値をもたらさずにお飾りになっているクラブ、こういったところでは同様な方向に進めていくのもひとつだと思います。
安いものは徹底的に安くという方向に向かうのは間違いないですからね。
また付加価値を伴わない生産性のない存在になってしまったスタッフなどは、いつでも自動化・機械化として置き換え可能な存在になっていくのも確かでしょう。
トレーナーの方々は、どういう方向性の中で自分が仕事をしていきたいのか、自社のクラブのモデルはどこに向かうのか、まずはそういったことを真剣に考えるのが大事ですね。
そのうえで自分に必要なものに磨きをかけていくべきだと思います。
by biz-365
| 2015-01-29 08:36
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