2015年 01月 17日
1月17日(土):独自脳の前提にあるべきものは・・・ |
FBL大学における先週のコンテンツは「独自脳」がテーマでした。
これについては社員から私の所へも幾つか質問がありました。
このブログ読者の中にはFBL大学を受講されている方も多いと思いますので、共有までにそこで説明したことの一部を記しておきます。
まず、この独自脳としての「独自」という部分に着目をすると、それは「他にはない」「自分だけの何か」といった意味になります。
この他者との間に「価値ある違い」を生み出すためには、その前提として世の中全般にある基本的な価値観や考え方、構造といったものをまずは自分で理解をしている必要があります。
なぜなら、その土台がないと、そもそも違いをつくることができないからです。
ここはFBL大学を受講されている方しか分からないと思いますが、「赤ペン課題」には「世の中の事象や業界の事象に対して自分なりの見解を示せるか」といった問いがありました。
この場合であれば「自分なりの見解を示せるか」ということの前に、そもそも「そこで生じている事柄を主観のない状態で客観的に説明できるかどうか」です。
例えば、最近のフィットネス業界では小型モデルが広がっています。
大手を含めた企業が、今は数多くそこに参入もしています。
この背景や各企業が意図するものを理路整然と説明できるかどうか、あるいはこのようなモデルのメリット・デメリットを説明できるかどうかです。
また小型でも複数のモデルがあり、それらを何らかの観点で縦軸と横軸を設け、分類することができるか、ですね。
客観的な視点から、こういったものがまずは明確に説明できないと、それに対して「自分なりの見解を示すこと」は難しいでしょう。
もちろん、これはほんの一例に過ぎません。
もっと大きな事象で言えば、「超高齢社会」という日本が抱える社会的問題でも、その背景やそれによって起こりえる種々の問題を自分なりに明確に説明できるかですね。
これが出来なければ、それに伴って生じる機会や脅威を見極めることは難しいし、そのうえでフィットネスクラブとして進むべき道を自分で明示することもできないはずです。
その他、フィットネスクラブにも関係がありそうな事象で言えば「サプリメントの機能性表示」についてですね。
こちらもメリット・デメリットや先行したアメリカの状況など、それらを客観的に説明できるかどうかですね。
こういったものを客観的に明確な説明できてこそ、そこで自分なりに考えを示すことが可能になります。
もし、これらが明確に説明できないとすれば、そういったベースとなる情報量やそれに対する理解が不足していることになります。
「自分なりの見解を示すこと」というのは単純な思い付きのように自分の考えを説明することとは違います。
独自脳によって自分なりの見解を示すというのは「価値ある違いを生み出す」意味での自分の考えを示すことです。
この両者は決定的に異なります。
ここで言う後者のような本当の意味での自分の考えをアウトプットできるようにするには、遠回りに思えるかもしれないし、時間はかかるけど、自分の周辺で生じている様々な事柄について、まず客観的な説明ができる程度の理解を深めていくことです。
これがまずは何よりも大事なベースとしてあるべきですね。
ここまで説明してきた内容は非常に大事なことですが、見落とされがちな点でもあるので、その意味合いを理解してもらえれば幸いです。
これについては社員から私の所へも幾つか質問がありました。
このブログ読者の中にはFBL大学を受講されている方も多いと思いますので、共有までにそこで説明したことの一部を記しておきます。
まず、この独自脳としての「独自」という部分に着目をすると、それは「他にはない」「自分だけの何か」といった意味になります。
この他者との間に「価値ある違い」を生み出すためには、その前提として世の中全般にある基本的な価値観や考え方、構造といったものをまずは自分で理解をしている必要があります。
なぜなら、その土台がないと、そもそも違いをつくることができないからです。
ここはFBL大学を受講されている方しか分からないと思いますが、「赤ペン課題」には「世の中の事象や業界の事象に対して自分なりの見解を示せるか」といった問いがありました。
この場合であれば「自分なりの見解を示せるか」ということの前に、そもそも「そこで生じている事柄を主観のない状態で客観的に説明できるかどうか」です。
例えば、最近のフィットネス業界では小型モデルが広がっています。
大手を含めた企業が、今は数多くそこに参入もしています。
この背景や各企業が意図するものを理路整然と説明できるかどうか、あるいはこのようなモデルのメリット・デメリットを説明できるかどうかです。
また小型でも複数のモデルがあり、それらを何らかの観点で縦軸と横軸を設け、分類することができるか、ですね。
客観的な視点から、こういったものがまずは明確に説明できないと、それに対して「自分なりの見解を示すこと」は難しいでしょう。
もちろん、これはほんの一例に過ぎません。
もっと大きな事象で言えば、「超高齢社会」という日本が抱える社会的問題でも、その背景やそれによって起こりえる種々の問題を自分なりに明確に説明できるかですね。
これが出来なければ、それに伴って生じる機会や脅威を見極めることは難しいし、そのうえでフィットネスクラブとして進むべき道を自分で明示することもできないはずです。
その他、フィットネスクラブにも関係がありそうな事象で言えば「サプリメントの機能性表示」についてですね。
こちらもメリット・デメリットや先行したアメリカの状況など、それらを客観的に説明できるかどうかですね。
こういったものを客観的に明確な説明できてこそ、そこで自分なりに考えを示すことが可能になります。
もし、これらが明確に説明できないとすれば、そういったベースとなる情報量やそれに対する理解が不足していることになります。
「自分なりの見解を示すこと」というのは単純な思い付きのように自分の考えを説明することとは違います。
独自脳によって自分なりの見解を示すというのは「価値ある違いを生み出す」意味での自分の考えを示すことです。
この両者は決定的に異なります。
ここで言う後者のような本当の意味での自分の考えをアウトプットできるようにするには、遠回りに思えるかもしれないし、時間はかかるけど、自分の周辺で生じている様々な事柄について、まず客観的な説明ができる程度の理解を深めていくことです。
これがまずは何よりも大事なベースとしてあるべきですね。
ここまで説明してきた内容は非常に大事なことですが、見落とされがちな点でもあるので、その意味合いを理解してもらえれば幸いです。
by biz-365
| 2015-01-17 23:14
|
Comments(0)