2014年 09月 28日
9月28日(日):健康寿命の1歳延長に向けて |
フィットネス業界関係者であれば政府が健康長寿社会の実現を標榜していることはご存知のことと思います。
それを具現化するために定めたのが健康医療戦略で、そのなかには「2020年までに健康寿命の1歳延長」が目標として明記されています。
2012年の健康寿命については男性が70.42歳、そして女性は73.62歳というのが現状ですね。
関連してこのブログで幾度も記載しているのが、平均寿命から健康寿命を差し引いた以下の数字です。
●男性:(平均寿命79.55歳)-(健康寿命70.42歳)=不健康期間9.13年
●女性:(平均寿命86.30歳)-(健康寿命73.62歳)=不健康期間12.68年
不健康期間というのは勝手な命名ですが、要は人生の晩年に自身のカラダに何らかの不具合・異変を抱えながら生活をする期間を指したものです。
先に記した健康寿命の延長は、裏を返せばこの不健康期間を短縮することになります。
国内全体として目標設定しているのが健康寿命1歳の延長なので、少なくともフィットネスクラブに通って頂いているお客さまに対しては、それ以上の延長をトレーナーが提供しなければ話にならないですね。
フィットネスクラブ等とは無縁で運動習慣を持たない方も含めた国全体の平均値としての1歳延長ですから、これは当然のことでしょう。
フィットネスクラブへ通って頂いているお客さまは日常的な運動習慣を持ち、健康に対する意識も高い方々なので、この方々の健康寿命が大きく伸びて全体を牽引しないことには、平均値としての1歳延長も見えてきませんからね。
平均値の3倍としての3歳延長、5倍の5歳延長、このぐらいは実現していくべき妥当なハードルだと思います。
ちなみに都道府県別に見た健康寿命日本一は静岡県ですが、その背景として挙げているものは以下の点です。
・地場の食材が豊富で食生活が豊か(農林水産物の生産品目数1,143品目(全国トップクラス))
・全国一のお茶の産地で日ごろからお茶をたくさん飲んでいる(緑茶1世帯あたりの年間支出金額及び購入量静岡市全国1位、浜松市全国2位)
・元気に働いている高齢者が多い(高齢者の就業割合全国4位)
・温暖な気候からくる穏やかな県民性
そのうえで健康長寿に向けたキーワードとしては、「食生活」、「運動」、そして「社会参加」の3点を挙げています。
フィットネスクラブの場合は先に挙げたうちの「運動」や「食生活」については、更なる工夫の余地はあるものの、問題なくそれを提供していくことができるでしょう。
「社会参加」については枠組みを整備する必要はありますが、会員制のコミュニティである側面を活かしつつ、地域に根を張っていくべき存在としての理想を具現化していけば、これもまた実現可能なものだと感じます。
そういった諸々を考えれば、フィットネスクラブが健康長寿の推進役にはピタリとハマるものです。
少なくとも自クラブのトレーナーの面々には目の前にある日々の仕事を精一杯やりつつも、より広い枠組みやフィットネスクラブが果たすべき社会的な役割も自覚しつつ、使命感とその醍醐味を感じながら仕事に励んでほしいと思います。
それを具現化するために定めたのが健康医療戦略で、そのなかには「2020年までに健康寿命の1歳延長」が目標として明記されています。
2012年の健康寿命については男性が70.42歳、そして女性は73.62歳というのが現状ですね。
関連してこのブログで幾度も記載しているのが、平均寿命から健康寿命を差し引いた以下の数字です。
●男性:(平均寿命79.55歳)-(健康寿命70.42歳)=不健康期間9.13年
●女性:(平均寿命86.30歳)-(健康寿命73.62歳)=不健康期間12.68年
不健康期間というのは勝手な命名ですが、要は人生の晩年に自身のカラダに何らかの不具合・異変を抱えながら生活をする期間を指したものです。
先に記した健康寿命の延長は、裏を返せばこの不健康期間を短縮することになります。
国内全体として目標設定しているのが健康寿命1歳の延長なので、少なくともフィットネスクラブに通って頂いているお客さまに対しては、それ以上の延長をトレーナーが提供しなければ話にならないですね。
フィットネスクラブ等とは無縁で運動習慣を持たない方も含めた国全体の平均値としての1歳延長ですから、これは当然のことでしょう。
フィットネスクラブへ通って頂いているお客さまは日常的な運動習慣を持ち、健康に対する意識も高い方々なので、この方々の健康寿命が大きく伸びて全体を牽引しないことには、平均値としての1歳延長も見えてきませんからね。
平均値の3倍としての3歳延長、5倍の5歳延長、このぐらいは実現していくべき妥当なハードルだと思います。
ちなみに都道府県別に見た健康寿命日本一は静岡県ですが、その背景として挙げているものは以下の点です。
・地場の食材が豊富で食生活が豊か(農林水産物の生産品目数1,143品目(全国トップクラス))
・全国一のお茶の産地で日ごろからお茶をたくさん飲んでいる(緑茶1世帯あたりの年間支出金額及び購入量静岡市全国1位、浜松市全国2位)
・元気に働いている高齢者が多い(高齢者の就業割合全国4位)
・温暖な気候からくる穏やかな県民性
そのうえで健康長寿に向けたキーワードとしては、「食生活」、「運動」、そして「社会参加」の3点を挙げています。
フィットネスクラブの場合は先に挙げたうちの「運動」や「食生活」については、更なる工夫の余地はあるものの、問題なくそれを提供していくことができるでしょう。
「社会参加」については枠組みを整備する必要はありますが、会員制のコミュニティである側面を活かしつつ、地域に根を張っていくべき存在としての理想を具現化していけば、これもまた実現可能なものだと感じます。
そういった諸々を考えれば、フィットネスクラブが健康長寿の推進役にはピタリとハマるものです。
少なくとも自クラブのトレーナーの面々には目の前にある日々の仕事を精一杯やりつつも、より広い枠組みやフィットネスクラブが果たすべき社会的な役割も自覚しつつ、使命感とその醍醐味を感じながら仕事に励んでほしいと思います。
by biz-365
| 2014-09-28 20:54
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