2014年 05月 15日
5月15日(木):クロームブックの日本上陸は? |
先日の日経産業新聞には「『クロームブック』上陸前夜」と題した記事がありました。
ご存知の方も多いでしょうが、クロームブックとはグーグルのOSであるクロームを搭載したノートパソコンのことですね。
このクロームブックの特徴は文書作成や表計算などの作業はネットに接続して行い、データの保存もクラウドのストレージをメインで使うという考え方ですね。
そのため端末を紛失したり破損してもデータはクラウド上に保管されているので、セキュリティの面では安全性が確保されていると言えます。
そのほかローカルにソフトのインストールやデータ保存をしないこともあって従来のPCよりも起動時間が極端に速いほか、駆動時間も8時間以上となっています。
そして圧倒的な低価格で300ドル(約3万円)という価格設定が大きな魅力ですね。
しかもアマゾン等での実売価格は200ドル程度にもなっているようですから。
その結果はと言えば、以前から販売をされているアメリカではクロームブックがPCやタブレットを含めた新規販売台数でシェアを急拡大させている通りです。
今から6~7年ほど前には5万円前後のネットブックが台頭し、その後のタブレット端末の普及によって廉価なPCは姿を消した経緯がありましたが、このクロームブックが復権させた格好ですね。
以前のネットブックとの違いで言えば単純に性能が向上していることに加え、圧倒的な安さでコストパフォーマンスが大幅に良くなっています。
またネットへの接続環境も従来とは大きく変わり、現在では新幹線移動や飛行機移動でもしていない限りはネットにつながり、高速通信環境下で作業ができるのでクラウドによるストレスもほとんどないでしょう。
タブレット端末よりも安い価格設定もなされているので、何らかのビジネス的な作業を必要とするユーザーには、こちらが選ばれる要素は多分にありますね。
そのようなクロームブックが遅ればせながら、もうすぐ日本にも上陸するだろうといったところです。
日本のメーカーでは自社の既存製品とのカニバリゼーションを懸念して二の足を踏んでいる企業もあるようですが、その結果がどうなるのかはもう見えているでしょう。
それはネットブックやタブレットの市場で起こったことを考えれば分かります。
自社の視点でカニバリゼーションを避けたところで、自社がやらなければ結局のところは他社がやるだけです。
数少ない有望市場では、これは必然ですね。
その帰結として市場を奪われ、PC市場から姿を消したメーカーがあった通りでしょう。
またPCは既にコモディティ化をしてしまったわけで、このようなローエンドの商品とハイスペックな商品の両極にしか活路はないと思います。
加えてハードだけで十分な利幅が得られる状態ではなくなったのだから、ソフトも含めたモデルへの転換も必須でしょう。
そんなメーカー側の苦労をよそに、私たちユーザーにとっては選択肢がひとつ増える有難い状況ですね。
自分の用途に合わせて最適なスペック・価格のものを選び、そのメリットを享受していくのが望ましいと思います。
ご存知の方も多いでしょうが、クロームブックとはグーグルのOSであるクロームを搭載したノートパソコンのことですね。
このクロームブックの特徴は文書作成や表計算などの作業はネットに接続して行い、データの保存もクラウドのストレージをメインで使うという考え方ですね。
そのため端末を紛失したり破損してもデータはクラウド上に保管されているので、セキュリティの面では安全性が確保されていると言えます。
そのほかローカルにソフトのインストールやデータ保存をしないこともあって従来のPCよりも起動時間が極端に速いほか、駆動時間も8時間以上となっています。
そして圧倒的な低価格で300ドル(約3万円)という価格設定が大きな魅力ですね。
しかもアマゾン等での実売価格は200ドル程度にもなっているようですから。
その結果はと言えば、以前から販売をされているアメリカではクロームブックがPCやタブレットを含めた新規販売台数でシェアを急拡大させている通りです。
今から6~7年ほど前には5万円前後のネットブックが台頭し、その後のタブレット端末の普及によって廉価なPCは姿を消した経緯がありましたが、このクロームブックが復権させた格好ですね。
以前のネットブックとの違いで言えば単純に性能が向上していることに加え、圧倒的な安さでコストパフォーマンスが大幅に良くなっています。
またネットへの接続環境も従来とは大きく変わり、現在では新幹線移動や飛行機移動でもしていない限りはネットにつながり、高速通信環境下で作業ができるのでクラウドによるストレスもほとんどないでしょう。
タブレット端末よりも安い価格設定もなされているので、何らかのビジネス的な作業を必要とするユーザーには、こちらが選ばれる要素は多分にありますね。
そのようなクロームブックが遅ればせながら、もうすぐ日本にも上陸するだろうといったところです。
日本のメーカーでは自社の既存製品とのカニバリゼーションを懸念して二の足を踏んでいる企業もあるようですが、その結果がどうなるのかはもう見えているでしょう。
それはネットブックやタブレットの市場で起こったことを考えれば分かります。
自社の視点でカニバリゼーションを避けたところで、自社がやらなければ結局のところは他社がやるだけです。
数少ない有望市場では、これは必然ですね。
その帰結として市場を奪われ、PC市場から姿を消したメーカーがあった通りでしょう。
またPCは既にコモディティ化をしてしまったわけで、このようなローエンドの商品とハイスペックな商品の両極にしか活路はないと思います。
加えてハードだけで十分な利幅が得られる状態ではなくなったのだから、ソフトも含めたモデルへの転換も必須でしょう。
そんなメーカー側の苦労をよそに、私たちユーザーにとっては選択肢がひとつ増える有難い状況ですね。
自分の用途に合わせて最適なスペック・価格のものを選び、そのメリットを享受していくのが望ましいと思います。
by biz-365
| 2014-05-15 20:43
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