2014年 04月 25日
4月25日(金):「時間消費」と「時間短縮」 |
先般の日経新聞には、いま観光列車が増えていることに関する記事がありました。
いわゆるジョイフルトレインというやつですね。
そのなかでも人気を博しているは昨秋に登場したJR九州のクルーズトレイン「ななつ星in九州」でしょう。
今年の11月出発分までは既にチケットが完売していて、その先の分も抽選で当選しなければチケットが購入できないほどの人気ぶりです。
ちなみに3泊4日のコースではもっとも安い部屋でさえ、2名1室あたりの1名料金は43万円と高額です。
それでも前述したような人気ですからね。
先のような「ななつ星」に限らず、時間を楽しむ旅というのは人気があります。
例えば寝台特急のカシオペア。
これは上野と札幌を16時間で結ぶものですね。
また同様な寝台特急で言えばトワイライトエクスプレスもあります。
こちらは大阪と札幌をたしか20時間で結ぶものだったと思います。
どちらも料金は先のななつ星の10分の1ぐらいで手が届きやすいこともあり、これらも人気がありますね。
東京から札幌、大阪から札幌、いずれも飛行機に乗ってしまえば、その10分の1ほどの時間で到着できてしまううえ、運賃も半分ぐらいで行けてしまうでしょう。
利便性や価格だけを考えれば、そのような別の手段があるわけです。
それでも、あえて時間をかけてそのプロセスを味わうことに価値を見出す人が増えているということですね。
もともと電車は人々の生活を便利にして、移動における時間短縮を担うものとして発展してきたわけですが、いまは逆に時間をかけることにも光があてられるようになってきたと言えるでしょう。
これは何事でもそうですが、ある方向に向かって事柄が加速をしていくと、その過程や反動として失われたもの希少性が生じて、価値が生まれることがある通りです。
このような動きは鉄道に限ったものではありませんね。
記事でも少し触れられていましたが、いまは百貨店やショッピングモールも滞在型を志向するようになっています。
売上に直結するものだけではなく、どうやってユーザーの滞在時間を延ばすのかにも焦点が置かれています。
これも時間消費に価値を置くマーケットの状況を反映したものだと思いますね。
その一方で、時間短縮をすることにも大きな需要があります。
本日の日経にも家事代行サービスの市場が持続的に拡大している旨が記されていましたが、これなどは時短の最たる例でしょう。
自分にとっての限られた時間を有効に使うために、可能なものはお金を払ってでもアウトソースをしてしまおう、ということですからね。
ほかにも家事に関するもの、ビジネスに関するものなど、時短をキーワードにした市場も拡大を続けています。
これは読者の皆さま自身を考えてもらえれば分かりますが、この両者は当人の場面や価値観に応じた使い分けがなされているものですね。
ある人がある分野に限っては時間短縮をしたいと考えている裏側で、別な分野についてはそこにかける時間そのものを楽しみたい、といったメリハリです。
このような時間に対して求める両側面の観点をもとに私は一度、フィットネスクラブのなかを棚卸してみるのも良いと思います。
クラブで提供している商品やサービスのなかで、お客さまが出来るだけ時間短縮をしたいと思っているのは何か、その一方でサービスを享受している時間そのものを楽しんでいるものは何か、ですね。
前者に該当するものは徹底して時短に努める努力をし、後者についてはサービスを受けている時間を最大限に楽しめるような配慮を進めていく、そのような使い分けです。
フィットネスクラブも突き詰めていくべきポイントは、まだまだあると思います。
いわゆるジョイフルトレインというやつですね。
そのなかでも人気を博しているは昨秋に登場したJR九州のクルーズトレイン「ななつ星in九州」でしょう。
今年の11月出発分までは既にチケットが完売していて、その先の分も抽選で当選しなければチケットが購入できないほどの人気ぶりです。
ちなみに3泊4日のコースではもっとも安い部屋でさえ、2名1室あたりの1名料金は43万円と高額です。
それでも前述したような人気ですからね。
先のような「ななつ星」に限らず、時間を楽しむ旅というのは人気があります。
例えば寝台特急のカシオペア。
これは上野と札幌を16時間で結ぶものですね。
また同様な寝台特急で言えばトワイライトエクスプレスもあります。
こちらは大阪と札幌をたしか20時間で結ぶものだったと思います。
どちらも料金は先のななつ星の10分の1ぐらいで手が届きやすいこともあり、これらも人気がありますね。
東京から札幌、大阪から札幌、いずれも飛行機に乗ってしまえば、その10分の1ほどの時間で到着できてしまううえ、運賃も半分ぐらいで行けてしまうでしょう。
利便性や価格だけを考えれば、そのような別の手段があるわけです。
それでも、あえて時間をかけてそのプロセスを味わうことに価値を見出す人が増えているということですね。
もともと電車は人々の生活を便利にして、移動における時間短縮を担うものとして発展してきたわけですが、いまは逆に時間をかけることにも光があてられるようになってきたと言えるでしょう。
これは何事でもそうですが、ある方向に向かって事柄が加速をしていくと、その過程や反動として失われたもの希少性が生じて、価値が生まれることがある通りです。
このような動きは鉄道に限ったものではありませんね。
記事でも少し触れられていましたが、いまは百貨店やショッピングモールも滞在型を志向するようになっています。
売上に直結するものだけではなく、どうやってユーザーの滞在時間を延ばすのかにも焦点が置かれています。
これも時間消費に価値を置くマーケットの状況を反映したものだと思いますね。
その一方で、時間短縮をすることにも大きな需要があります。
本日の日経にも家事代行サービスの市場が持続的に拡大している旨が記されていましたが、これなどは時短の最たる例でしょう。
自分にとっての限られた時間を有効に使うために、可能なものはお金を払ってでもアウトソースをしてしまおう、ということですからね。
ほかにも家事に関するもの、ビジネスに関するものなど、時短をキーワードにした市場も拡大を続けています。
これは読者の皆さま自身を考えてもらえれば分かりますが、この両者は当人の場面や価値観に応じた使い分けがなされているものですね。
ある人がある分野に限っては時間短縮をしたいと考えている裏側で、別な分野についてはそこにかける時間そのものを楽しみたい、といったメリハリです。
このような時間に対して求める両側面の観点をもとに私は一度、フィットネスクラブのなかを棚卸してみるのも良いと思います。
クラブで提供している商品やサービスのなかで、お客さまが出来るだけ時間短縮をしたいと思っているのは何か、その一方でサービスを享受している時間そのものを楽しんでいるものは何か、ですね。
前者に該当するものは徹底して時短に努める努力をし、後者についてはサービスを受けている時間を最大限に楽しめるような配慮を進めていく、そのような使い分けです。
フィットネスクラブも突き詰めていくべきポイントは、まだまだあると思います。
by biz-365
| 2014-04-25 21:18
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