2014年 03月 07日
3月7日(金):コト消費におけるリメイク |
今から2ヶ月ほど前のブログでは「『リバイバル』から『リメイク』へ」と題した内容を記しました。
そこで触れたのはリメイク商品化が盛んになりつつある動きについてです。
確認までにその際の文面の一部を以下記載します。
「ここで言うリメイクは商品名が広く認知されているロングセラー商品をベースにして、ターゲットを従来の対象層からずらして商品に手直しをかけて販売をする動きのことです。
その契機となったのは、おそらくネスレが出した「キットカット 大人の甘さ」シリーズあたりからでしょうね。
こちらは従来の商品とは少し違う「ひかえめな甘さと軽やかな食感」をうたってリメイクをした新シリーズでした。
この売れ行きが良かったことから、ロングセラー菓子の大人向けリメイクが一気に加速したように思います。
明治では「大人のきのこの山」「大人のたけのこの里」が、不二家からは「大人のLOOK」が、そしてロッテからは「大人の雪見だいふく」、といった感じですね。
いずれも甘さを抑えたものや、素材にこだわった大人向けのリメイクです。」
(ここまで)
先の文面でこの場面におけるリメイクの定義を記していますが、その中核は「ターゲットを従来の対象層からずらして商品に手直しをかけて販売をする動き」ですね。
以前に例として挙げた商品はいずれも「モノ」ばかりでしたが、このリメイクの動きは「コト」としてのサービスにも広がりが出てきています。
その最も分かりやすい例は「ヤマハ大人の音楽レッスン」でしょう。
最近ではテレビCMも放送されているので、ご存知の方も多いのではないかと思います。
参考までに。
もともとは幼児から小学生を対象にした「ヤマハ音楽教室」が基幹サービスですが、少子化やピアノの普及率が低下したことで顧客基盤が弱くなってきています。
そういった外部環境の変化に対応すべく展開しているのが、この大人の音楽レッスンですね。
これは先に記したリメイクの定義にあった通り、ターゲットを従来の対象層からずらしてサービスに手直しをかけてアプローチをしているわけです。
モノだけではなくコト分野、サービスの領域であってもこのように顧客対象をスライドさせれば新たな顧客創造をすることは出来ますね。
つい先日の日経新聞にはシニア層に向けた留学商品が紹介されていましたが、これも同様な動きの一環として捉えることができるでしょう。
留学といえば従来は学生を対象にしたものがほとんどでしたが、これも新たな顧客創造をするべく顧客対象をスライドさせたものです。
もちろん、その留学のプラン内容はシニア層に見合ったものへカスタマイズをされています。
様々な業界で従来の顧客基盤に陰りが出始めたことが、いまこのような動きを活発化させている要因でしょう。
そのような背景を考えればコト消費におけるリメイクも、これから盛んになっていくと思います。
そこで触れたのはリメイク商品化が盛んになりつつある動きについてです。
確認までにその際の文面の一部を以下記載します。
「ここで言うリメイクは商品名が広く認知されているロングセラー商品をベースにして、ターゲットを従来の対象層からずらして商品に手直しをかけて販売をする動きのことです。
その契機となったのは、おそらくネスレが出した「キットカット 大人の甘さ」シリーズあたりからでしょうね。
こちらは従来の商品とは少し違う「ひかえめな甘さと軽やかな食感」をうたってリメイクをした新シリーズでした。
この売れ行きが良かったことから、ロングセラー菓子の大人向けリメイクが一気に加速したように思います。
明治では「大人のきのこの山」「大人のたけのこの里」が、不二家からは「大人のLOOK」が、そしてロッテからは「大人の雪見だいふく」、といった感じですね。
いずれも甘さを抑えたものや、素材にこだわった大人向けのリメイクです。」
(ここまで)
先の文面でこの場面におけるリメイクの定義を記していますが、その中核は「ターゲットを従来の対象層からずらして商品に手直しをかけて販売をする動き」ですね。
以前に例として挙げた商品はいずれも「モノ」ばかりでしたが、このリメイクの動きは「コト」としてのサービスにも広がりが出てきています。
その最も分かりやすい例は「ヤマハ大人の音楽レッスン」でしょう。
最近ではテレビCMも放送されているので、ご存知の方も多いのではないかと思います。
参考までに。
もともとは幼児から小学生を対象にした「ヤマハ音楽教室」が基幹サービスですが、少子化やピアノの普及率が低下したことで顧客基盤が弱くなってきています。
そういった外部環境の変化に対応すべく展開しているのが、この大人の音楽レッスンですね。
これは先に記したリメイクの定義にあった通り、ターゲットを従来の対象層からずらしてサービスに手直しをかけてアプローチをしているわけです。
モノだけではなくコト分野、サービスの領域であってもこのように顧客対象をスライドさせれば新たな顧客創造をすることは出来ますね。
つい先日の日経新聞にはシニア層に向けた留学商品が紹介されていましたが、これも同様な動きの一環として捉えることができるでしょう。
留学といえば従来は学生を対象にしたものがほとんどでしたが、これも新たな顧客創造をするべく顧客対象をスライドさせたものです。
もちろん、その留学のプラン内容はシニア層に見合ったものへカスタマイズをされています。
様々な業界で従来の顧客基盤に陰りが出始めたことが、いまこのような動きを活発化させている要因でしょう。
そのような背景を考えればコト消費におけるリメイクも、これから盛んになっていくと思います。
by biz-365
| 2014-03-07 19:07
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