2014年 02月 22日
2月22日(土):「ホワイトスペース」+「専用化商品」 |
先般の日経産業新聞にはスポーツ用品メーカーのミズノが、女子専用のサッカースパイクを3月から発売する旨の記事がありました。
これは女子サッカーの競技人口が本格的に増えてきたことを受け、拡大するユーザー層に向けた専用商品開発というマーケティング上のアプローチですね。
2012年度の女子サッカー選手の登録数は2万8,524人となっており、2010年度比で言えば13%増なので目に見えて競技人口が増えているのが分かります。
やはり契機となったのは2011年の女子W杯で「なでしこジャパン」が優勝をしたことでしょうね。
加えて、翌年のロンドン五輪でもなでしこジャパンは銀メダルとなりました。
この盛り上がりを反映するかのように、国内では高校総体(インターハイ)で2012年から女子サッカーが正式種目にもなっていますからね。
これらを受けて確実に裾野は広がっていると思いますね。
私が卒業をした大学でも昨年からは女子のサッカー部が新設され、専用の寮が作られたり、推薦で選手を集めたり、といったことをしていて身の回りでも女子サッカーの拡大を実感しています。
女子の競技人口がこのように増えている一方、国内のサッカー用品市場に目を向けると女性向けの専用商品というのは皆無でした。
つまり、ここにはホワイトスペースがあったわけですね。
スパイクで言えば従来は男性向けのサイズが小さいもの、あるいはジュニア向けの小型商品を使ったり、といった状況だったと思います。
それを今回、ミズノでは女性向けの商品開発を行い、主に機能面とデザイン面での特徴を打ち出しています。
機能面では女性に配慮した軽さ、そしてデザイン面では女性がかわいいと思える色合いなどを採用した商品になっているようです。
このミズノの商品(スパイク)をマーケティングの観点で分解をすれば、「ホワイトスペース」+「専用化商品」といった図式で説明することができるでしょう。
特に状況の変化によって生じた市場、ホワイトスペースに着目しているところがひとつのポイントだと思います。
先の例で言えば、女子の競技人口は増えているけれども、専用商品としての供給がなされていない、追いついていないという状況がそれですね。
社会の状況や市場環境の変化という「動的」なものは、それが動的であるがゆえに揺らぎとして必然的に瞬間瞬間で先のようなホワイトスペースを生み出します。
このような市場を見極め、それに適応した商品やサービスを提供すれば、これもまた顧客創造につながるものですね。
そういった観点でも、視座を高めながら時間軸で物事を捉えることは肝要だと思います。
これは女子サッカーの競技人口が本格的に増えてきたことを受け、拡大するユーザー層に向けた専用商品開発というマーケティング上のアプローチですね。
2012年度の女子サッカー選手の登録数は2万8,524人となっており、2010年度比で言えば13%増なので目に見えて競技人口が増えているのが分かります。
やはり契機となったのは2011年の女子W杯で「なでしこジャパン」が優勝をしたことでしょうね。
加えて、翌年のロンドン五輪でもなでしこジャパンは銀メダルとなりました。
この盛り上がりを反映するかのように、国内では高校総体(インターハイ)で2012年から女子サッカーが正式種目にもなっていますからね。
これらを受けて確実に裾野は広がっていると思いますね。
私が卒業をした大学でも昨年からは女子のサッカー部が新設され、専用の寮が作られたり、推薦で選手を集めたり、といったことをしていて身の回りでも女子サッカーの拡大を実感しています。
女子の競技人口がこのように増えている一方、国内のサッカー用品市場に目を向けると女性向けの専用商品というのは皆無でした。
つまり、ここにはホワイトスペースがあったわけですね。
スパイクで言えば従来は男性向けのサイズが小さいもの、あるいはジュニア向けの小型商品を使ったり、といった状況だったと思います。
それを今回、ミズノでは女性向けの商品開発を行い、主に機能面とデザイン面での特徴を打ち出しています。
機能面では女性に配慮した軽さ、そしてデザイン面では女性がかわいいと思える色合いなどを採用した商品になっているようです。
このミズノの商品(スパイク)をマーケティングの観点で分解をすれば、「ホワイトスペース」+「専用化商品」といった図式で説明することができるでしょう。
特に状況の変化によって生じた市場、ホワイトスペースに着目しているところがひとつのポイントだと思います。
先の例で言えば、女子の競技人口は増えているけれども、専用商品としての供給がなされていない、追いついていないという状況がそれですね。
社会の状況や市場環境の変化という「動的」なものは、それが動的であるがゆえに揺らぎとして必然的に瞬間瞬間で先のようなホワイトスペースを生み出します。
このような市場を見極め、それに適応した商品やサービスを提供すれば、これもまた顧客創造につながるものですね。
そういった観点でも、視座を高めながら時間軸で物事を捉えることは肝要だと思います。
by biz-365
| 2014-02-22 20:58
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