2014年 02月 10日
2月10日(月):価格競争と無縁でいるには・・・ |
先週の日経MJでは「オーダーデジカメ、値崩れ無縁」と題した記事がありました。
ここで紹介されていたのはパナソニックのデジタルカメラ「LUMIX XS1」と、それに付随するサービスについてです。
ご存知のように高解像度のカメラ付き携帯電話、スマートフォンの普及によってコンパクトデジタルカメラの市場規模は縮小を余儀なくされています。
そのため新商品が市場投入をされても、時間経過とともに大きな値引き販売がなされ、値崩れに歯止めがかからないというのが現状です。
そのなかにあって販売開始から1年が経っても発売当初の店頭価格よりも高い定価水準で販売をされているのが前述した「LUMIX XS1」というわけですね。
この商品の際立った特徴は機能面ではなくデザイン面にあります。
例えば映画スターウォーズとコラボレーションをしたデザイン商品はそのひとつでしょう。
http://ec-club.panasonic.jp/mall/open/product/starwars/#lumix
また「カスタムデザインサービス」というサイトを開設して、デジタルカメラなどの商品を自分好みのデザインにカスタマイズできるほか、完全にオリジナルデザインを起こすことも可能になっています。
http://ec-club.panasonic.jp/mall/open/simulator/designcontest/
先のサイトをご覧いただければ分かりますが、この商品のサイトで訴求をしているのは「ここでしか買えない『LUMIX』を」というものです。
ここでしか買えない、というのはイコールで希少性に通じるものですね。
それが冒頭に触れた値崩れ、価格競争とは一線を引いた状態で商品を販売できている理由になります。
この「ここでしか買えない」をどう作るのか、これが最大のポイントです。
先のデジタルカメラの場合であれば、それをデザイン性によって担保をしています。
では、私たちフィットネスクラブの場合はどうでしょうか。
何によって「ここでしか買えない」状態を作りますか。
例えば、まだ「他では解決されていない深刻なニーズをソリューションする」ことによって、「ここでしか買えない」商品を有するクラブにする方法はありますね。
また、他の方法論やクラブよりも確かな成果、短期間での成果といった「確実性」や「スピード」によって、「ここでしか買えない」商品にすることもできるでしょう。
これらは一例で、ほかにも「ここでしか買えない」を作るための方法論は様々です。
もちろん、これを考える際には自社や自クラブのビジョン、クラブの規模やアイテムといった前提となる諸要件を考慮することです。
なぜなら、それを怠ってしまうと売り手都合による論理破綻した絵空事になってしまいますから。
顧客への提供価値を高めつつ、それが自社のモデルにおいて実現可能であることは必須です。
大事なのはリーダー、マネージャーは絶えずこれらの点を考える必要があるということですね。
このようなことを常に考え、それを作るための取り組みをしていなければ、自然と同質化に陥ります。
その先に待っているのは悲惨な価格競争です。
価格競争と無縁でいるためには、そのための取り組みを意識的に続けていくことが大切です。
ここで紹介されていたのはパナソニックのデジタルカメラ「LUMIX XS1」と、それに付随するサービスについてです。
ご存知のように高解像度のカメラ付き携帯電話、スマートフォンの普及によってコンパクトデジタルカメラの市場規模は縮小を余儀なくされています。
そのため新商品が市場投入をされても、時間経過とともに大きな値引き販売がなされ、値崩れに歯止めがかからないというのが現状です。
そのなかにあって販売開始から1年が経っても発売当初の店頭価格よりも高い定価水準で販売をされているのが前述した「LUMIX XS1」というわけですね。
この商品の際立った特徴は機能面ではなくデザイン面にあります。
例えば映画スターウォーズとコラボレーションをしたデザイン商品はそのひとつでしょう。
http://ec-club.panasonic.jp/mall/open/product/starwars/#lumix
また「カスタムデザインサービス」というサイトを開設して、デジタルカメラなどの商品を自分好みのデザインにカスタマイズできるほか、完全にオリジナルデザインを起こすことも可能になっています。
http://ec-club.panasonic.jp/mall/open/simulator/designcontest/
先のサイトをご覧いただければ分かりますが、この商品のサイトで訴求をしているのは「ここでしか買えない『LUMIX』を」というものです。
ここでしか買えない、というのはイコールで希少性に通じるものですね。
それが冒頭に触れた値崩れ、価格競争とは一線を引いた状態で商品を販売できている理由になります。
この「ここでしか買えない」をどう作るのか、これが最大のポイントです。
先のデジタルカメラの場合であれば、それをデザイン性によって担保をしています。
では、私たちフィットネスクラブの場合はどうでしょうか。
何によって「ここでしか買えない」状態を作りますか。
例えば、まだ「他では解決されていない深刻なニーズをソリューションする」ことによって、「ここでしか買えない」商品を有するクラブにする方法はありますね。
また、他の方法論やクラブよりも確かな成果、短期間での成果といった「確実性」や「スピード」によって、「ここでしか買えない」商品にすることもできるでしょう。
これらは一例で、ほかにも「ここでしか買えない」を作るための方法論は様々です。
もちろん、これを考える際には自社や自クラブのビジョン、クラブの規模やアイテムといった前提となる諸要件を考慮することです。
なぜなら、それを怠ってしまうと売り手都合による論理破綻した絵空事になってしまいますから。
顧客への提供価値を高めつつ、それが自社のモデルにおいて実現可能であることは必須です。
大事なのはリーダー、マネージャーは絶えずこれらの点を考える必要があるということですね。
このようなことを常に考え、それを作るための取り組みをしていなければ、自然と同質化に陥ります。
その先に待っているのは悲惨な価格競争です。
価格競争と無縁でいるためには、そのための取り組みを意識的に続けていくことが大切です。
by biz-365
| 2014-02-10 20:23
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