2014年 01月 05日
1月5日(日):若者こそ人間を創るべき |
昨日のブログでは日経ビジネスの稲盛さんと柳井さんの対談を引き合いに出しました。
そのなかでは「生存欲に火がついていない」、「起業家精神や事業欲、自分で生活して家庭を営むんだという人間として本来あるべき欲望」が希薄であるといった言葉が若者に向けられていたと思います。
私もそんな若者の1人ですから、忸怩たる思いがありますね。
昨日も触れましたが、私のような80年代以降に生まれた方々は日本が低位安定している一方、あらゆるものが揃って、しかもデフレの時代でそれが安価に手に入るなかで多くの時間を過ごしてきました。
客観的に見れば欲望は退化しやすい状態だし、何かを欲する飢餓感は生まれにくい環境だったと思います。
加えて、それ以前の世代が経験してきた激動ともいえる種々の社会的要因に比べると、そのような経験が乏しかったこともあり、外的な要因によって社会体制や経済体制、国家、企業、個人の在りよう、自分の思想や哲学といったものを突きつけられることも少なかったでしょう。
体制や組織といったものから生じる矛盾や、それを正そうとする衝動、行動というのも私たちの世代はほとんどなかったですからね。
その意味においては大局観のもとに自ら使命感を確立していく外的な要因が少なかったとは言えると思います。
ただ、これは客観的に世代を比べればそういう状況があったというだけで、若者を必要以上に擁護するつもりもないし、何の言い訳にもならないものです。
そもそも論として、これらは内発的なものとして自ら考えるべきものだからです。
それでも外的な要因が乏しかった以上、そういったことに対して「より自ら意識的にならない限りは、そこに至らない」というのが80年代以降生まれの一般的な在りようではないかと思います。
昨日の話に続いて私が本日言いたいことはこの点に尽きますね。
つまりは意識的にそういった種々のことを考え、自らの使命感を打ち立てたり、信念を太くしていくことが不可欠でしょう。
当たり前のことですが、企業で行われる研修などは実務に直結するものが中心で、こういった人間を形成するもの、土台を築くものに時間を割いてそれをすることはほとんどありません。
前述したこれらについては自分自身ですべきことですね。
本来はこういったものが土台にあってこその職業選択であり、その先の具体的な能力獲得につながる学びですからね。
世界観、歴史観、人間観、人生観、使命感、倫理観など、自分なりの土台、軸をしっかり作っていくことがリーダーにとっては大事な点だと思います。
そのなかでは「生存欲に火がついていない」、「起業家精神や事業欲、自分で生活して家庭を営むんだという人間として本来あるべき欲望」が希薄であるといった言葉が若者に向けられていたと思います。
私もそんな若者の1人ですから、忸怩たる思いがありますね。
昨日も触れましたが、私のような80年代以降に生まれた方々は日本が低位安定している一方、あらゆるものが揃って、しかもデフレの時代でそれが安価に手に入るなかで多くの時間を過ごしてきました。
客観的に見れば欲望は退化しやすい状態だし、何かを欲する飢餓感は生まれにくい環境だったと思います。
加えて、それ以前の世代が経験してきた激動ともいえる種々の社会的要因に比べると、そのような経験が乏しかったこともあり、外的な要因によって社会体制や経済体制、国家、企業、個人の在りよう、自分の思想や哲学といったものを突きつけられることも少なかったでしょう。
体制や組織といったものから生じる矛盾や、それを正そうとする衝動、行動というのも私たちの世代はほとんどなかったですからね。
その意味においては大局観のもとに自ら使命感を確立していく外的な要因が少なかったとは言えると思います。
ただ、これは客観的に世代を比べればそういう状況があったというだけで、若者を必要以上に擁護するつもりもないし、何の言い訳にもならないものです。
そもそも論として、これらは内発的なものとして自ら考えるべきものだからです。
それでも外的な要因が乏しかった以上、そういったことに対して「より自ら意識的にならない限りは、そこに至らない」というのが80年代以降生まれの一般的な在りようではないかと思います。
昨日の話に続いて私が本日言いたいことはこの点に尽きますね。
つまりは意識的にそういった種々のことを考え、自らの使命感を打ち立てたり、信念を太くしていくことが不可欠でしょう。
当たり前のことですが、企業で行われる研修などは実務に直結するものが中心で、こういった人間を形成するもの、土台を築くものに時間を割いてそれをすることはほとんどありません。
前述したこれらについては自分自身ですべきことですね。
本来はこういったものが土台にあってこその職業選択であり、その先の具体的な能力獲得につながる学びですからね。
世界観、歴史観、人間観、人生観、使命感、倫理観など、自分なりの土台、軸をしっかり作っていくことがリーダーにとっては大事な点だと思います。
by biz-365
| 2014-01-05 20:01
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