2013年 11月 15日
11月15日(金):4足歩行で世界記録更新 |
本日はゆるい話を少しばかり。
一昨日の日経新聞文化欄には4足歩行のギネス記録(100m:17秒23)を持っている「いとうけんいち」さんの記事が掲載されていました。
おそらくブログ読者のなかでご覧になった方もいることでしょう。
いとうけんいちさんは人間は両手両脚を使った4足歩行のほうが速く走れるのでは、と4足歩行の可能性を追求する異端とも思える日々を送っている方です。
4足歩行を始めて以降、100mのタイムは毎年約1秒ずつ短縮して現在に至っており、あと数年で「4足歩行で走った方が速い人間になる」とも話をされています。
そのライフワークは実に面白く、4足歩行は毎日3時間ほど練習をしているものの余りに異様な光景からか警察の職務質問を度々受けたり、家では4足歩行で生活をしていると大家さんから「部屋でペットを飼っているのではないか」との疑いを向けられたり。
極めつけは心おきなく4足歩行をしたいと山に入ったら、今度はイノシシと間違えられて猟師に撃たれそうになったという経験まで(笑)
そんないとうけんいちさんの呼びかけ、奔走で実現したのが昨日に行われた「第1回4足歩行100m世界大会」です。
現代の人間における4足歩行、筋肉や関節といったカラダの使い方における可能性がどのようなものか、個人的には大いに興味がありました。
トレーナーの方ならば、この点は理解をしてもらえると思います。
駒沢公園で行われていたのでスケジュールが合えば見に行ってみようかとも思ったのですが、別件があってそれは叶わなかったのでユーチューブで、その模様を見てみました。
興味のある方はご覧ください。
※1分15秒あたりから走るのがいとうけんいちさんです。
結果は16秒87でこれまでのギネス記録だった17秒23から世界記録を更新されました。
4足歩行の場合は2足に比べて低重心になることや、地面との反力を生む接点が倍になるので、2足よりも速く走ることができる利点そのものは存在します。
ただ、人間は進化の過程で2足歩行の生活に適応するような骨格となり、それによって規定される関節可動域、そして筋肉の付き方になっていますからね。
このような2足歩行に適応した現代の人間のカラダは、当然ながら4足で速く走る動物のようには動きません。
そのような制約のなかで、どのようなトレーニングをすれば速くなるのか、どのようなカラダの使い方をすれば4足で速く走れるのかは、興味を惹かれるところですね。
世代を超えた遺伝的な変容のない状態で、現代を生きる人間が4足でどこまで速く走ることができるのか、そのチャレンジを今後も見ていきたいと思います。
トレーナーの方は、「もしあなたがいとうけんいちさんのパーソナルトレーニングを担当するとしたら・・・」との問いを立ててみてはいかがでしょうか。
これまで以上にタイムを縮めるために、どのようなトレーニングを処方しますか?
興味のあるトレーナーの方はシンキングをしてみてください!
一昨日の日経新聞文化欄には4足歩行のギネス記録(100m:17秒23)を持っている「いとうけんいち」さんの記事が掲載されていました。
おそらくブログ読者のなかでご覧になった方もいることでしょう。
いとうけんいちさんは人間は両手両脚を使った4足歩行のほうが速く走れるのでは、と4足歩行の可能性を追求する異端とも思える日々を送っている方です。
4足歩行を始めて以降、100mのタイムは毎年約1秒ずつ短縮して現在に至っており、あと数年で「4足歩行で走った方が速い人間になる」とも話をされています。
そのライフワークは実に面白く、4足歩行は毎日3時間ほど練習をしているものの余りに異様な光景からか警察の職務質問を度々受けたり、家では4足歩行で生活をしていると大家さんから「部屋でペットを飼っているのではないか」との疑いを向けられたり。
極めつけは心おきなく4足歩行をしたいと山に入ったら、今度はイノシシと間違えられて猟師に撃たれそうになったという経験まで(笑)
そんないとうけんいちさんの呼びかけ、奔走で実現したのが昨日に行われた「第1回4足歩行100m世界大会」です。
現代の人間における4足歩行、筋肉や関節といったカラダの使い方における可能性がどのようなものか、個人的には大いに興味がありました。
トレーナーの方ならば、この点は理解をしてもらえると思います。
駒沢公園で行われていたのでスケジュールが合えば見に行ってみようかとも思ったのですが、別件があってそれは叶わなかったのでユーチューブで、その模様を見てみました。
興味のある方はご覧ください。
※1分15秒あたりから走るのがいとうけんいちさんです。
結果は16秒87でこれまでのギネス記録だった17秒23から世界記録を更新されました。
4足歩行の場合は2足に比べて低重心になることや、地面との反力を生む接点が倍になるので、2足よりも速く走ることができる利点そのものは存在します。
ただ、人間は進化の過程で2足歩行の生活に適応するような骨格となり、それによって規定される関節可動域、そして筋肉の付き方になっていますからね。
このような2足歩行に適応した現代の人間のカラダは、当然ながら4足で速く走る動物のようには動きません。
そのような制約のなかで、どのようなトレーニングをすれば速くなるのか、どのようなカラダの使い方をすれば4足で速く走れるのかは、興味を惹かれるところですね。
世代を超えた遺伝的な変容のない状態で、現代を生きる人間が4足でどこまで速く走ることができるのか、そのチャレンジを今後も見ていきたいと思います。
トレーナーの方は、「もしあなたがいとうけんいちさんのパーソナルトレーニングを担当するとしたら・・・」との問いを立ててみてはいかがでしょうか。
これまで以上にタイムを縮めるために、どのようなトレーニングを処方しますか?
興味のあるトレーナーの方はシンキングをしてみてください!
by biz-365
| 2013-11-15 22:17
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