2013年 08月 05日
8月5日(月):ニーズへの着目から始まっている |
先月には「『不』の解消で顧客創造」と題して、ソニーが新たに発売をしたSDカードを取り上げたと思います。
これはパソコンに挿入するだけで、あらかじめ指定したフォルダやファイルを更新するたびに自動でデータを暗号化して、バックアップをする仕組みを持ったもので、パソコン利用者の約半分がバックアップをしていない、との結果を受けての商品開発ですね。
パソコン利用者でバックアップを取らない人というのはデータに対する認識が低いことに加え、それが手間であるとの仮定に基づいて、その不便さを解消するための「自動更新によるバックアップ」機能を盛り込み、新たな需要を喚起しようとしたものでした。
さて、本日はそんなSDカードつながりの内容をお伝えします。
今回取り上げるのはエレコムのSDカードです。
こちらの商品の特徴は「データ復旧サービス付のメモリーカード」であることですね。
■商品サイト
http://www2.elecom.co.jp/data-media/sd/mf-fsdhc4r/
一言でいえば「まさか」の事態を回避、対応してくれるメモリーカードです。
破損や操作ミス、静電気などによって大切なデータが消去されてしまった時でも、安心のデータ復旧サービスが付いているのが売りですね。
しかも1回目の復旧サービスは無償で受けられるようになっています。
そう度々、まさかの事態が起きるわけではありませんから、無償サービスは1回でも十分でしょうね。
もうお分かりだと思いますが、このエレコムのSDカードは単に記録メディアを売るだけではなく、「まさか」や「もしも」に対する「安心」を載せて、一緒に販売をしています。
これはモノを売るだけではなく、その裏側にあるコトにフォーカスをしているわけです。
換言すればニーズから発想していると言えるでしょう。
記録メディアなんて典型的なコモディティの市場なのでいかに安く売るかになってしまいがちですが、そのなかでもニーズに着目して発想をしているから、こういった形が出てくるのだと思います。
先般に取り上げたソニーのSDカードはバックアップのエントリー者向けのニーズを満たすもの、そして今回のエレコムのSDカードはよりデータの重要性を理解したユーザー向けのニーズを満たすものとなっている通りです。
同じSDカードひとつとっても、その違いがハッキリしていますね。
前述した通り、一見するとコモディティな市場であっても、より掘り下げたニーズに着目すれば違いを生み出すことができる点を2つのSDカードは示唆していると思います。
同じSDカードというモノを提供しているけれど、これら2つのSDカードはその裏側にある意図は全くの別物だし、安さだけで押しているSDカードとも違います。
これはフィットネスクラブでも同じことが言えるでしょう。
外から見たときに提供している施設の姿や形は似通ったものでも、そこで提供されているプログラムやサービスの裏側にある意図で、それを全くの別物にすることができますね。
そこでも大事になってくるのは、そのプログラムやサービスが何によって立脚しているかでしょう。
単に形から入っているだけなのか、その裏側にニーズとのヒモ付けや、クラブの方向性や理論による裏付けをもってやっているのか。
これだけで見た目には似たようなものであっても、その先の提供価値が全く違ったものになりますからね。
そういった視点で自クラブが提供しているプログラムやサービスを振り返ってみるのも大切だと思います。
これはパソコンに挿入するだけで、あらかじめ指定したフォルダやファイルを更新するたびに自動でデータを暗号化して、バックアップをする仕組みを持ったもので、パソコン利用者の約半分がバックアップをしていない、との結果を受けての商品開発ですね。
パソコン利用者でバックアップを取らない人というのはデータに対する認識が低いことに加え、それが手間であるとの仮定に基づいて、その不便さを解消するための「自動更新によるバックアップ」機能を盛り込み、新たな需要を喚起しようとしたものでした。
さて、本日はそんなSDカードつながりの内容をお伝えします。
今回取り上げるのはエレコムのSDカードです。
こちらの商品の特徴は「データ復旧サービス付のメモリーカード」であることですね。
■商品サイト
http://www2.elecom.co.jp/data-media/sd/mf-fsdhc4r/
一言でいえば「まさか」の事態を回避、対応してくれるメモリーカードです。
破損や操作ミス、静電気などによって大切なデータが消去されてしまった時でも、安心のデータ復旧サービスが付いているのが売りですね。
しかも1回目の復旧サービスは無償で受けられるようになっています。
そう度々、まさかの事態が起きるわけではありませんから、無償サービスは1回でも十分でしょうね。
もうお分かりだと思いますが、このエレコムのSDカードは単に記録メディアを売るだけではなく、「まさか」や「もしも」に対する「安心」を載せて、一緒に販売をしています。
これはモノを売るだけではなく、その裏側にあるコトにフォーカスをしているわけです。
換言すればニーズから発想していると言えるでしょう。
記録メディアなんて典型的なコモディティの市場なのでいかに安く売るかになってしまいがちですが、そのなかでもニーズに着目して発想をしているから、こういった形が出てくるのだと思います。
先般に取り上げたソニーのSDカードはバックアップのエントリー者向けのニーズを満たすもの、そして今回のエレコムのSDカードはよりデータの重要性を理解したユーザー向けのニーズを満たすものとなっている通りです。
同じSDカードひとつとっても、その違いがハッキリしていますね。
前述した通り、一見するとコモディティな市場であっても、より掘り下げたニーズに着目すれば違いを生み出すことができる点を2つのSDカードは示唆していると思います。
同じSDカードというモノを提供しているけれど、これら2つのSDカードはその裏側にある意図は全くの別物だし、安さだけで押しているSDカードとも違います。
これはフィットネスクラブでも同じことが言えるでしょう。
外から見たときに提供している施設の姿や形は似通ったものでも、そこで提供されているプログラムやサービスの裏側にある意図で、それを全くの別物にすることができますね。
そこでも大事になってくるのは、そのプログラムやサービスが何によって立脚しているかでしょう。
単に形から入っているだけなのか、その裏側にニーズとのヒモ付けや、クラブの方向性や理論による裏付けをもってやっているのか。
これだけで見た目には似たようなものであっても、その先の提供価値が全く違ったものになりますからね。
そういった視点で自クラブが提供しているプログラムやサービスを振り返ってみるのも大切だと思います。
by biz-365
| 2013-08-05 20:18
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