2013年 07月 03日
7月3日(水):環境に甘えない |
先般の会議で社員たちへ話をしたことですが、自分たちの置かれた環境に対して知らず知らず生じている甘えが思考や行動を抑止している感があります。
昨日のブログでは問題解決のテーマとしてゴルフ用品店をピックアップしましたが、こちらは団塊世代の引退等もあって市場規模が5年で10%以上も縮小しています。
急速に市場規模が縮小するなかでは現状維持をするのだって大変なことです。
また子供を顧客層としている市場では少子化のような構造的な問題があって、そのなかで生き残りを図るためにはプレイヤーの各社は必死です。
また日本は既に人口減の局面に入っていますが、人口減は文字通り「人の口が減る」ことであって、1日3回の食事回数が変わらなければ、食の市場は必然的に細っていきます。
ここを生業にしている企業としては、既存市場を深堀することや関連の市場へ進出するなど、常に新たなトライを続けています。
また業種としてはそもそも論で非常に制約も多く、主体的な舵取りが難しい領域もあります。
物流センターなどはその最たる例で、一般的には取り扱う荷物の物量(出荷した個数等)に応じて料金をもらいます。
これは日々の物量・出荷数は荷主側の商品の売れ行きで決まるのであって、自分たちの手が及ばないところです。
つまりは売上に対して主体的なコントロールが出来ないことを意味しています。
利益を出すには「売上」を上げて、「経費」を下げることですが、この両輪のうちのひとつである売上を主体的にコントロール出来ない状況は、それがいかに大変なことかは想像に難くないでしょう。
そのなかでも知恵を出し、汗をかき、利益を伸ばし続けている企業もあります。
対して自分たちはどうかということです。
健康産業という大きな枠組みで見れば間違いなく成長産業であるし、人が生きていくうえで健康は切っても切れないもので、今後もこれらが脇へ追いやられる可能性は少ないと思います。
また限られた商圏での局地戦モデルであり、規模の経済性も働かないから他の産業に比べれば競争環境も変化のスピード非常に緩やかです。
そして、売上も経費も全て主体的にコントロールは可能であるし、マーケットへ直接的に働きかけて入会をしてもらうことも、館内のお客さまへセールスをして売上を立てることも可能です。
そういった意味でマクロで見れば成長産業に位置し、ミクロ的な条件でも非常に恵まれているのがフィットネスクラブでしょう。
顧客を創造する機会は無数にあるし、それらに対して主体的なアクションも自由にできるわけです。
それなのに、前述したような思考や行動に至らないのは、環境や状況に対する甘えだと言わなければなりません。
もっと言えば、目の前にやれること、やるべきことがあるのに、それをしないのは怠慢です。
会員数の増加や増収増益、それ自体は良いことですが、それは満足に値するものではありません。
もっと先にある理念の具現化や地域への貢献、こういったもののために自分の持てるものをどれだけつぎこみ、何を実現したか、大事なのはその部分です。
環境や状況に甘えることなく、そしてもちろん自分に甘えを許すことなく、志のもと一心にたゆまぬ取り組みを続けていくことが自分たちの存在意義だと思います。
昨日のブログでは問題解決のテーマとしてゴルフ用品店をピックアップしましたが、こちらは団塊世代の引退等もあって市場規模が5年で10%以上も縮小しています。
急速に市場規模が縮小するなかでは現状維持をするのだって大変なことです。
また子供を顧客層としている市場では少子化のような構造的な問題があって、そのなかで生き残りを図るためにはプレイヤーの各社は必死です。
また日本は既に人口減の局面に入っていますが、人口減は文字通り「人の口が減る」ことであって、1日3回の食事回数が変わらなければ、食の市場は必然的に細っていきます。
ここを生業にしている企業としては、既存市場を深堀することや関連の市場へ進出するなど、常に新たなトライを続けています。
また業種としてはそもそも論で非常に制約も多く、主体的な舵取りが難しい領域もあります。
物流センターなどはその最たる例で、一般的には取り扱う荷物の物量(出荷した個数等)に応じて料金をもらいます。
これは日々の物量・出荷数は荷主側の商品の売れ行きで決まるのであって、自分たちの手が及ばないところです。
つまりは売上に対して主体的なコントロールが出来ないことを意味しています。
利益を出すには「売上」を上げて、「経費」を下げることですが、この両輪のうちのひとつである売上を主体的にコントロール出来ない状況は、それがいかに大変なことかは想像に難くないでしょう。
そのなかでも知恵を出し、汗をかき、利益を伸ばし続けている企業もあります。
対して自分たちはどうかということです。
健康産業という大きな枠組みで見れば間違いなく成長産業であるし、人が生きていくうえで健康は切っても切れないもので、今後もこれらが脇へ追いやられる可能性は少ないと思います。
また限られた商圏での局地戦モデルであり、規模の経済性も働かないから他の産業に比べれば競争環境も変化のスピード非常に緩やかです。
そして、売上も経費も全て主体的にコントロールは可能であるし、マーケットへ直接的に働きかけて入会をしてもらうことも、館内のお客さまへセールスをして売上を立てることも可能です。
そういった意味でマクロで見れば成長産業に位置し、ミクロ的な条件でも非常に恵まれているのがフィットネスクラブでしょう。
顧客を創造する機会は無数にあるし、それらに対して主体的なアクションも自由にできるわけです。
それなのに、前述したような思考や行動に至らないのは、環境や状況に対する甘えだと言わなければなりません。
もっと言えば、目の前にやれること、やるべきことがあるのに、それをしないのは怠慢です。
会員数の増加や増収増益、それ自体は良いことですが、それは満足に値するものではありません。
もっと先にある理念の具現化や地域への貢献、こういったもののために自分の持てるものをどれだけつぎこみ、何を実現したか、大事なのはその部分です。
環境や状況に甘えることなく、そしてもちろん自分に甘えを許すことなく、志のもと一心にたゆまぬ取り組みを続けていくことが自分たちの存在意義だと思います。
by biz-365
| 2013-07-03 20:57
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