2013年 04月 16日
4月16日(火):単機能商品のポイントとは |
先週の日経新聞には「調理用品 一芸が安心」と題した記事がありました。
内容を要約すると、特定のメニューを簡単に作ることに特化した「一芸」調理用品が、いま人気を集めている旨が記されています。
具体的には次のような感じですね。
・魚用トング
焼き魚や煮魚を崩さずにつかめるよう形を工夫した魚専用のトング
・レンジでうすやきたまご
プレート状の商品に溶き卵を流し、電子レンジにかけるだけで上手に薄焼き卵が作れる商品
・軽量みそマドラー
味噌の分量を簡単に計ることができるスプーン部分とマドラーが一体化した商品
などなど。
このような単機能に特化した商品の良さというのは、その機能性や効果が分かりやすい点にあります。
単機能に絞り込んで、それだけを訴求しているわけですからね。
モノやサービスの購入に際して、ユーザーが自分の得られるベネフィットが鮮明に描けるというのは大事なことでしょう。
その一方で単機能商品のデメリットは、機能を絞り込んでいるだけに汎用性がないことですね。
対象となっている特定の用途以外には使い道がなく、使わない時はただの置き物として場所を占有するだけのモノになってしまう、そんな存在です。
そのため、このような単機能商品を手掛ける場合に注意すべきポイントは以下の点だと言えるでしょう。
・問題の広さ
これはその単機能商品を必要としている潜在的な顧客層がどの程度の大きさとして存在するのか、また利用頻度はどの程度なのか、といったことになります。
・問題の強さ
この単機能商品を使って実現できること、解消できる問題がどれだけユーザーにとって重要であるか、です。
裏を返せば抱えている問題の深刻度であり、それが解消された際に得られる喜びの大きさとも換言できます。
・上記2点に見合った価格設定
問題が広く、問題の強さが深いものを解消できる商品であれば、価格はそれに比例して高値を設定することができます。
その一方で問題は狭く、解消できる程度も小さい単機能商品であれば、価格は低価格になっていきます。
この両者に対してバランスのとれた価格設定がポイントです。
単機能の商品には前述した分かりやすいメリットがありますから、デメリットになる部分を打ち消しつつ、問題の広さや強さ、価格設定のバランスを考慮した商品であれば、これは支持を得ることができるでしょう。
フィットネスクラブでも物販で、あるいは有料プログラムで単機能商品を販売することがあるかと思います。
その際には、このような点をアタマに入れて販売をするのが望ましいですね。
また商品そのものを創っていく場合にも、まずは商品そのものの手段からではなく、問題の広さや強さから発想をしていく、それもまた大事なことだと思います。
内容を要約すると、特定のメニューを簡単に作ることに特化した「一芸」調理用品が、いま人気を集めている旨が記されています。
具体的には次のような感じですね。
・魚用トング
焼き魚や煮魚を崩さずにつかめるよう形を工夫した魚専用のトング
・レンジでうすやきたまご
プレート状の商品に溶き卵を流し、電子レンジにかけるだけで上手に薄焼き卵が作れる商品
・軽量みそマドラー
味噌の分量を簡単に計ることができるスプーン部分とマドラーが一体化した商品
などなど。
このような単機能に特化した商品の良さというのは、その機能性や効果が分かりやすい点にあります。
単機能に絞り込んで、それだけを訴求しているわけですからね。
モノやサービスの購入に際して、ユーザーが自分の得られるベネフィットが鮮明に描けるというのは大事なことでしょう。
その一方で単機能商品のデメリットは、機能を絞り込んでいるだけに汎用性がないことですね。
対象となっている特定の用途以外には使い道がなく、使わない時はただの置き物として場所を占有するだけのモノになってしまう、そんな存在です。
そのため、このような単機能商品を手掛ける場合に注意すべきポイントは以下の点だと言えるでしょう。
・問題の広さ
これはその単機能商品を必要としている潜在的な顧客層がどの程度の大きさとして存在するのか、また利用頻度はどの程度なのか、といったことになります。
・問題の強さ
この単機能商品を使って実現できること、解消できる問題がどれだけユーザーにとって重要であるか、です。
裏を返せば抱えている問題の深刻度であり、それが解消された際に得られる喜びの大きさとも換言できます。
・上記2点に見合った価格設定
問題が広く、問題の強さが深いものを解消できる商品であれば、価格はそれに比例して高値を設定することができます。
その一方で問題は狭く、解消できる程度も小さい単機能商品であれば、価格は低価格になっていきます。
この両者に対してバランスのとれた価格設定がポイントです。
単機能の商品には前述した分かりやすいメリットがありますから、デメリットになる部分を打ち消しつつ、問題の広さや強さ、価格設定のバランスを考慮した商品であれば、これは支持を得ることができるでしょう。
フィットネスクラブでも物販で、あるいは有料プログラムで単機能商品を販売することがあるかと思います。
その際には、このような点をアタマに入れて販売をするのが望ましいですね。
また商品そのものを創っていく場合にも、まずは商品そのものの手段からではなく、問題の広さや強さから発想をしていく、それもまた大事なことだと思います。
by biz-365
| 2013-04-16 20:19
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