2013年 04月 08日
4月8日(月):ヘルシー調理家電からの余談 |
先週末の日経産業新聞にはヘルシー調理家電を取り上げた記事がありました。
代表格はフィリップスの「ノンフライヤー」で、その特徴は「油ナシで揚げものができる」という商品です。
技術的な部分の捕捉をすると、この商品は油で揚げるかわりに最高セ氏200度の熱風を循環させることで、素材全体に熱を行き渡らせて表面はカリカリに、中はジューシーに仕上げます。
セールスポイントはもちろん油を使わないので、いわゆる揚げものを楽しみつつも、脂質の摂取を控えてヘルシーな食事ができる点ですね。
これは大いにニーズがあると思います。
少しばかり話はそれますが、ポテトなどを例にすれば私はマクドナルドのフライドポテトよりも断然、サブウェイのオーブンポテトが良いですね。
サブウェイのポテトは前述した商品と同じように油を使わないですから、一般的なフライドポテトに比べればカロリーは50%OFFになっています。
ハンバーガーチェーンを利用することは極めて稀ですが、サブウェイは別ですね。
「毎日に野菜を挟もう」というコンセプトで非常にヘルシーなメニュー展開をしていて、他のハンバーガーチェーンのそれとは一線を画しています。(ちなみに世界で最も店舗数が多いハンバーガーチェーンはサブウェイです)
これまた全くの余談ですが、私がサブウェイへ行った際はたんぱく質摂取と野菜のバランスから「チーズローストチキンのハニーオーツ、トマトとオニオンを増量でお願いします!」と注文することでルーティン化されています。
いい加減に話しの筋を戻しますが、冒頭に記したようなヘルシー調理家電の台頭は、「外食産業からの家庭移植」というのがひとつの流れになっていると思います。
先のような油を使わないフライヤーもそうですが、その原型はサブウェイに代表されるような外食産業が起点になっているものが大半です。
もちろん調理器具だけではなく、調味料や素材、調理法、飲料なども外食から家庭に流れ込むのは一般的な流れとして、これまでにも幾度もあった事柄です。
タニタ食堂をはじめ、昨今は外食でもヘルシーをコンセプトにした店舗が急増している通りで、それらが家庭移植の起点だと捉えれば合点がいきます。
そのような大きな流れを意識していると、今回のような動きもその一端として理解することができるでしょう。
また、これらを一連の文脈として捉えていると、これからの動きも見えてくる部分があるはずです。
では、このあとに何が起こるのかと言えば、小型化、低価格化、組み込み、といった感じになると思います。
まず小型化ですが、これは手狭なキッチンの単身者にも受け入れられるようにするためです。
モノとして場所をとる場合は機能的には許容されても、スペース的な問題で敬遠されることがありますからね。
それをクリアするための小型化というわけです。
次は低価格化ですが、これはそのままですね。
廉価な商品が出てくることで、一部の限られた世帯ではなく、より多くの利用者を集めるための広がりが生まれます。
この小型化、低価格化までいくと、商品は一気に広がりを見せますね。
最後は組み込みですが、これが定番として受け入れられるようだと、他の家電製品に同種の機能が組み込まれたり、キッチン周りの一部として組み込まれていくことになります。
これは利用者への利便性という意味と、それぞれのメーカーが有用な機能を自社商品に取り込もうとする意味の両面から、そのようになっていくのだと思います。
この辺りは食洗機をイメージしてもらえれば分かりやすいかもしれません。
もともとは外食産業で使用されていた業務用としての食洗機が家庭に移植されるまでのプロセスは、初期の市場投入から小型化、低価格化となり、システムキッチンに組み込まれる存在となって、今では多くの家庭に行き渡っている通りです。
このように目の前で起こっている出来事を、過去に起きた同様な文脈の中に位置付けて捉えてみると、次にどのような流れが生じることになるのか、それがおぼろげながらに見えてきますね。
これが物事を流れや時間軸で捉えることの効用のひとつでしょう。
ヘルシー調理家電から脇道に入った話ですが、前述した思考習慣も大事なことだと思います。
代表格はフィリップスの「ノンフライヤー」で、その特徴は「油ナシで揚げものができる」という商品です。
技術的な部分の捕捉をすると、この商品は油で揚げるかわりに最高セ氏200度の熱風を循環させることで、素材全体に熱を行き渡らせて表面はカリカリに、中はジューシーに仕上げます。
セールスポイントはもちろん油を使わないので、いわゆる揚げものを楽しみつつも、脂質の摂取を控えてヘルシーな食事ができる点ですね。
これは大いにニーズがあると思います。
少しばかり話はそれますが、ポテトなどを例にすれば私はマクドナルドのフライドポテトよりも断然、サブウェイのオーブンポテトが良いですね。
サブウェイのポテトは前述した商品と同じように油を使わないですから、一般的なフライドポテトに比べればカロリーは50%OFFになっています。
ハンバーガーチェーンを利用することは極めて稀ですが、サブウェイは別ですね。
「毎日に野菜を挟もう」というコンセプトで非常にヘルシーなメニュー展開をしていて、他のハンバーガーチェーンのそれとは一線を画しています。(ちなみに世界で最も店舗数が多いハンバーガーチェーンはサブウェイです)
これまた全くの余談ですが、私がサブウェイへ行った際はたんぱく質摂取と野菜のバランスから「チーズローストチキンのハニーオーツ、トマトとオニオンを増量でお願いします!」と注文することでルーティン化されています。
いい加減に話しの筋を戻しますが、冒頭に記したようなヘルシー調理家電の台頭は、「外食産業からの家庭移植」というのがひとつの流れになっていると思います。
先のような油を使わないフライヤーもそうですが、その原型はサブウェイに代表されるような外食産業が起点になっているものが大半です。
もちろん調理器具だけではなく、調味料や素材、調理法、飲料なども外食から家庭に流れ込むのは一般的な流れとして、これまでにも幾度もあった事柄です。
タニタ食堂をはじめ、昨今は外食でもヘルシーをコンセプトにした店舗が急増している通りで、それらが家庭移植の起点だと捉えれば合点がいきます。
そのような大きな流れを意識していると、今回のような動きもその一端として理解することができるでしょう。
また、これらを一連の文脈として捉えていると、これからの動きも見えてくる部分があるはずです。
では、このあとに何が起こるのかと言えば、小型化、低価格化、組み込み、といった感じになると思います。
まず小型化ですが、これは手狭なキッチンの単身者にも受け入れられるようにするためです。
モノとして場所をとる場合は機能的には許容されても、スペース的な問題で敬遠されることがありますからね。
それをクリアするための小型化というわけです。
次は低価格化ですが、これはそのままですね。
廉価な商品が出てくることで、一部の限られた世帯ではなく、より多くの利用者を集めるための広がりが生まれます。
この小型化、低価格化までいくと、商品は一気に広がりを見せますね。
最後は組み込みですが、これが定番として受け入れられるようだと、他の家電製品に同種の機能が組み込まれたり、キッチン周りの一部として組み込まれていくことになります。
これは利用者への利便性という意味と、それぞれのメーカーが有用な機能を自社商品に取り込もうとする意味の両面から、そのようになっていくのだと思います。
この辺りは食洗機をイメージしてもらえれば分かりやすいかもしれません。
もともとは外食産業で使用されていた業務用としての食洗機が家庭に移植されるまでのプロセスは、初期の市場投入から小型化、低価格化となり、システムキッチンに組み込まれる存在となって、今では多くの家庭に行き渡っている通りです。
このように目の前で起こっている出来事を、過去に起きた同様な文脈の中に位置付けて捉えてみると、次にどのような流れが生じることになるのか、それがおぼろげながらに見えてきますね。
これが物事を流れや時間軸で捉えることの効用のひとつでしょう。
ヘルシー調理家電から脇道に入った話ですが、前述した思考習慣も大事なことだと思います。
by biz-365
| 2013-04-08 20:13
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