2013年 03月 30日
3月30日(土):拡大するネットdeフリマ |
このブログでは以前から何度かリサイクル市場の拡大について触れてきました。
その要因としては循環型社会の浸透、平均所得の低下と下方硬直性、消費サイクルの短縮化、日本の住宅における収納事情、断捨離に代表される「捨てる」ことへの理解など、これらの脈絡のひとつとして起きている旨を説明したと思います。
関連して、つい先日の日経新聞には「女子はスマホでフリマ」のタイトルのもと、スマートフォンを介して(「毎日フリマ」などのアプリケーションを使って)フリーマーケットのように洋服や雑貨を個人間で売買できるサービスが人気を集めている、との記事がありました。
これも先に触れた一連の動きと歩調を合わせるものとして起きている事柄だと説明できます。
まずフリーマーケットというのはリサイクル(リユースも含むが便宜上の表現として)におけるひとつの形ですね。
個人が不要になったものをリサイクル店に持ち込んで売る手段のほかに、それを直接的に次なるユーザーに販売するC2Cの形がフリーマーケットの側面です。
だからリサイクル市場が拡大する局面では、当然ながらフリーマーケットにも拡大する余地があるわけです。
そこに絡んでいるのが、ここにきて急増しているC2Cのサイトでしょう。
ECの勃興期に個人がネット上にお店を構えようと思ったら、サイトの制作・デザイン、決済手段の仕組み、集客といったものを自分でやらなければなりませんでした。
それが今となっては個人が簡単にネット上に自分のお店を構えることができるようになっています。
例えば「STORES.jp」などは「最短2分で、驚くほど簡単にオンラインストアがつくれる」とのキャッチで利用者を集めていますが、前述した煩わしい作業一切がパッケージになっていて、しかも無料でそれができる状態です。
このような状況が広がれば、個人にとって不要になったモノを処分する際の選択肢は広がりますね。
リサイクル店に持ち込んだ場合はお店側の言い値で売ることになりますが、フリーマーケットなら売り手である自分で値付けができるし、買い手とのコミュニケーションでそれが決められるほか、相手の顔も見えますからね。
そういった点でもネットを介したC2Cでのフリーマーケットが拡大する素地はあると言えるでしょう。
その他、現在のフリーマーケットを支えるベースは、やはり売りに出される商品の質・状態というものが、かつてのそれとは比べ物にならないぐらい良くなっていることだと思います。
これは何度も伝えていることですが、流行サイクルの短縮化は、新たな商品購入を促す一方で、機能的にはまだ使用に耐えられる状況なのに、情緒的な価値を棄損するものです。
裏を返せば流行サイクルが短縮化するということは、それだけ機能的には十分な価値をもった商品がリサイクル市場・フリーマーケット市場に流れ込むことでもあります。
このようにフリーマーケット市場に出てくる商品のクオリティが高まっていることは、利用者、売買成立件数、流通総額が大きく増加をしている一因ですね。
今後も同様な動きは間違いなく拡大していくでしょう。
その過程では個々人が消費者であると同時に販売者にもなっていく、そのような変化も顕著になると思います。
その要因としては循環型社会の浸透、平均所得の低下と下方硬直性、消費サイクルの短縮化、日本の住宅における収納事情、断捨離に代表される「捨てる」ことへの理解など、これらの脈絡のひとつとして起きている旨を説明したと思います。
関連して、つい先日の日経新聞には「女子はスマホでフリマ」のタイトルのもと、スマートフォンを介して(「毎日フリマ」などのアプリケーションを使って)フリーマーケットのように洋服や雑貨を個人間で売買できるサービスが人気を集めている、との記事がありました。
これも先に触れた一連の動きと歩調を合わせるものとして起きている事柄だと説明できます。
まずフリーマーケットというのはリサイクル(リユースも含むが便宜上の表現として)におけるひとつの形ですね。
個人が不要になったものをリサイクル店に持ち込んで売る手段のほかに、それを直接的に次なるユーザーに販売するC2Cの形がフリーマーケットの側面です。
だからリサイクル市場が拡大する局面では、当然ながらフリーマーケットにも拡大する余地があるわけです。
そこに絡んでいるのが、ここにきて急増しているC2Cのサイトでしょう。
ECの勃興期に個人がネット上にお店を構えようと思ったら、サイトの制作・デザイン、決済手段の仕組み、集客といったものを自分でやらなければなりませんでした。
それが今となっては個人が簡単にネット上に自分のお店を構えることができるようになっています。
例えば「STORES.jp」などは「最短2分で、驚くほど簡単にオンラインストアがつくれる」とのキャッチで利用者を集めていますが、前述した煩わしい作業一切がパッケージになっていて、しかも無料でそれができる状態です。
このような状況が広がれば、個人にとって不要になったモノを処分する際の選択肢は広がりますね。
リサイクル店に持ち込んだ場合はお店側の言い値で売ることになりますが、フリーマーケットなら売り手である自分で値付けができるし、買い手とのコミュニケーションでそれが決められるほか、相手の顔も見えますからね。
そういった点でもネットを介したC2Cでのフリーマーケットが拡大する素地はあると言えるでしょう。
その他、現在のフリーマーケットを支えるベースは、やはり売りに出される商品の質・状態というものが、かつてのそれとは比べ物にならないぐらい良くなっていることだと思います。
これは何度も伝えていることですが、流行サイクルの短縮化は、新たな商品購入を促す一方で、機能的にはまだ使用に耐えられる状況なのに、情緒的な価値を棄損するものです。
裏を返せば流行サイクルが短縮化するということは、それだけ機能的には十分な価値をもった商品がリサイクル市場・フリーマーケット市場に流れ込むことでもあります。
このようにフリーマーケット市場に出てくる商品のクオリティが高まっていることは、利用者、売買成立件数、流通総額が大きく増加をしている一因ですね。
今後も同様な動きは間違いなく拡大していくでしょう。
その過程では個々人が消費者であると同時に販売者にもなっていく、そのような変化も顕著になると思います。
by biz-365
| 2013-03-30 22:48
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