2013年 01月 17日
1月17日(木):どこで、何が起こっているのかを知るのは大事なこと |
ここにきて動画コンテンツの配信サービスにおける競争が一段と激しさを増してきた感がありますね。
特に事業の軸足が異なる異業種間における競争の構図が鮮明です。
一例ではソニーコンピューター・エンタテイメント(SCE)が運営をしているプレイステーションストアは昨日の1月16日にサイトをリニューアルをし、大掛かりなキャンペーンを始めました。
山手線の車内でも積極的に広告展開をしているので、これらを目にされている方もいるでしょう。
家庭用ゲーム機のプレイステーション、携帯型ゲーム機のPSP、さらにはパソコンなどを通じて映画、ドラマ、アニメ、ミュージックビデオなどの配信を強化しつつ、新規利用者を増やすために総額1,000万円分のWEBマネーをプレゼントする、といった展開です。
こういったネット経由のコンテンツ配信の場合、従来の店頭におけるパッケージ型のレンタルに比べると、次のようなメリットがありますね。
・自分が見たいコンテンツで「貸し出し中」の心配がない。(店舗に行って無駄足になることがない)
・返却の必要がない。(うっかり忘れて延滞料金を取られることもない)
・レンタル期間が長い。
※コンテンツの金額は200円~400円が中心の価格帯
もともとはゲームが祖業のSCEですが、現在はこのような方面にも力を入れているということですね。
別なプレイヤーでは、家庭向けにネット経由での動画配信の強化を進めているのがドコモやKDDIなど携帯電話の通信会社です。
先週の新聞でも報道されていましたが、この春にはスマートテレビのサービスを始めることを明示しています。
簡単に説明すると、現状で両社がスマートフォン向けに展開している定額の動画配信サービスを、家庭のテレビでも利用できる形にする、といったものですね。
これは家庭にある既存のテレビのHDMI端子にスティック型の小型機器を差し込むだけで、あとは無線LANさえあれば簡単にサービス利用が受けられる形になっています。
利用料としては現状のスマートフォン向けに展開しているのと同じ定額での月500円程度ということですから、割安感はありますね。(コンテンツに新作が少ないという指摘はありますが)
その他、ネット経由の動画配信の専業で言えば「Hulu(フール―)」がメジャーなところでしょう。
こちらも定額制で月額の利用料は980円です。
2週間無料のお試しをフロントエンドにテレビCMも展開していますから、ご存知の方も多いのではないかと思います。
あとは私も利用していますが、JCOMに代表されるケーブルテレビもそのプレイヤーのひとつですね。
こちらは月額の利用料が4,000円程度ですから、前述したプレイヤーとの競争が激しくなると少し魅力は薄れていきますね。
私は段階的に利用料が下がっていくのではないかと思っています。(そうでないと勝負にならない)
もう少し広義にネット経由にこだわらない動画コンテンツビジネスの観点で言えば、従来から存在しているリアル店舗でのレンタルショップ、そして宅配レンタルなどもありますね。
ここまで軽く触れただけでも、ゲーム会社、通信会社、ネット会社、ケーブルテレビ会社、リアルのレンタル店舗を持つ会社など、それぞれ事業の軸足が異なる会社間での異業種競争に発展しています。
誰もが情報端末を持ち、いつでも、どこからでもアクセスできるネット社会が広がり、さらにはデジタル化が進行したことで、このような異業種競争が至るところで生じるのが現在の環境ですね。
特にデジタルに置き換え可能な領域では、よりその傾向が強まっていると思います。
一方、私たちフィットネス業界はデジタルへの置き換えは簡単にできないものですから、この点については良いのですが、広義の健康市場は数少ない有望市場であるがゆえ、参入プレイヤーが増えているのが現実です。
先の動画コンテンツにおける異業種競争を対岸の火事として捉えるのではなく、どこで、何が起こっているのかを意識することは、自分たちの防衛力を高めるための大事な観点だと思います。
特に事業の軸足が異なる異業種間における競争の構図が鮮明です。
一例ではソニーコンピューター・エンタテイメント(SCE)が運営をしているプレイステーションストアは昨日の1月16日にサイトをリニューアルをし、大掛かりなキャンペーンを始めました。
山手線の車内でも積極的に広告展開をしているので、これらを目にされている方もいるでしょう。
家庭用ゲーム機のプレイステーション、携帯型ゲーム機のPSP、さらにはパソコンなどを通じて映画、ドラマ、アニメ、ミュージックビデオなどの配信を強化しつつ、新規利用者を増やすために総額1,000万円分のWEBマネーをプレゼントする、といった展開です。
こういったネット経由のコンテンツ配信の場合、従来の店頭におけるパッケージ型のレンタルに比べると、次のようなメリットがありますね。
・自分が見たいコンテンツで「貸し出し中」の心配がない。(店舗に行って無駄足になることがない)
・返却の必要がない。(うっかり忘れて延滞料金を取られることもない)
・レンタル期間が長い。
※コンテンツの金額は200円~400円が中心の価格帯
もともとはゲームが祖業のSCEですが、現在はこのような方面にも力を入れているということですね。
別なプレイヤーでは、家庭向けにネット経由での動画配信の強化を進めているのがドコモやKDDIなど携帯電話の通信会社です。
先週の新聞でも報道されていましたが、この春にはスマートテレビのサービスを始めることを明示しています。
簡単に説明すると、現状で両社がスマートフォン向けに展開している定額の動画配信サービスを、家庭のテレビでも利用できる形にする、といったものですね。
これは家庭にある既存のテレビのHDMI端子にスティック型の小型機器を差し込むだけで、あとは無線LANさえあれば簡単にサービス利用が受けられる形になっています。
利用料としては現状のスマートフォン向けに展開しているのと同じ定額での月500円程度ということですから、割安感はありますね。(コンテンツに新作が少ないという指摘はありますが)
その他、ネット経由の動画配信の専業で言えば「Hulu(フール―)」がメジャーなところでしょう。
こちらも定額制で月額の利用料は980円です。
2週間無料のお試しをフロントエンドにテレビCMも展開していますから、ご存知の方も多いのではないかと思います。
あとは私も利用していますが、JCOMに代表されるケーブルテレビもそのプレイヤーのひとつですね。
こちらは月額の利用料が4,000円程度ですから、前述したプレイヤーとの競争が激しくなると少し魅力は薄れていきますね。
私は段階的に利用料が下がっていくのではないかと思っています。(そうでないと勝負にならない)
もう少し広義にネット経由にこだわらない動画コンテンツビジネスの観点で言えば、従来から存在しているリアル店舗でのレンタルショップ、そして宅配レンタルなどもありますね。
ここまで軽く触れただけでも、ゲーム会社、通信会社、ネット会社、ケーブルテレビ会社、リアルのレンタル店舗を持つ会社など、それぞれ事業の軸足が異なる会社間での異業種競争に発展しています。
誰もが情報端末を持ち、いつでも、どこからでもアクセスできるネット社会が広がり、さらにはデジタル化が進行したことで、このような異業種競争が至るところで生じるのが現在の環境ですね。
特にデジタルに置き換え可能な領域では、よりその傾向が強まっていると思います。
一方、私たちフィットネス業界はデジタルへの置き換えは簡単にできないものですから、この点については良いのですが、広義の健康市場は数少ない有望市場であるがゆえ、参入プレイヤーが増えているのが現実です。
先の動画コンテンツにおける異業種競争を対岸の火事として捉えるのではなく、どこで、何が起こっているのかを意識することは、自分たちの防衛力を高めるための大事な観点だと思います。
by biz-365
| 2013-01-17 20:14
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