2013年 01月 08日
1月8日(火):「論理」のまとめ |
昨日のブログでは帰納法的な例題をピックアップしてみましたが、トライをしてもらえたでしょうか?
ちなみに例題は「コーラを飲むと骨が溶ける(※骨にマイナス影響がある)」という俗説について、主張の正当性を担保するために、省かれている論理の部分を説明してください、というものですね。
フィットネス業界の現場に身を置くトレーナーなら栄養学のこともアタマに入っているでしょうから、これは朝飯前のレベルということで、あえて解説をするのはやめておきます。
もし自分で納得性のある論理を展開することができなければ、改めて栄養学の本などを開いて再確認をしたうえで、自分で論理構築をしてみると良いでしょう。
断片情報から論理を構築するのは、まさしく論理的思考そのものですからね。
この数日間は論理というものにフォーカスをしてみましたが、これらはもともと人間が後天的に獲得するものですから、意図してトレーニングをすれば習熟可能なものです。
問題はそういった能力が必要だと自覚をしているかどうか、そしてそれを獲得するための努力をするかどうかですね。
本日のブログでひとまず論理を掘り下げたものは一区切りにしようと考えていますので(読者からの強い要望があれば継続を検討しますが(笑))、最後は論理というものの再確認をして終えようと思います。
まず論理とは何かと問われれば自分が発する主張、つまり結論と呼ぶべきものと、その根拠をつなぐもの、それが論理だと説明をした通りです。
この論理を別なものに例えて言うなら「橋」のようなイメージです。
レインボーブリッジとは港区の芝浦とお台場を結ぶ吊り橋です。
仮に芝浦からお台場方向へ向かうとすれば、ゴールである結論は橋の終着点であるお台場であり、根拠となるスタート地点は芝浦です。
そして、両者をつないで橋渡しをしているレインボーブリッジそのものが、言わば論理に該当する、といった感じでしょうか。
このような橋をイメージすれば分かりやすいと思いますが、スタート地点(根拠)とゴール地点(結論)だけで、それをつなぐ橋の部分がなければ、向こう側へ渡ることはできません。
この状態をビジネスに置き換えれば、ゴールに到達することができないのと同じなのだから、「成立しない」思考になっていることが理解できるはずです。
また、自分なりの主張(結論)だけがあって、その根拠となるべきものがなければ、そこに橋は掛かりませんから、これも「成立しない」思考だと言えるでしょう。
これらを踏まえて考えていくと、論理的な思考とは始発点と終着点、その間に掛かる橋という3点がセットになっていること、つまりは結論と根拠と、それをつなぐ論理の3点が備わっている必要があると換言できるかもしれません。
前述した3点のうち、会議などビジネス上の場面で多く見受けられるのは、結論と根拠をつなげる論理、橋と呼ぶべきものが欠けていることです。
本日の会議でも、そのような場面があったばかりです。
そんな論理構造のなかで、客観的な正しさを担保することができる論理展開は、この何日間かで説明をした帰納法と演繹法というわけです。
帰納法とは複数の要素から共通項を見出し、それらの状況から解を得るという観察的、あるいは洞察的とも言える論理展開ですね。
一方の演繹法は「AはBである」、そして「BはCである」、よって「AはCである」といった形の、いわゆる「三段論法」とも呼ばれる論理展開のことです。
この論理や橋の部分は誰もが納得できるような結論を得るために、客観的な正しさを担保する役割を果たすものですから、絶対に省いたり、それ無くすことはできません。
論理というものは「会社という組織で仕事をする」うえで不可欠ですし、「周囲と協働して進める」うえでも必要です。
何より絶対的な解が存在しないビジネスの世界で「結果を出す」ためには、なくてはならない能力です。
自分にとっては縁遠いとか、苦手だからと忌避しないで、こういったビジネスの根幹をなす能力を磨き続けていくことが大事だと思います。
ちなみに例題は「コーラを飲むと骨が溶ける(※骨にマイナス影響がある)」という俗説について、主張の正当性を担保するために、省かれている論理の部分を説明してください、というものですね。
フィットネス業界の現場に身を置くトレーナーなら栄養学のこともアタマに入っているでしょうから、これは朝飯前のレベルということで、あえて解説をするのはやめておきます。
もし自分で納得性のある論理を展開することができなければ、改めて栄養学の本などを開いて再確認をしたうえで、自分で論理構築をしてみると良いでしょう。
断片情報から論理を構築するのは、まさしく論理的思考そのものですからね。
この数日間は論理というものにフォーカスをしてみましたが、これらはもともと人間が後天的に獲得するものですから、意図してトレーニングをすれば習熟可能なものです。
問題はそういった能力が必要だと自覚をしているかどうか、そしてそれを獲得するための努力をするかどうかですね。
本日のブログでひとまず論理を掘り下げたものは一区切りにしようと考えていますので(読者からの強い要望があれば継続を検討しますが(笑))、最後は論理というものの再確認をして終えようと思います。
まず論理とは何かと問われれば自分が発する主張、つまり結論と呼ぶべきものと、その根拠をつなぐもの、それが論理だと説明をした通りです。
この論理を別なものに例えて言うなら「橋」のようなイメージです。
レインボーブリッジとは港区の芝浦とお台場を結ぶ吊り橋です。
仮に芝浦からお台場方向へ向かうとすれば、ゴールである結論は橋の終着点であるお台場であり、根拠となるスタート地点は芝浦です。
そして、両者をつないで橋渡しをしているレインボーブリッジそのものが、言わば論理に該当する、といった感じでしょうか。
このような橋をイメージすれば分かりやすいと思いますが、スタート地点(根拠)とゴール地点(結論)だけで、それをつなぐ橋の部分がなければ、向こう側へ渡ることはできません。
この状態をビジネスに置き換えれば、ゴールに到達することができないのと同じなのだから、「成立しない」思考になっていることが理解できるはずです。
また、自分なりの主張(結論)だけがあって、その根拠となるべきものがなければ、そこに橋は掛かりませんから、これも「成立しない」思考だと言えるでしょう。
これらを踏まえて考えていくと、論理的な思考とは始発点と終着点、その間に掛かる橋という3点がセットになっていること、つまりは結論と根拠と、それをつなぐ論理の3点が備わっている必要があると換言できるかもしれません。
前述した3点のうち、会議などビジネス上の場面で多く見受けられるのは、結論と根拠をつなげる論理、橋と呼ぶべきものが欠けていることです。
本日の会議でも、そのような場面があったばかりです。
そんな論理構造のなかで、客観的な正しさを担保することができる論理展開は、この何日間かで説明をした帰納法と演繹法というわけです。
帰納法とは複数の要素から共通項を見出し、それらの状況から解を得るという観察的、あるいは洞察的とも言える論理展開ですね。
一方の演繹法は「AはBである」、そして「BはCである」、よって「AはCである」といった形の、いわゆる「三段論法」とも呼ばれる論理展開のことです。
この論理や橋の部分は誰もが納得できるような結論を得るために、客観的な正しさを担保する役割を果たすものですから、絶対に省いたり、それ無くすことはできません。
論理というものは「会社という組織で仕事をする」うえで不可欠ですし、「周囲と協働して進める」うえでも必要です。
何より絶対的な解が存在しないビジネスの世界で「結果を出す」ためには、なくてはならない能力です。
自分にとっては縁遠いとか、苦手だからと忌避しないで、こういったビジネスの根幹をなす能力を磨き続けていくことが大事だと思います。
by biz-365
| 2013-01-08 22:46
|
Comments(0)