2012年 12月 23日
12月23日(日):生活ハブとしての複合リサイクル業態 |
今からちょうど1年前のブログでは、ブックオフコーポレーションの「ブックオフ スーパーバザー」業態に関する内容を記載しました。
このスーパーバザー業態というのは、従来のブックオフで中心となっていた書籍やCD、DVDはもちろんですが、取扱品目はスポーツ用品、ベビー用品、衣料品、生活雑貨、家電製品、楽器、ブランド品など多岐にわたるもので、ブックオフコーポレーションが出店戦略の中心に据えている大型複合業態です。
そんなスーパーバザー業態が最近になり自宅近くにオープンしたこともあって足を運んでみましたが、なかなかの盛況ぶりでしたね。
オープンして間もない状況ですから、それなりの賑わいがあるのは当たり前ですが、店舗が入っているビルのポテンシャル、近隣商業施設などとの競争状況を考慮すれば、悪くない立ち上がりのように感じました。
店舗を見る限りでは商品のラインナップも固定化せず、地域に応じたものにしているように見受けられましたね。
特にスポーツ用品では湘南エリアらしく、サーフボードやウエットスーツなどの商品点数が多くなっていました。
海に面していない地域や気候が涼しい地域では、絶対にこういうラインナップにはなりませんからね。
ベースのモデルを作りつつ、商品のラインナップは地域の特性に応じて微調整をする、そんな感じなのだと思います。
近年、小売りでは成長が鈍化していますが、中古品販売をしているリサイクル市場(リユースも含みますが、便宜上リサイクルとしています)は、拡大の一途を続けています。
その要因としては循環型社会が浸透してきたこと、平均所得の低下と下方硬直性が強まっている現状、さらには流行サイクルの短縮化といった、様々なものが絡んでの状況だと思います。
特に流行サイクルの短縮化は、新たな商品販売を促す一方で、機能的にはまだ使用に耐えられる状況なのに、情緒的な価値を棄損するものです。
つまり裏を返せば流行サイクルが短縮化するということは、それだけ機能的には十分な価値をもった商品がリサイクル市場に流れ込むことでもあります。
これはリサイクル市場のユーザー側にとっては魅力が増すことを意味するものですからね。
かつてのリサイクルショップなんかとは、そこに並んでいる商品のクオリティは明らかに違う状況になっていますね。
リサイクルショップの良いところは商品を購入する人の来店だけではなく、商品を売ろうとする人の来店もあるところです。
しかも、このスーパーバザー業態では扱っている品目が多岐にわたっていますから、それらの商品群に対する「売り」と「買い」を目的とした来店が生まれます。
そういった意味ではハブになる機能を持っていますから、このあたりを上手く活用していくことがポイントではないかと感じますね。
中古品の売買についても、今後は「CtoC」のWEB空間との競争になっていくことが想定されますが、それに見劣りしない十分に魅力あるリアル店舗を作っていくことはできると思います。
このような業態が生活者にとってのひとつのハブになっていくことができれば面白いですね。
このスーパーバザー業態というのは、従来のブックオフで中心となっていた書籍やCD、DVDはもちろんですが、取扱品目はスポーツ用品、ベビー用品、衣料品、生活雑貨、家電製品、楽器、ブランド品など多岐にわたるもので、ブックオフコーポレーションが出店戦略の中心に据えている大型複合業態です。
そんなスーパーバザー業態が最近になり自宅近くにオープンしたこともあって足を運んでみましたが、なかなかの盛況ぶりでしたね。
オープンして間もない状況ですから、それなりの賑わいがあるのは当たり前ですが、店舗が入っているビルのポテンシャル、近隣商業施設などとの競争状況を考慮すれば、悪くない立ち上がりのように感じました。
店舗を見る限りでは商品のラインナップも固定化せず、地域に応じたものにしているように見受けられましたね。
特にスポーツ用品では湘南エリアらしく、サーフボードやウエットスーツなどの商品点数が多くなっていました。
海に面していない地域や気候が涼しい地域では、絶対にこういうラインナップにはなりませんからね。
ベースのモデルを作りつつ、商品のラインナップは地域の特性に応じて微調整をする、そんな感じなのだと思います。
近年、小売りでは成長が鈍化していますが、中古品販売をしているリサイクル市場(リユースも含みますが、便宜上リサイクルとしています)は、拡大の一途を続けています。
その要因としては循環型社会が浸透してきたこと、平均所得の低下と下方硬直性が強まっている現状、さらには流行サイクルの短縮化といった、様々なものが絡んでの状況だと思います。
特に流行サイクルの短縮化は、新たな商品販売を促す一方で、機能的にはまだ使用に耐えられる状況なのに、情緒的な価値を棄損するものです。
つまり裏を返せば流行サイクルが短縮化するということは、それだけ機能的には十分な価値をもった商品がリサイクル市場に流れ込むことでもあります。
これはリサイクル市場のユーザー側にとっては魅力が増すことを意味するものですからね。
かつてのリサイクルショップなんかとは、そこに並んでいる商品のクオリティは明らかに違う状況になっていますね。
リサイクルショップの良いところは商品を購入する人の来店だけではなく、商品を売ろうとする人の来店もあるところです。
しかも、このスーパーバザー業態では扱っている品目が多岐にわたっていますから、それらの商品群に対する「売り」と「買い」を目的とした来店が生まれます。
そういった意味ではハブになる機能を持っていますから、このあたりを上手く活用していくことがポイントではないかと感じますね。
中古品の売買についても、今後は「CtoC」のWEB空間との競争になっていくことが想定されますが、それに見劣りしない十分に魅力あるリアル店舗を作っていくことはできると思います。
このような業態が生活者にとってのひとつのハブになっていくことができれば面白いですね。
by biz-365
| 2012-12-23 22:53
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