2012年 07月 18日
7月18日(水):スマートTVでの異業種競争 |
数日前にはKDDIがスマートTVへの参入を表明しましたが、この市場への参入プレイヤーが増えてきました。
今後、広がっていくであろうことが目されているスマートTVは、簡単に言えばパソコンと同等のOS搭載とネットワーク接続によって、様々な用途を可能にするテレビですね。
用途の例としてはネット経由で映画や音楽のダウンロード、スマートフォンで行っているゲームやSNS利用、情報検索といったものに加え、家庭内の家電製品の制御といったものなどが可能になるイメージです。
スマートTVはこのような状況になりますから、必然的にテレビとパソコンの境界はなくなり、両商品を扱っていたプレイヤーをはじめ、通信会社やIT企業などが、それぞれ好機と捉えて参入をしている状況でしょう。
これは以前にも記した異業種競争の典型ですね。
参入プレイヤーの既存業種が多岐にわたることもあって、参入の形というものも、それに応じて様々です。
というのも、それぞれのプレイヤーが自分の既存事業に立脚した形で、この機会を得ようとしているからですね。
今回のKDDIであれば、ケーブルTV会社と連携し、いま使っているテレビにアンドロイドのOSを搭載した専用端末を取り付けることで、既存のTVをスマートTV化する、といった形です。
このように既存のTVをスマートTV化するものは、新たにテレビの買い替えをする必要がありませんから、利用者としては手軽さがあるでしょう。
先に記した専用端末はKDDIが展開している「au」のスマートフォンと同じOSなので、同様のアプリケーションを使うことができるようになり、一例では月590円で映画が見放題になる定額配信サービスなどが、TVで楽しめるようになるとのことです。
こうやって自社の既存事業との相乗効果が出せるようなものも狙っているわけですね。
また、このように既存のTVをスマートTV化する領域では、今から約半年前に紹介をした家庭用OS開発をしているアドバンスト・コミュニケーションズが提供する「SSTVメディアプレーヤー」といったものもあります。
これはTVのHDMI端子に差し込むだけで、現在自宅で使用しているTVを簡単にスマートTV化できる商品ですから、何といっても手軽さがあります。
昨年の地デジ化に際してもTV自体を買い替えずに、安価な地デジチューナーで対応をしたフィットネスクラブが大半だったことからも分かる通り、この手軽さと価格による切り替えはニーズがあるでしょう。
その他には、従来のTVメーカーがいて、日本勢ならソニーやパナソニック、世界市場を席巻する韓国勢のサムスンやLG電子が、最終製品としてこの領域を手掛けている状況ですね。
加えて、アップルがこのスマートTV市場に参入するであろうことは、かねてから囁かれていますから、本当に様々なプレイヤーが入り乱れての競争になると思います。
同時に、これらの領域が普及をしてくると、ライフスタイルや消費行動も在りようも変わってきますから、その変化に伴って新たな異業種競争に発展することは必至です。
先の例で言えば、KDDIがTVで定額の映画見放題をやれば、DVDレンタルやネットレンタル、ケーブルテレビのオンデマンドなど、様々なプレイヤーと競合することになるでしょう。
また、こういったプレイヤーが激しい価格競争を嫌気して、新たな事業を模索して新規事業へと参入すれば、それはそれで新たな異業種競争の始まりを意味することですからね。
今はまだ序章ですが、これから異業種競争が激しさを増すとともに、様々な変化が否応なく訪れることになると思います。
今後、広がっていくであろうことが目されているスマートTVは、簡単に言えばパソコンと同等のOS搭載とネットワーク接続によって、様々な用途を可能にするテレビですね。
用途の例としてはネット経由で映画や音楽のダウンロード、スマートフォンで行っているゲームやSNS利用、情報検索といったものに加え、家庭内の家電製品の制御といったものなどが可能になるイメージです。
スマートTVはこのような状況になりますから、必然的にテレビとパソコンの境界はなくなり、両商品を扱っていたプレイヤーをはじめ、通信会社やIT企業などが、それぞれ好機と捉えて参入をしている状況でしょう。
これは以前にも記した異業種競争の典型ですね。
参入プレイヤーの既存業種が多岐にわたることもあって、参入の形というものも、それに応じて様々です。
というのも、それぞれのプレイヤーが自分の既存事業に立脚した形で、この機会を得ようとしているからですね。
今回のKDDIであれば、ケーブルTV会社と連携し、いま使っているテレビにアンドロイドのOSを搭載した専用端末を取り付けることで、既存のTVをスマートTV化する、といった形です。
このように既存のTVをスマートTV化するものは、新たにテレビの買い替えをする必要がありませんから、利用者としては手軽さがあるでしょう。
先に記した専用端末はKDDIが展開している「au」のスマートフォンと同じOSなので、同様のアプリケーションを使うことができるようになり、一例では月590円で映画が見放題になる定額配信サービスなどが、TVで楽しめるようになるとのことです。
こうやって自社の既存事業との相乗効果が出せるようなものも狙っているわけですね。
また、このように既存のTVをスマートTV化する領域では、今から約半年前に紹介をした家庭用OS開発をしているアドバンスト・コミュニケーションズが提供する「SSTVメディアプレーヤー」といったものもあります。
これはTVのHDMI端子に差し込むだけで、現在自宅で使用しているTVを簡単にスマートTV化できる商品ですから、何といっても手軽さがあります。
昨年の地デジ化に際してもTV自体を買い替えずに、安価な地デジチューナーで対応をしたフィットネスクラブが大半だったことからも分かる通り、この手軽さと価格による切り替えはニーズがあるでしょう。
その他には、従来のTVメーカーがいて、日本勢ならソニーやパナソニック、世界市場を席巻する韓国勢のサムスンやLG電子が、最終製品としてこの領域を手掛けている状況ですね。
加えて、アップルがこのスマートTV市場に参入するであろうことは、かねてから囁かれていますから、本当に様々なプレイヤーが入り乱れての競争になると思います。
同時に、これらの領域が普及をしてくると、ライフスタイルや消費行動も在りようも変わってきますから、その変化に伴って新たな異業種競争に発展することは必至です。
先の例で言えば、KDDIがTVで定額の映画見放題をやれば、DVDレンタルやネットレンタル、ケーブルテレビのオンデマンドなど、様々なプレイヤーと競合することになるでしょう。
また、こういったプレイヤーが激しい価格競争を嫌気して、新たな事業を模索して新規事業へと参入すれば、それはそれで新たな異業種競争の始まりを意味することですからね。
今はまだ序章ですが、これから異業種競争が激しさを増すとともに、様々な変化が否応なく訪れることになると思います。
by biz-365
| 2012-07-18 23:55
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