2012年 07月 15日
7月15日(日):懐かしの「名作」で小さく稼ぐ |
このブログやメルマガでは、何度か「リバイバル」といったキーワードを取り上げてきました。
最近は飲料、お菓子、マンガ、映画などなど、事例には事欠かないほどリバイバル全盛の時代になっていますね。
念のため、以前に定義をしたリバイバルについて触れておくと、それは「社内の経営資源を再点検して、過去に顧客からの支持を集めた武器になる商品をもう一度使ってアプローチをすること」ですね。
ちょうど一昨日の日経MJにも、これに関連した記事がありました。
それはシネマコンプレックス最大手のTOHOシネマズが「バック・トゥ・ザ・シアター」と題して、1980~90年代の名作映画を定期上映するという新サービスです。
上映は平日の夜と休日の朝を予定しており、料金は1,000円均一のようですね。
最近の映画館はデジタル化が進んでいるので、過去の作品のフィルムをデジタル加工したうえで、上映するとのことです。
また記事内では、これに先立って6月に80年代の名作を試験的に上映したところ、2日間で想定の2倍の観客動員であったことから、一定のニーズがあると見込んで定期上映に踏み切ったとの説明がなされていました。
実績が示している通り、これには一定のニーズはあるでしょうね。
「懐かしさ」から、もう一度観てみようとか、「面白かった」から、もう一度観てみたい、あるいは「観たいとは思っていたけど、見逃していた」から今度こそは、など様々な動機づけがあると思いますから。
そして名作で固定ファンを持つ作品であれば、新規獲得のための大規模な広告宣伝をしなくても集客が見込めますから、収益率の点でもメリットはありますね。
まあ、「懐かしの●●」というのは、映画に限らず一定の需要を掘り起こせますね。
商業施設内にある「懐かしの駄菓子横丁」なんて、思いのほか賑わっていますし、限定数で製作した復刻版の時計なども完売するのが良い例でしょう。
ちなみに、以前に映画をリバイバルとして取り上げた際は、スターウォーズやタイタニック、ジュラシックパークなど「3Dリメイク」をしての上映が主だったのですが、今回はそのままの形での上映ですね(デジタル化で画質は良くなると思いますが)。
「3D化」をするためには、やはりコストがネックになっていましたからね。
その点、デジタル化であれば、3D化ほどのコストにはならないで済むようですから、トライをするにあたっても身軽に動けるところなのでしょう。
上映回数も限られていますから、これが売上の柱となるようなものではありませんが、新作などの売上を補完する機能や、年齢層の高い客層を呼び込むきっかけにはなるでしょう。
懐かしの名作で小さく稼ぐ、そんなアクションだと思います。
最近は飲料、お菓子、マンガ、映画などなど、事例には事欠かないほどリバイバル全盛の時代になっていますね。
念のため、以前に定義をしたリバイバルについて触れておくと、それは「社内の経営資源を再点検して、過去に顧客からの支持を集めた武器になる商品をもう一度使ってアプローチをすること」ですね。
ちょうど一昨日の日経MJにも、これに関連した記事がありました。
それはシネマコンプレックス最大手のTOHOシネマズが「バック・トゥ・ザ・シアター」と題して、1980~90年代の名作映画を定期上映するという新サービスです。
上映は平日の夜と休日の朝を予定しており、料金は1,000円均一のようですね。
最近の映画館はデジタル化が進んでいるので、過去の作品のフィルムをデジタル加工したうえで、上映するとのことです。
また記事内では、これに先立って6月に80年代の名作を試験的に上映したところ、2日間で想定の2倍の観客動員であったことから、一定のニーズがあると見込んで定期上映に踏み切ったとの説明がなされていました。
実績が示している通り、これには一定のニーズはあるでしょうね。
「懐かしさ」から、もう一度観てみようとか、「面白かった」から、もう一度観てみたい、あるいは「観たいとは思っていたけど、見逃していた」から今度こそは、など様々な動機づけがあると思いますから。
そして名作で固定ファンを持つ作品であれば、新規獲得のための大規模な広告宣伝をしなくても集客が見込めますから、収益率の点でもメリットはありますね。
まあ、「懐かしの●●」というのは、映画に限らず一定の需要を掘り起こせますね。
商業施設内にある「懐かしの駄菓子横丁」なんて、思いのほか賑わっていますし、限定数で製作した復刻版の時計なども完売するのが良い例でしょう。
ちなみに、以前に映画をリバイバルとして取り上げた際は、スターウォーズやタイタニック、ジュラシックパークなど「3Dリメイク」をしての上映が主だったのですが、今回はそのままの形での上映ですね(デジタル化で画質は良くなると思いますが)。
「3D化」をするためには、やはりコストがネックになっていましたからね。
その点、デジタル化であれば、3D化ほどのコストにはならないで済むようですから、トライをするにあたっても身軽に動けるところなのでしょう。
上映回数も限られていますから、これが売上の柱となるようなものではありませんが、新作などの売上を補完する機能や、年齢層の高い客層を呼び込むきっかけにはなるでしょう。
懐かしの名作で小さく稼ぐ、そんなアクションだと思います。
by biz-365
| 2012-07-15 20:06
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