2012年 04月 25日
4月25日(水):アウトレット施設からのシンキング |
本日はタイトルにある通り、問題解決ネタをお届けしようと思います。
これまでは家庭用ゲーム機市場やガソリンスタンド市場、映画市場、私立大学、家電量販店市場、オフィスビル市場、居酒屋チェーン、ホテル業界、焼き肉店、百貨店、そしてレジャー施設といったものを取りあげてきました。
こうやって見ていくと、結構ありますね。
これだけでも10以上の例題がありますからね、毎回のように自身のアタマで真剣に考え、思考のオールアウトをしていれば、少しはシナプスが形成されて問題解決思考の萌芽も出てくるかもしれません。
さて、今回はアウトレット市場を題材としてピックアップしてみます。
今月13日には千葉県木更津市に三井不動産が国内最大級のアウトレット施設をオープンさせました。
オープン前後には報道番組でも数多く取り上げられていましたから、読者の皆さまもご記憶のことと思います。
そんなアウトレット施設ですが、今年の新規開業はこの1施設のみで、来年もアウトレット市場の双頭であるチェルシージャパンが開業予定の1施設だけとなっています。
現在、国内のアウトレット施設は39施設で市場規模としては約6,000億円ということですが、新規開業数の伸びが鈍化したことで、市場規模の伸びも並んで鈍化という状態ですね。
このように新規開業数が鈍化してきた背景のひとつは、業種を超えた競争が激化してきた点にあります。
ここ数年で商品ラインナップや割引幅の大きなECサイトが非常に充実をしてきました。
若年層向けの「ゾゾタウン」はその典型ですし、アマゾンもブランド品などを割引価格で扱う姉妹サイト「javari」に力を入れている通りです。
また、百貨店も売上確保のためにシーズン商品を需要期にセールをするようになっており、今となっては欲しいものが割引価格で購入できるのが当たり前になっている感があります。
かつてのセールは売れ残ったシーズン商品をさばくために割引販売をしていたのですが・・・。
さらに言えば、アウトレットの当初の機能というのは、セール等でも売れ残ってしまったシーズン商品やブランド商品を一般市場とは異なるルートで処理するためにあったものです。
それが今となっては大元の販売チャネルである百貨店がシーズン商品を率先して割引販売している一方、はじめからアウトレット向けの商品が企画されていたりと、アウトレットのそもそもの役割が不明瞭になってきた点も見受けられますね。
ちなみに、日本のアウトレット1号店が開業したのは今から約20年前の1993年ですね。
東武東上線ふじみ野駅の「アウトレットモール・リズム」がその走りでした。
ただ、そんな1号店が昨年6月に閉鎖となったことも、ひとつの転換期の象徴と言えるかもしれません。(東上線は大学時代からよく利用していたので、前述した1号店には私も何度か足を運んだことがありました)
それでは、ここからはシンキングですね。
「もし、皆さまがアウトレット施設の営業責任者だったら」というのが今回の前提です。
少し不明瞭になってきたアウトレットの存在意義を今後に向けてどう再定義をしていくのか、また現在の状況を打開していくためにはどのような方策を考えるでしょうか。
ぜひシンキングへトライをしてみてください。
それでは、また!
これまでは家庭用ゲーム機市場やガソリンスタンド市場、映画市場、私立大学、家電量販店市場、オフィスビル市場、居酒屋チェーン、ホテル業界、焼き肉店、百貨店、そしてレジャー施設といったものを取りあげてきました。
こうやって見ていくと、結構ありますね。
これだけでも10以上の例題がありますからね、毎回のように自身のアタマで真剣に考え、思考のオールアウトをしていれば、少しはシナプスが形成されて問題解決思考の萌芽も出てくるかもしれません。
さて、今回はアウトレット市場を題材としてピックアップしてみます。
今月13日には千葉県木更津市に三井不動産が国内最大級のアウトレット施設をオープンさせました。
オープン前後には報道番組でも数多く取り上げられていましたから、読者の皆さまもご記憶のことと思います。
そんなアウトレット施設ですが、今年の新規開業はこの1施設のみで、来年もアウトレット市場の双頭であるチェルシージャパンが開業予定の1施設だけとなっています。
現在、国内のアウトレット施設は39施設で市場規模としては約6,000億円ということですが、新規開業数の伸びが鈍化したことで、市場規模の伸びも並んで鈍化という状態ですね。
このように新規開業数が鈍化してきた背景のひとつは、業種を超えた競争が激化してきた点にあります。
ここ数年で商品ラインナップや割引幅の大きなECサイトが非常に充実をしてきました。
若年層向けの「ゾゾタウン」はその典型ですし、アマゾンもブランド品などを割引価格で扱う姉妹サイト「javari」に力を入れている通りです。
また、百貨店も売上確保のためにシーズン商品を需要期にセールをするようになっており、今となっては欲しいものが割引価格で購入できるのが当たり前になっている感があります。
かつてのセールは売れ残ったシーズン商品をさばくために割引販売をしていたのですが・・・。
さらに言えば、アウトレットの当初の機能というのは、セール等でも売れ残ってしまったシーズン商品やブランド商品を一般市場とは異なるルートで処理するためにあったものです。
それが今となっては大元の販売チャネルである百貨店がシーズン商品を率先して割引販売している一方、はじめからアウトレット向けの商品が企画されていたりと、アウトレットのそもそもの役割が不明瞭になってきた点も見受けられますね。
ちなみに、日本のアウトレット1号店が開業したのは今から約20年前の1993年ですね。
東武東上線ふじみ野駅の「アウトレットモール・リズム」がその走りでした。
ただ、そんな1号店が昨年6月に閉鎖となったことも、ひとつの転換期の象徴と言えるかもしれません。(東上線は大学時代からよく利用していたので、前述した1号店には私も何度か足を運んだことがありました)
それでは、ここからはシンキングですね。
「もし、皆さまがアウトレット施設の営業責任者だったら」というのが今回の前提です。
少し不明瞭になってきたアウトレットの存在意義を今後に向けてどう再定義をしていくのか、また現在の状況を打開していくためにはどのような方策を考えるでしょうか。
ぜひシンキングへトライをしてみてください。
それでは、また!
by biz-365
| 2012-04-25 21:37
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